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Draft Off  作者: わかこ
11/12

おねえちゃん

刑事課に戻って鈴木さんを呼び出した。


鈴木さんは思い出したかのようにビニールに入った

トライアスロンスーツを持ってきていた。


刑事課だから白い手袋かと思いきや、

「まだ、空けていないんだよね」と、素手でそのまま取り出した、


おおぅ、事件扱いではないと確信しているのかね・・・


「これポッケが裏地にあるかも知れませんよ」


「うーん、ないなぁ」


「あ、腰の横に大きなボタンホールみたいなのがあるでしょ」


「おー、ちっさなポッケやなぁ・・・、カード出てきた」


ガチョーン、記憶喪失ミステリーにまではならんかったか、


「J-WESTのJCBカード、珍しいねぇ・・・

 YUKO TAKAKI 、あぁじゃあ、たかきゆうこ さん な訳だ」


なんともぼんやりとした反応をする警察官なんだろう。


携帯電話番号の件については、話をすると、

すぐに鈴木さんが電話してくれるらしい。


「一緒にデスクまできて貰っていい?」


「はい」


緊張はしない、什器が長年大切につかわれているのが分かる、

別の意味での雰囲気がある。


直ぐに電話をかけ始める、電話機は新しい、スピーカーボタンがある。

呼び出し音までの感じで、どこの携帯会社が予想がつく。

2回コールで女性がでた、警察からの電話は知らないから、

すぐには取らないのが普通なのだが、


すぐに「おねえちゃん?」と声がする


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