020 旅路9 着替え
ハルトが言うには冒険者ギルドにはいろんな鎧を着た人や、個性的な服装をした人が結構いたらしい。
聖王国ではあまり見かけなかった個性的な格好。
もちろんそれは服装や防具類にこだわれるほど収入がある人に限るのだが、それでも見た目の華やかさやカッコよさに感銘を受けたとか。
マモルもそれは同様で、さらに市場で錬金術の道具を見つけてテンションが上がり、素材まで購入。
そして錬金術店に行けばもっと色々な物があると教えられたそうだ。
錬金術の中でも、付与魔法と一緒に使うことで効果が格段に上がるというものに興味を持ったらしく、装備などに付与してみようと思ったが、あの国からの支給品のような装備に魔法や錬金術を使用するのが癪に障ると思ったらしく、改めて自分たちで服を買おうと思い至ったらしい。
「なるほど」
「集りや寄生みたいで悪いとは思うけどよ」
「それは全然。力仕事とか戦闘、交渉なんか任せっぱなしだし、むしろ俺はこれしかないから役に立てるのなら嬉しい」
「セージ…愛してるぜ」
「よせよ、こんなところで」
「あ、じゃぁ僕もそういうことでいいからさ、早速どんなものが買えるか教えてもらえるとありがたいかなー」
俺とハルトのじゃれ合いに適当に参加して終わらせるマモル。
最近ツッコミ雑なんですけどー。
「あ、はい。あ…教えるよりも手っ取り早く、この“コンシェルジュサービス”ってのが良さそうなんだよ」
解放されたとき、ちらっと使い方をみてたんだよねー。
そしたらかなり自由が利くぶっこわれ性能だった。
「あぁ、それ気になってた。どんなの?」
「うん、たしか…」
【異世界ショップ】のコンシェルジュサービスを選ぶ。
すると
『はじめまして、セージ様。』
【異世界ショップ】のステータス画面から発せられる音声。
既視感があって微妙にホッとする。
はじめまして。
「第三者にショップ画面を見れるようにしたい」
『承知しました。ディスポ端末を作成しますか?』
「はい」
『端末を使用する人数をお願いします』
「二人」
『ディスポ端末を2枚発行。使用者の生体登録をお願いします』
ディスポ端末なるものは、いつもみたいに【アイテムボックス】に入ることなく、魔法陣から2枚の白い下敷きみたいなのが出てきた。
これは一度会計を済ませた時点で消える端末という説明だった。
それを二人に渡す。
「名前からして一回しか使えない感じ?生体登録って…あぁ、ただ見て触るだけで良いんだ」
「わっ、すげ」
『セージ様の認識許可が下りました。お買い物をどうぞ』
許可が下りたという言葉と同時に、下敷きが画面と化して【異世界ショップ】が可視化される。
「え……わ、なにこの品揃え…」
「統一性があるからネットショップより見やすいね。広告もないし。わー、これは買い物が楽しくなっちゃうね。これって何枚か発行してもらって後で使うことは可能?」
『可能です』
「じゃお願ーい」
「オレもー」
『承知しました』
そんなやり取りがあり、またしても俺の目の前に魔法陣が出現。
10枚の下敷き…もとい、ディスポ端末が。
それをハルトとマモルに5枚ずつ渡した。
「ありがと」
「サンキュー」
『使用者はセージ様が許可したマモル様とハルト様のみ。会計が終わった時点で使用端末が消えます。なお、会計は現金、ギルド証からのデビット払いが可能です』
結構な高機能にビビるんですけど。
商品検索に夢中なハルトとマモルは「りょーかーい」とか言いながら聞き流している。
「うおっ、すげ。キャリアショップとかあんのか!これマーニ達に持たせたらいんじゃね?」
「確かに。それにスマホの故障や破損とかの心配もなくなるねー」
「え、もしかして家電全部魔道具になってんの?ハード類も普通にあんじゃん!」
いや、俺それ言ったけど…。
俺が使った金額の方が気になってすっ飛んでんのかな?
