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089 勇者ハルト

 


 その時のオレは、「やった!」と同時に「やっちまった…」という感情でめちゃくちゃだった。


 喜びと焦りだ。


 異世界とかマジでテンションあがった。

 ずっと抱えていた中二だったし。


 現実に辟易していて、「異世界行けたらなー」とかずっと現実逃避に考えていたことだ。

 だから喚ばれたのかも知れない。


 他人を巻き込んで。


 しかも一番巻き込んだらダメなやつを巻き込んでしまっている。


 セージだ。


 召喚主のおっさん達とクラスの女子達がオハナシアイしている間、恐る恐るセージを見ると、既に色々察している風にテンションがダダ下がっているのが見て取れた。セージは意外と状況把握能力が高い。


 あぁ、これはヤバい。


 そんな考えが過り、ついでにセージの奥隣にいたマモルと目が合う。


 マモルもオレ同様の考えだったらしく、焦り気味にセージを見ていた。

 よく見ればクラスの女子達もチラホラとセージの顔色をうかがっている風でもある。



 何故ほとんどのやつがセージの顔色をうかがうか。


 それはコイツがイカレているからだ。

 セージは度を超えたマザコンでシスコンだ。


 セージの中ではセージ母とセージ妹以外はその他大勢。

 一応“親友”であるはずのオレとマモルでさえ、いなきゃいないで構わないというスタンス。世界に母と妹だけいればいいけど、母と妹が不自由しない程度に他人も生きていればいいんじゃないかなとか考えているっぽい。


 ぶっちゃけ酷い。


 セージ的には母妹が「自分がボッチだと心配するので最低限友達づきあいしている」という他人に強気な姿勢だ。


 そんなスタンスだから、昔はそれでいじめにもあっていた。それをセージは甘んじて…いや、平然と受け止め…いや、受け流して過ごしていたが、そのいじめがエスカレートして母親や妹のことを出された瞬間にブチギレた。


 そのブチギレ方が凶悪で、いじめっ子やセージの母親や妹へ心ない言葉を掛けたり危害を加えようとしていた相手の家庭や家族を社会的に破滅させるという恐ろしい手口でやり返していた。

 それも自分が100パーセント被害者というスタンスを崩さないままに。


 そんな経緯もあり、周囲は恐怖でセージへ当たり障りない態度を取るようになる。

 しかしセージの家族の事さえ言わなければセージは付き合いやすいやつだった。惰性で友人づきあいされているとわかっていても、マザコンでシスコンだからしょうがないと思えば、友人の一人として考えるのなら打算的で楽な相手だった。



 そんなセージが、母親と妹のいない世界に来てしまった。


 正直「この世界終わったな」と思った。

 元の世界に戻れない可能性があるならオレ達はこの世界で生きていかなければならない。


 けどセージが自棄(ヤケ)を起こして滅亡に追い込んだら…?


 たぶん、召喚されたクラスメイトのほとんどがその事に気付いたんだろう。

 オレ達はセージ以外瞬時に一致団結した。


 セージが余計な事を考えないように、自分たち主導で何とかしようと決めた。

 同時に帰る方法も探す。



 ・・・・・・・・・・



 なんとか召喚主の下から離れることに成功。

 自分たちの状態も把握。


 ステータスがあって、スキルがあって魔法もある世界。


 ステータスがあるとわかってから予想として、セージは名前的に賢者系の職業だろうと思ったが違った。

 コイツに持たしても意味ないだろってスキルをゲットしていた。


 聖女スキル。


 笑って誤魔化したが、オレとマモルは気が気じゃなかった。

 家族にしか興味ないセージが他人を癒すなんてするか?


 一応友達づきあいしているオレ達に対しては、頼めばその能力を渋々ながら使ってくれるかもしれないけど、少なくとも他人を対象とした慈善活動はしないと思う。

 もしこの世界の神様がいて、セージにあえてこのスキルを与えたのだとしたら、この世界の神様は人類を滅ぼそうとしているのだろうか?


