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Draft Off  作者: わかこ
6/12

ありがとう

時間感覚はあるのだろうか。


いきなり思い立ってここに着たのが10時頃、

もう1時間半はたっただろうか、少しお腹が減ってきた。

お腹がならないといいのだが。


ふと点滴に目を向け、末梢静脈栄養(PPN)であることを確認する。

どうせ彼女は気がつくだろう。


「事故から5日が経過しています・・・

 僕はお腹が空いてきました。

 もうすぐ12時ですけど、全粥からですかね?」


・・・


「普通に今日の夜からおもゆがでるはずです。」


詳しいんだな。


・・・


「初めてあった私に、ここまでしてくださって、

 ありがとうございます。気にせず食事に行ってください。

 少し考え事をしたいのもあるので・・・」


「すいません、では、ゆっくり食事に行かせてもらいます。

 戻ってきてもいいですよね?」


「是非、お願いします。」



病院を出て、現場の交差点にマクドナルドがあったことを思いだす。

確か、反対側は小学校だ。


口の中が、ハンバーガーになった。

ちょっと歩くが1kmもない、ここまで1時間近く歩いたんだ、

彼女もゆっくりしたほうがいいだろう。


駅の近くまで歩くと、記憶通りにマクドナルドがある、

しかし反対車線にモスバーガーがある、考えるまもなくモスに向かう。


12時半、混んでいるが、座席は5席空いていた。

並んでいたのは2人なので、店内で食べることができそうだ。


いつもはモスの菜摘なつみソイモス野菜なのだが、

期間限定のフォカッチャサンドに心がなびき、

アイスコーヒーのLを単品で注文し、水をお願いする。

モスのアイスコーヒーは僕には濃すぎる。


780円を支払い、ここは窓側がないので、

奥のテーブルに番号札をてたて、ようやくマスクを外し、


携帯を出した。


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