「あー、本屋ある!漫画もラノベも買えるー。ちょっと待って、キャラグッズ専門店とかもあるの?!…ん?この灰色になってるのはなんで?」
「あー、たぶんレベルで随時解放されるんだと思う」
そうなんだよ。
専門店は解放されてるけど、解放されていない専門店も多い。
基本の単価が高い専門店は開けない状態になっている。
たとえば車とか、家とか。
マモルが指したのは古文書専門店や魔導書専門店。
異世界ファンタジーなガチ専門書店ものちのち解放される予定ではあるようだった。
これは“コンシェルジュサービス”が解放されてからこれから解放予定の専門店がわかるようになった。
それとこの“コンシェルジュサービス”が解放されてから、商品説明がより詳しく見れるようになったし、関連商品やこの世界に照らし合わせての使い方、価値まで教えてくれる。
音声として会話したのは初めてだったけど、スキル上では既にお世話になっている。
「なるほどー、わー、ってことはコレもっとレベル上げたらエグいスキルだね」
と、ハルトとマモルが服じゃないモノを見てはしゃいでいると、部屋の扉がノックされる。
「お客様、お食事はいかがいたしましょう」
宿の従業員さんの声だ。
「もうそんな時間か。どうする?こっちの食事も微妙な感じ?」
「いえ、この国に入ってからはそんな事はありません。味は単調なものにはなりますが、普通に食事することは出来ると思います」
「へー。たった一日の距離でも国が変わっただけでそんなに変わるものなんだね。ゾーロさん達に聞いてどうするか決めようか」
「承知しました。その様に伝えてきます」
マーニが部屋の外で返事を待つ宿の従業員さんのもとへ伝えに行った。
それからまもなくしてゾーロさん達が帰ってきたので買い物は中断。
会計が終わらなければ下敷き風端末は使えるので、途中でやめても大丈夫だ。
ゾーロさんと話して、高級宿の食事をしてみることに。
みんなでぞろぞろと宿の従業員さんに案内されて食堂へ入る。
そこの大きなテーブルへと案内された。
宿の支払いは食事代込みでさっきの騎士が払ってくれている。
足りない分も後で追加で払ってくれるようなので、気にせず飲み食いできる。
少し悩んで宿のおすすめを人数分、お任せで頼むことにした。
そしてテーブルの上にはどんどん料理が運ばれる。
まとめてテーブルに並べられるスタイルからしてそこまで格式のある宿でもなさそうだ。
それともこれがこの世界の作法なのか、この国の作法なのか。
並べられた料理はかなり豪華なもので、広いテーブルいっぱい。
そこから好きな分だけ、取り分けて食べる。
従業員さんに頼めば取り分けてもらえる。
俺達の分はシロネが取り分けてくれた。
マーニやシュラマルは自分たちで取り分けている。
マーニはハーちゃんの食事の面倒を見るのでシロネが取り仕切るようだ。
スープにパン、肉料理3種に野菜料理2種、それからチーズの掛った何か。
目の前に広がる食事に、警戒する俺達。
マーニもシロネも大丈夫だとは言うが、トラウマがある。
…ハルトが。
そんな俺達の様子を見て、シュラマルがまず料理を口にした。
一通り一口ずつ食べ、
「パンは変わらず黒パン。塩気は普通で味は単調。味付けもとくに変わったところはありません」
それを聞いて安心したハルトが早速食べる。
「あ、ホントだ。普通だな!」
ハルトの様子をみて安心したのは俺達だけではない。
ゾーロさん達や宿の従業員さん達も何故かホッとしている様子。
なにこの緊張感。
そして「普通だな!」になんで従業員さんはホッとしてるんですか?!
かなり失礼な事言われちゃいましたよ?!