 けど同時に、セージのスキル内容を見てホッとした面もある。


 ぱっと見た限りでは攻撃系の魔法が一切なかった。

 これにはオレもだがマモルも一安心。


 今すぐ世界が終わることはないだろう。

 この安心をクラスの女子達にも分けてあげたい。


 そう思っていたらセージが、スマホが使える事を教えてくれたので、さっそくチャットを作って皆と情報を共有。


 とりあえずみんな安心したようだ。


 セージさえおとなしくさせておけばオレ達は動きやすくなる。

 セージには基本、何もさせない事にした。

 レベルやスキルが存在するような世界なら、何かの拍子にセージに攻撃系のスキルが芽生えかねないし。


 それに対人に関しては恐ろしく強いセージに、対人は任せてはいけない。

 絶望に任せて一言目で相手の心を折りかねない。

 この世界の住人の為には、オレかマモルがファーストコンタクト要員にならなければ。

 セージ主導だとどんなきっかけでこの世界が破滅していくか分からないからな。


 まずは全員で帰る手段を探す。

 残りたいやつはここに残れば良いんだ。

 とりあえずセージだけでも元の世界にかえす方法を見つけなければ。



 ・・・・・・・・・・



 仕方ないことだが、奴隷を購入。

 早速セージのスキルで奴隷を治癒。


 セージの治癒スキルはいっそグロいほどに物凄い効果だった。




 一応奴隷の必要性を理解しているようで、セージは自ら進んで回復スキルを使ってくれた。

 けど、自ら進んで奴隷と関わろうとはしないようで、この先が思いやられる。


 奴隷たちは思った以上にオレたちに好意的だった。

 その好意もセージには全く響かなかったけど。

 響くどころかドン引きしてたけど。



 奴隷を買った夜。

 セージが寝た隙に奴隷たちには改めて、念押ししてセージの取り扱い方を説明した。


「あいつには当たらず障らず距離を保ってくれ。あとできればあいつの視線で察して口助けしてやってくれ。普段のセージは自称口下手なんだ。難しい事を言っているのはわかる」


「あの、セージ様は高貴な御方なのでしょうか?」


 オレが契約した奴隷のマーニが、青い顔をしながら質問。少し震えているようにも見える。

 失礼な態度を取ってしまったとでも思っているのかもしれない。


「いや。全然」


「そ、そうですか…」


 ホッと小さく息を吐くマーニだったが、ここで安心されても困る。


「それ以上に扱いに困るんだよ。脅しみたいになるけど、まともに生活したかったらセージだけは怒らせてはいけない」


 世界の破滅がかかっているからな。


「セージ様は偉大なる回復術師様ッスから、ご機嫌をとらなければならない事はわかるッスけど、なにか理由があるんスか?」


 シロネはそれこそセージの契約奴隷だからこの辺はしっかり聞いておきたいところだろう。


「“ご機嫌取り”的な事は必要ないよ。むしろ不必要に話しかけないで、セージが困っていそうな時だけ助けてあげてほしーんだ」


「マモルの言う通り。でもそれが一番難しいんだけどさ。あとできればシロネにはセージの対人に対する盾になってほしい」


「肉壁は望むところっス」


 ナニソレ、異世界人の思考怖いんですけど。と一瞬シロネの発言にドン引きする。けど、ここはドン引きしている場合ではない。

 きちんと話のすり合わせはしておかないと、後々に影響するからな。


「いや、肉壁とかセージ本気でドン引きするからそれはマジやめて」


「肉壁じゃなくて、他人との窓口だね。代弁係っての?セージの代わりにしゃべるっていうか」


「セージ様の代わりにしゃべるってことっスか?人としゃべるのが苦手なご様子だってのは薄々気付いてたッスけど、そこまでっスか?」


「まぁ、ある意味?てかセージは対人スキルはかなり高いよ。ただ、本気でしゃべらせると相手が再起不能になるんだよね」


「え?」


「セージの母親と妹の話はとくに厳禁かな。相手の家族や組織にまで被害を及ぼすから。家族まとめて心をポッキリと折られるから、相手の為にもなるべくセージに人と関わらせないようにしてほしいかな。ほら、ガラの悪い人ってよくいるでしょ?絡んでくるような」


「あぁ、そういうことっスか。でもセージ様に絡むような輩なのであれば自業自得ッぽいッスけどね。てか、セージ様っていったい…」


「「マザコンでシスコン」」


 マモルとハモってしまった。

 気持ち悪い。寒すぎる。

 マモルも同様に思ったようで、ぶるっと寒気を催していた。


 まーとにかく、そんなこんなでセージの対人に関しては念押しし、その他取り扱い方もお願いしておいた。

 こういうことははじめが肝心だからな。



 ・・・・・・・・・・



 そして旅が始まった。

 同行させてもらう商人のゾーロさん。

 気のいい人なんだろうけど、人懐っこすぎる。


 チラリとセージを見ると、我関せずとしている。

 親友のオレが言うのもなんだが、正直不気味だ。

 この世界に来てセージが何を考えているのか分からなくなってきた。

 帰りたいとも言わないし、オレ達の言うことに素直に従っている。

 なんなら積極的に力を貸してくれている風でもある。


 なんだろ。世界が破滅でもする予兆かな?

