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にゃんにゃん冒険隊 [事件解決!]  作者: みらい
第二章 紅色の葉と共に
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第七十話 親友

いつも読んで下さって、誠にありがとうございます!

投稿期間が一ヶ月以上空いてしまい、すみません!

お正月の投稿頑張ります。


前回の振り返り

ミケたちが話をしていると、小人が目を覚ます。

名前はジャスミンと言い、花の妖精らしい。

どうやら大切な人を探しているらしく、ミケたちはそれを手伝うことに。

だが、人間に見つからないようにしなければならない中で、無人島生活を…!?

そして、春子たちはテレビにミケが映っているのを見つけて…!?


今回も楽しんで読んで頂けると、幸いです。

「あ〜、こりゃぁスタッフが協力するんじゃろ〜。」

春子はテレビのリモコンを持ち、番組を変えようとする。

…が、その瞬間、猫一匹とカラス三羽が円になっているのが見えた。

「ありゃ!?ありゃーミケちゃんじゃなーん!?」



春子は驚き、体を前のめりにさせてテレビを見る。

「わふ!?」

そんな春子の言葉に、ごましおも急いで起き上がり、テレビを見始めた。

「あぁ、消えたぁ」

次画面に移り変わったらしく、春子は座り直した。


「秀夫さん!ミケちゃんが映っとったわ!」

春子は、家具を組み立てている秀夫にそう声をかける。

「お?どこへ?」

秀夫は手を止め、テレビに目を向ける。

「もう消えたわ。あれでもまだ映るかもしれんの」

鈴カステラをひとつまみし、春子はそう言った。

ごましおも、何度も瞬きをしながら「まだか、まだか」とミケの再びの登場を待ち望んでいる。


話が進んでいくが、春子達はそれどころではなく、画面がミケたちに移り変わるのを見逃さないように必死に画面を見つめている。


その時、勇がミケたちに話しかけているシーンが映し出された!


………


少し先に見えてきたのは、大きくて綺麗な一軒家。

壁は白に統一されており、庭も、綺麗な緑色の葉や木、色とりどりな花が飾られている。

「ここが私の家です!」

ルナはそう言うと、「何があったらいいかな?」と悩み始めた。


「薬とかじゃね?」

カルベが言うと、「薬はその人その人に合わせて作られてるからねえ…」と他の猫が呟く。

「ゼリーとかぁ?」

カラらも控え目に提案してみると、「あ〜!」「いいね!」とみんな頷く。

そんな中、カルベは猫たちを「なんでだよッッ」とジト目で見るのであった。


「オッケーオッケー!なら、ゼリーとか、食べやすそうな物貰ってくるね〜!」

ルナはグーと手で合図をすると、とてとてと家へ入っていった。



「ねぇ、ちょっと聞いていい?あなたは何でモモちゃんの所に住んでるの?」

一匹の猫が、カルベにそう聞いた。

「いや俺の返事を聞く前にもう聞いてんじゃねぇか。まぁいいわ。」

カルベは軽くツッコむと、「うーん」と考え始める。


「なにっ!?考えるほど深い関係なの!?」

「モモちゃんに手を出したら許さないわっ!」

カルベはどうすれば上手く伝わるか考えていたのだが、逆に変な方向にとられたらしい。

「ちっっげーよ!今考えてんの!」

カルベは怒りマークを浮かべながらそう言い返す。

「キャー!こーわーいー!怒鳴られた〜」

猫たちはくっつきあって、そう叫ぶ。

「なんだかんだ仲良い…のかぁ…?」

カラらはそう呟くのであった。



「あった!」

ルナは机の上にあるゼリーを見つけ、走って向かった。

そして、慣れた様子で机の上にぴょんっとのぼった。


「飼い主さん飼い主さん!このゼリー、貰っていい?」

ルナはお得意の上目遣いで、ゼリーをちょんちょんと手で押しながらそうおねだりする。

「あら、ルナ。机の上に乗ったらダメでしょう?ゼリーが欲しいの?」

優雅にテレビを見ている飼い主が、そう聞く。

ルナは「伝わった!」と元気よく頷いた。


「これはあなたは食べられないわよ。おやつならあるけれど…」

飼い主はルナの体調を思い、そう話す。

「むー…」

思った通りに伝わらず、ルナは考え出す。


その時、大きな窓からカルベたちの様子が見えた。

「…フッ、苦戦してるな。お、ダジャレじゃね?ルナだけにな。ハハッ」

ルナにはカルベがそう言っているように見えた!