俺の内心はともかくとして、そこから和気あいあいとした食事が始まる。
マモルもスープに口を付け、首をかしげつつも何かに納得したのか頷いている。
なんだろう?と思い、俺も恐る恐るスープをいただく。
「あ、塩…味?」
つい声に出してしまった。
塩だけの味。
それでも生臭ささやえぐみはないので、食べやすい。
そして何より、味変させやすい!
周囲の目がこちらに向いていないことを確認し、早速【アイテムボックス】から調味料や鶏ガラスープ出汁の素をぱらりとスープに投入。
うん。やっと普通に食べられる味になった。
これなら完食できるな。
俺の雰囲気を見て、マモルが無言でこちらを見て、それから「それ寄こせ」みたいな目と手を出してくる。
俺も黙ってそれを渡すと、マモルは受け取り、こちらもぱらりとスープに投入し、改めてスープを飲んで、
「普通になったね」
やけに感じ入った表情と声でそうつぶやいた。
「普通って大事だよな」
「だねー」
俺とマモルでしみじみとスープを飲んていると、ハルトが悲しそうな目でこちらを見ているのに気付いた。
「どした?」
「この肉をおいしく食べられるような魔法の粉はないか?」
この肉とはステーキだ。
分厚いステーキがいい具合に焼かれている。
それも一応は塩で味付けはされているようだ。
というかなにその怪しい粉。
「ガーリックパウダーとか?」
怪しいと言えば白い粉だからな。
ガーリックパウダー白いだろ。
ガーリックチップとともにすすめてみた。
「もうひとこえ」
「ブラックペッパー?」
王道のやつだな。
「もういっちょ」
「……醤油?」
和に行ってみる?
「あともう少し」
「刻みワサビ?」
和繋がりで。
「バターセットで」
バターと醤油とにんにくの香りはヤバそうだ。
「この欲しがりめ。ほらよ」
【アイテムボックス】から【異世界ショップ】のレベル上げついでにいろいろ買っていた調味料を、この他にもどんどん出していく。
「セージ愛してる」
「愛なんていらねぇよ。その代わりいざという時は無力な俺を守ってくれ」
「へへッ、任せとけって」
はははは、と笑うまでが俺達の茶番である。
最近はマモルに適当に流されてはいたが、今日やっと完遂された。
目の前に並んだ調味料の数々を食べながらも興味津々で見ていたシロネ達にも自由に使っていいよとハルトが勧め、それを見ていると、こぞって香りを確かめながら各自料理に振りかけたり塗ったりしてマーニとシロネはわいわい楽しそうに、シュラマルも色々試しておいしそうに食事をしていた。
なんかちょっとイキイキしている3人を見るのは初めてかもしれない。
そのうちそこにゾーロさん達も入ってますますにぎやかな食事になる。
俺とハーちゃんがマイペースにまったりと自分に取り分けられた分の食事を終えた頃には不思議な事に、あれだけあった料理がすっかりなくなっていた。
食べきれるか心配だったが、余計な心配だったようだ。
満足する形でこの世界の食事を終えることが出来た俺達。
調味料には頼りまくったけどさ。
ゾーロさん達はまだ酒を飲むらしいので、俺達は部屋に戻ることにした。
シロネ達も飲んでていいとは言ったが、一緒に部屋に戻ると言う。
遠慮しなくていいのにな。
部屋に戻れば買い物の続きだ。
食事でワンクッション置いたので、冷静に買い物が出来ている二人。
自分達のも含め、マーニ、シュラマル、シロネ、ハーちゃんの分も色々みて買うようだ。
とくに気に入ったっぽい専門店は、ガチでしっかりしたコスプレ衣装を作っているブランドの、コスプレ感満載のオリジナル服だ。
そのブランドで、俺達の服も揃えるらしい。
ガチで防弾機能があるファンタジー防具なんかも売っているので、それも今回買ってみようとう話だ。