 という考えが過る。…まさかな?



 しかし、シロネにセージを任せることが出来て良かった。

 シロネは即戦力として申し分なかった。完璧だと思う。

 セージと距離感を保ちつつ世話をしてくれる。


 おかげでオレとマモルはセージだけに気をとられることなく、情報収集できていた。



 ・・・・・・・・・・



 旅は順調とまではいかないものの、おおむね順調。

 オレがヘマをしてもセージはため息をつきつつフォローしてくれている。


 シロネのセージに対するフォローも順調で、セージもマモルの謎設定を進んで受け入れ、どこぞの要人のフリをしているおかげで直接他人と接する事もほとんどない。


 ただ、魔物の存在には異常に怯えている風だった。

 職業的な差なのか、オレもマモルも魔物を倒すことには何のためらいもなかったが、セージはその存在をすぐには受け入れられないようだった。


 それを何気なくマモルに言うと、


「違うと思うけど」


「え?」


「セージが魔物ごときに元の世界の倫理がどうこう考えているわけじゃなくて、言語が通じない相手がいることにパニクっているだけだよ。対話ができなければ攻撃系のスキルがないセージはどうしようもないからね」


「なんだそれ。会話が通じればどうとでもなるような言い方だな」


「そう言ってるんだけど」


「マジか」


「マジマジ。だからちょっとこれから困ることが増えてくるかもなー」


「なんだよ」


「王様とか貴族とかいる世界でさ、セージだよ?自分の母親と妹以外、その他大勢と見ているセージだよ?」


「あー…」


 絶対不敬罪とかで無礼討ちとかなりかねないな。


 こういう世界だとその可能性の方が高い。

 表面的には身分とかナイ世界から来たオレ達が王様だから、貴族だからと相手に丁寧に接する事が出来るかと言われれば怪しい。


 ましてやセージにそれが出来るか?


「ハルトはなんかセージに対して失礼なこと考えているみたいだけど、セージの対人スペックは僕たちより遥かに高いからね?やれと言われたら王侯貴族相手にも丁寧に接する事が出来るからね?」


「え?マジ?」


「マジマジ。だからこそ、この程度の世界、セージがやる気を出してしまったら、世界征服出来ちゃうって話だよ」


「?!」


 ウソだろ?

 え、今、そんな話してなかっただろ?!


 てか今「この程度」って毒吐いたよな、コイツ。


「っていうのは半分冗談で」


「半分かよ?!」


「うんうん。半分半分。まぁ、その冗談の半分は置いとくとして」


「置いておくことにしたその半分が大事なんだと思うけど」


「まーまー。それ説明すると話長くなるし?」


「じゃぁやむを得ねぇな」


 譲歩する。

 知ったところでたぶんロクな話じゃないし。

 気になるけど、気にしたら巻き込まれる。

 勇者の勘というやつだな。


「そーそ。でね、こんな世界で、セージを野放しにしたら、簡単に戦争まで発展して、この世界滅ぶだろーなーってワケだよ」


「尋常じゃねぇな」


 仮説ぶっ飛び過ぎて冗談にしか聞こえねーぜ?!


「今のところ元の世界に帰るという目的があるし、必ずその方法を探すという目的もあるからおとなしくしているけど、これが何年も続くとなると、ブチギレてなにするか分からないよね、セージ。重度のマザコンだし、シスコンだし」


「お、おう」


「ぶっちゃけさー、僕、このままこの世界にいても良いなとか思ってるよ。ハルトもでしょ?」


 バレてる。


「まぁ、な」


「貴族や聖職者トップにクズ多いけど、それって異世界テンプレだし、それよりも僕たちはどうしても剣と魔法がある世界が楽しい。せっかくこんな楽しい世界に来たのに、セージにぶっ壊されるんだよ」


 え、おま…なんかセージを破滅の魔王か何かだと思ってないか?


「……」


「もったいないよね!だったらセージだけでもさっさと元の世界に帰してさ、残りたい人達だけ残ったってイイよね!」


 セージもどうかと思うけど、コイツもどうかと思ってきた。

 コイツとちょっとでも同じくここに残りたいとか、この世界楽しいとか考えてるオレもどうかしてるけどさ。


「それはそうだけどさ、言い方よ…」


「悲嘆に浸っている場合ではないよ?セージの職業が【男子高校生】でスキルが【聖女】だから今はおとなしいってだけだからね。この先職業が変わらないとも限らない。それこそあと数年もしないうちに僕たちは学生ではなくなる。そうするとセージの職業は?スキルの変化は?」


 そうなんだよな。

 セージが【男子高校生】じゃなくなったらスキルの変化が来るかもしれない。

 セージのスキルには【学生仕様】という、限定付きスキルや魔法がある。

 それが解除されてしまったら?


