『お日様に赤プレスマン』
掲載日:2026/02/05
ある旅人が山の中を旅して、一軒家を見つけて、宿をとった。夕餉の後、何とはなしに畑のあたりを散歩していると、ホオズキが実っていたので、一つとって口に入れてなめていると、一軒家の主人も起きてきて、その様子を見ると、大変なことをしてくれた、罰が当たる、と大騒ぎするので、どういうことか尋ねると、主人は、お日様は、毎日、東から昇って西に沈むが、夜の間は、この村のホオズキになってお休みになる。それを食べてしまうとは、と言いながら、天を仰いだり、柱に頭を打ちつけたり、井戸に飛び込むまねをしたりしていたので、自分の口の中にあるホオズキがお日様だなどということを信じたわけではなかったが、主人に合わせたほうがいいかと思って、村の鎮守様に赤プレスマンを奉納して反省した体を整えた。翌朝、ちゃんとお日様が昇ったので、ばかばかしくなって出立した。
教訓:後から思うと、これがこの村の収入源なのかもしれない。