ハルトもマモルも盛り上がって、楽しげに買い物をしている。
シュラマルとシロネも画面を見て驚いていたり、意見を聞かれて答えていたりして買い物に参加。
俺はまったりと食後のティータイムを決め込んでいる。
マーニはハーちゃんの寝る準備をしている。
部屋には備え付けられた風呂があるのだが、まだちょっと俺から離れるとぐずるので、風呂には入れず、俺の【クリーン】で済ませ、パジャマに着替えさせた。
それからマーニも混じって買い物三昧。
そこには既に俺にカネの事をアレコレ言っていた人達はいない。
カネに糸目を付けずに買い物しまくるハルトとマモル。
そんな二人に触発されてノリノリで画面を見ているシロネとマーニ。
シュラマルは感心するだけで、ノリノリと言うわけではなかったが。
とくにスキルの事を教えたわけではなかったので、こういうものがあるのか、という驚きをもった感じだった。
そして服を選び終わったのか、
「あ、久々にジャンクなフードが食べたい」
「俺ラーメンたべたいかも」
話題は飲食コーナーになった。
ジャンクフード、結構出していた気がしなくもないんだが、ハルトに取ってあれらはジャンクな部類に入っていないらしい。
そう言えばマモルの言うラーメンも出してなかったかも。
俺の独断と偏見によるメニューだったので、こうして改めて可視化された【異世界ショップ】画面を見ると気付く物があったらしい。
既に金銭感覚がマヒしつつある二人は、今後の事も考えて食品も買っていくようだ。
そうして2時間、たっぷりと時間を取って買い物を終えた二人の目の前には、大量の荷物がある。
店によって袋に入ってまとめられているそれらを、一気に【アイテムボックス】にいれ、改めてそこから必要な物を取り出している。
食べ物のテイクアウトもかなりしていたので、冷めたり溶けたりするからな。
それに【アイテムボックス】に入れてしまえば中で仕分けされるので欲しい物が見つけやすいし取り出しやすい。
そして二人が出した物は大量の服。
「あとはこれだね…ふふふふ」
マモルが急にマッドな顔つきとなり、出された衣類を眺めている。
そしておもむろに手に取り、自分の【アイテムボックス】から何やら取り出すと、魔法を発動し、衣装の上に出現した魔法陣にペンみたいな何かで書き込んでいく。
それをハルトが出した分も含めてすべても服や装備品に施した。
その作業は10分程度だったが、何やら物凄いスピードですごそうな事をしているな、ということは伝わった。
楽しそうに怪しげな笑みを浮かべながら、ブツブツ独り言をいって一人盛り上がっている様子だったので。
俺とハルトはそんなマモルを途中で放置し、テイクアウトで買った飲み物でお茶をする。
マーニ達やハーちゃんにも甘いミルクティーをすすめた。
ハーちゃんはまだ頑張って起きていた。
マモルのマッドな作業が終わり、改めて仕分けされていく。
ハルト用、マモル用、俺用、マーニ用、シュラマル用、シロネ用、ハーちゃん用。
俺には俺用とシロネ用、ハーちゃん用が、マモルから手渡される。
「はい、これ。いつも結界掛けてもらってるけど、もともとの服にも付与とか付けていた方がいいと思って。強化しといたから使ってよ。服は俺達からのプレゼントね!」
ハルトを見ると頷いている。
「マジか!ありがと!」
素直に嬉しい。
二人に感謝して受け取る。
「シロネとハーちゃんの分はセージから渡してね!」
そちらもありがたく受け取る。
可愛い袋や、オシャレな紙袋に入ったハーちゃんとシロネの衣類や装備品。
それを早速シロネとハーちゃんに渡す。
「はい」
まずは年少のハーちゃんに。
ある意味これが初めてまともにハーちゃんに声を掛けた瞬間とも言えよう。