 マザコンでシスコンのセージが、二度と家族のもとに帰れないと知ったら、絶望したら、この世界の召喚者どもを許すわけがない。

 帰れないならミナゴロシという発想に至らないとも限らない。


「限定解除されたら厄介なスキルばっかだな」


「でしょ?聖女スキルのおかげで人殺しはできないみたいだけど、それ以外なら…セージなら人を殺さない以上の酷いこと出来ちゃうからね。スキル無しでも人を追い込むことが出来るのがセージという人間なんだから」


 そんな話をしつつ、北大陸へ渡ったのを覚えている。



 ・・・・・・・・・・



 セージが攻撃手段を手に入れたのは、北大陸へ来て数日後。


 北大陸へ向かう途中の船でセージが落ちて、何故か海底無双し、そこで得たお宝を持ち帰ってきたセージ。


 職業の関係でセージはそのほとんどを装備する事は出来なかったけど、どれもこれもひとつ持っていたら簡単に国を滅ぼせる代物ばかりだった。


 それをどうせ自分使えないからと、ポーンとオレ達にくれてやるセージの男気よ。


 あと、久遠の騎士とかいう護衛してくれる人形。

 これがまたえげつなかった。

 そして不安をあおるものだった。


 主人の意に沿う破壊の騎士。


 はじめは「人形とか引くわー」とか言ってたセージだったけど、身の周りの忙しさに心折れたようで、サクッと起動させていた。


 セージの意に沿うレベル2000の兵器を手に入れてしまった。


 ……けど、今のところセージのずぼらさが発揮され、セージは久遠の騎士達に身の回りの世話という名の人除けを命じる以外、特に命じている風でもなく、平穏。


 オレとマモル、それと今は遠く離れてしまった女子数名は戦々恐々としている。


 女子数名も元の世界に戻れるとなってもこの世界に留まりたい感じだったからな。

 彼女たちもセージの恐ろしさを知っている。


「でもさー、逆に任意の久遠の騎士のおかげでセージの考えわかって良かったかもねー」


 この前まで焦っていた様子だったマモルが気持ちを切り替えたように言う。


「あー、たしか、忖度ってスキルと起動者の思考をなんたらってやつ?」


「そ。で、わかったのは、僕達が思っていた以上にセージがイカレていて、僕たちに優しいって事がわかった」


「まぁな。きちんと親友と認識してくれていたことにびっくり。そして『どうせオレ達の事は家族に対する体面程度の友人』にしか思ってないだろと思ってしまっていた事を謝りたくなった」


「まー、それは仕方ない。セージの思わせぶりな態度も良くなかったし。でもこれで憂いは多少でも晴れたね!心に余裕も出来た!ちょっとはこの世界を楽しみながら旅を出来るよ!」


 そこまでか!

 いや、そこまでか。

 そうだよな。いつセージが切れて暗黒魔王になるか分からなかったからなー。


「でもセージもセージだよね。せっかくのスキルをほとんど結界にしか使ってないよ。普通聖女スキルと言ったら回復無双とかじゃないの?商売も中途半端だし、丸投げだし、飽き性だし?せっかく聖水の事も商売のことも「セージ様ははー」状態にもっていってこの先しばらくはセージが安泰に、元の世界をほんの少しでも忘れて忙しく暮らしていけるようにこっちも必死に考えたのにさー」


 急に調子が良くなってぷんすこするマモル。


 それに関してはすまん。

 幼女も聖獣もセージに丸投げしてしまったオレ、なんも言えねえッスわ。


 でもマモルも心の余裕が出来てまた軽口を叩けるようになってよかった。

 最近ちょっと色々考え過ぎてたみたいだったし。

 早く元の世界に帰れる方法を、誰よりも必死に考えていたからな。

 賢者という職業を得た自分がみんなよりなんたらとか考えて焦っていたのはわかるし、期待していたオレらも悪かった。



 でも、そうか。

 いつセージが精神的に爆発するか考えて、ビクビク見張るようなことしてたけど、そういうのもセージに悪かったな。

 ご機嫌うかがいするみたいだったのかも。

 それで自分達を追い詰めていて、悪循環だったのかもな。


 なんか心がスッキリした。

 セージから普通に友達として考えられていたことも嬉しかった。


 マモルじゃないけど、オレも心に余裕が出来た。

 セージを見張るような事をするんじゃなくて、お互いを信用して、それぞれ元の世界に帰る方法を探しても良いかもな。

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