※実際は違います。

※大丈夫か様子を伺っているだけです。


「もー!何なのあいつーっ!」

ルナはしっぽを膨らませて威嚇をしておいた。

その様子を見た飼い主が、「あら、お友達?見ない顔の子がいるわね」と、ルナの頭を優しく撫でながら聞く。

「ち!が!う!よー!誰があんなやつと!」

ルナはブンブンと頭を振って訴える。

が、飼い主は「ふふっ、仲良しさんなのね」と微笑むだけだった。


「もしかして、あの子にゼリーをあげるの?」

飼い主はふとそう聞く。

「!違うけど…そう!そうなの!」

なんとか良い方向に行く気がしたルナは、今度は思い切り頷いた。


「そうなの?…でもねぇ…むやみに他の子にご飯はあげられないわ。」

飼い主は申し訳なさそうに言う。

「え?なんでなんで?」

ルナは「えー…」と残念そうに呟く。


「だってね、私のところで飼ってあげることはできないし、一度あげたら、それを覚えてまた来るようになるでしょう?…それはうちだけの問題ではなくてね、地域の方にも関係することだから、無責任にご飯をあげることはできないのよ。」

飼い主は丁寧に説明すると、「ごめんね」と、もう一度ルナの頭を撫でた。


「…そっか…。」

ルナは真剣な飼い主の様子に決心がついたようだ。

「そうだね…。飼い主さんが言うなら…、私、他の方法を考えるよ!」

ルナはそう言うと、「もっかい遊んできまーす!」と元気よく出て行った。

飼い主は、「はいはい、気をつけるのよ〜」と暖かくルナを見守った。



「お、戻ってきたか。」

カルべは、こちらに走って向かってくるルナを見ながら呟いた。

「どうだったか?」

カルべが聞くと、ルナは「ダメだった」と首を横に振った。

それに他の猫たちは「そっか〜」「じゃあ次は…」と顔を見合わせる。


「待って!あのね、私の飼い主さん、無責任にご飯をあげられないって言ってたの。一回あげたら、また来ちゃうから。私は…。聞いた時は残念だったけど、大好きな飼い主さんの言ったこと、守りたいっ!!」

ルナの言葉に、みんな無言になる。


ルナは、みんなの反応が怖くて、顔を上げることができない。

「だから…、他の方法をみんなで考える…のは、どう…かな…?」

恐る恐る声を出す。


数秒間沈黙が続く。

その時、誰からともなく、「それ…いいじゃん!」と声が聞こえてきた。

ルナは目を輝かせ、弾かれたようにパッと顔を上げる。

「いいのっ!?本当の本当に…?」

ルナが控えめに聞くと、「うん、もちろん!」「ルナちゃんらしいわ」とみんなが微笑み頷く。


「その代わり、みんなで良い作戦を考えようぜ!」

カルべがそう言うと、「おっ!たまには良いこと言うじゃん!」とみんなが笑う。

そして、カルべの斜め後ろにちょこんと座って、目をパチクリさせているカラら。


いつも通りのみんなに安心したルナは、「みんな、ありがとう!!」とはにかんだ。



「さて…どうするかねぇ」

カルべはその場に「よっこらせ」と座ると、みんなにそう投げかけた。

「そういや、オス猫とかいねぇの?」

カルべはふと気になって聞く。

「えー!男子呼ぶのー?」

どこからともなく、「えー」と嫌がる声が聞こえてくる。


「俺らだけオスはキツいわ」

「なっ、カラら」とカルべが話しかける。

すると、自分に視線が集まって緊張しているのか、カラらの声が「えッッ、う、うン↑」と裏返った。

「かーわーいーいー!」

女子たちからは大絶賛のようだ。

カラらはカルべに目で助けを求めているようだが、カルべは「ふっ。からかわれてやーんの。」と鼻で笑うだけだった。


その時、タイミングよく「あれ、女子会してんの?」とオス猫がやってきた!

「ちょっと!勝手に入ってこないでよ!」

メス猫は「シッシッ」と手で追い払う。

「なんでだよっ!て言うかお前見ない顔だな。名前は?」

オス猫はそうツッコみながら、カラらに視線を向ける。


「って…カラスいじゃん!あぶねー!逃げるぞ!」

カラらの存在に気づいたオス猫が、メス猫たちにも声をかける。

「いや、待て。こいつは俺の仲間だよ。俺はカルべ。」

カルべは冷静に話す。

「いやいや!(笑) なんでカラスと一緒にいんの?もしかして…カラスに脅されてんのか?おい、カルべも一緒に…」

オス猫が話している時、カルべは言葉を遮るように言った。


「だから、俺の親友だっつってんだろ。…お前とダチになれるかと思ったけどよ、もういいわ。行くぞ、カラら。」

いつもと違って強めの口調で言うカルべに、カラらもメス猫たちも呆気に取られる。

「…んだよテメェ!!」

その時、オス猫がこちら走って向かってくる!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!


前回のクイズ

モモが怪我をしたと分かり、陽湖は誰に電話をしたでしょう?


前回の答え

杏湖 でした!


クイズ

武田勇の通称は?


答えは次回の後書きに書いていますので、よければご覧ください。

次回投稿は、完成次第の投稿となりますのでご承知ください。


小説は楽しく読んでいただけましたでしょうか?

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

よければブックマーク、評価をよろしくお願いします!

次回もよろしくお願い致します!

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