一瞬ハーちゃんはキョトンとしたがすぐに嬉しそうににっこり笑い、それから渡された物の一部を受け取り、とくに中を見もしないで受け取った物を大事そうに、嬉しそうにぎゅーっと抱えてから両手で頭の上に持ちあげてぴょんぴょん飛びまわり始めた。
喜んでもらえたっぽい。
さすがにあのコスプレブランドにはハーちゃんサイズの子供服がなかったために、普通の子供服専門店で綿や皮製品で、こっちの世界で着ていても怪しくないような程度の、この前ハーちゃん用に買ったシンプルな服ではなく、色付きの生地を使い、装飾や柄の入った服や靴、髪飾りなんかをいくつかハルトとマーニが選んでいたのを見てた。
そして俺はシロネにも
「はい」
とシロネの服類を渡す。
ハーちゃんの物もそうだが、服のデザインはもちろん、下着から靴まで全部ハルトとマモルが選んだものだが。
「セージ様、ありがとうございますッス!!」
ハルトとマモルのおごりだったんだけど、俺が礼を言われてしまった。
いちいち訂正する空気でもないので、【聖女の微笑み】を発動して誤魔化した。
後で改めてハルトとマモルにお礼を言っとこ。
シロネもハーちゃん同様に嬉しそうに俺から受け取った物を抱きしめ…ようとしたが、量が量なので抱き締めきれてない感じだな。
それでも嬉しそうなのは伝わった。
視線を移せばマーニもハルトから貰って嬉しそうにしているし、シュラマルもマモルから貰って感動してるっぽい顔をしている。
ハルトとマモルが選んだシロネ達の服は、和テイストがありつつ洋っぽいデザインで、それぞれメインカラーみたいなのを決めて買ったっぽい。
シュラマルにはマモルの趣味全開で例のブランドショップからファンタジーな戦国武将風甲冑を買っていた。
その上でこれからさっきサラっと付けた付与魔法と錬金術のほかに、さらに魔改造するらしい。
マーニとシロネには軽装のファンタジー革鎧など。
一応本人達から好みを聞いた上でのチョイスらしい。
あとはマモルの中二心が迷走し、3人には足元までしっかり隠れる長い白ローブは基本で、違いはそれぞれのローブの裾やふちの部分がハルトとマモルが勝手に決めたイメージカラーで縁取りされている。
そして白い革の手袋とブーツが基本のセットになっている。
言わばこれは制服だ!
とはテンションと迷走が爆発したマモルが言っていた。
日本なら普通にこれで外を出歩くのは絶対無理だが、異世界に来て冒険者ギルドを物見遊山で冒険してきたハルト達は「完璧だ!」という判断を下していた。
よって白ローブ+白手袋+白ブーツに和テイストの衣装は制服。ということになった。
その他に買った服は私服として着てくれ。らしい。
和服の人がたまに着る洋服というのもアリだよね、とはこれまたマモルが言っていた。
和服ではなく和服風な洋服なのだけど。
そしてそれに対し、物凄く不安な俺がここに居る。
だって俺達もコスプレっぽい衣装の衣替えになるんだもの。
俺は中でも一番無難な神官や回復術師が着るような感じの衣装。
ゆったりしているので着るのも楽そう。
中もスクシャツと普通のズボンでいいし。
靴も無難なタイプのブーツにしたのでこの中で一番地味な装いなのは安心ポイントだ。
ハルトはマジ勇者になった。
オシャレファンタジー服に白銀の勇者っぽい白い鎧だが、反射防止にマット加工されているので大人しめ。
だが目立つ事には変わりない。
赤いマントをつけるかマジで悩んでいるらしいので放っておく。
こういう事を真剣に悩めてしまうので異世界ってある意味怖いよね。
マモルも王道を行く賢者っぽい格好だ。そのうちフォースとか操りそうな感じの。
それでもローブの下に着ている長衣にはファンタジーっぽい刺繍がされているのでいくぶん豪華には見える。
結果としてみんな金持ちっぽい格好になった。