第二話 天使の仲間と会って
第二話を修正しました。
どうしたんだろう…
行方不明?
じゃあどこで行方不明?
子猫?
じゃあ、ミケが助けてあげなきゃ!
「おばさん、猫ちゃん、どうなったの?」
ミケはそう言いながら首を傾げた。
一人中心でポスターを持っているおばさんがいる。
「そのポスター、見せて!」
ミケはそう言うと、そのおばさんにへばりついた。
あれ?無視された?
あ、そっか。
人間には猫の言葉が通じないのか。
でも、「ニャー、」とは聞こえていると思うけどな。
「ん?」
やっと反応した!
「あ、猫!」
おばさんは少しびっくりした顔をしていた。
なるほど。
おばさん達は、話に夢中でミケの事に気付いてなかったんだ。
「どうしたの?猫さん。」
微笑んでそう聞かれて、ミケはポスターに目をやった。
「ポスターが見たいの?」
思いが伝わった。
「そうだよ!」
おばさん達は、「クスッ」と笑って手に持っているポスターを見せてくれた。
「猫さんが、解決してくれるのかな?」
おばさんはそう言い、ミケの前でしゃがんだ。
「うん!」
ミケが元気よくそういうと、おばさん達は、ミケの手元にポスターを置いてくれた。
ポスターには、
“迷子のモモちゃん”
気分転換に猫花畑に連れて行った時、行方不明になってしまいました。
機会があって猫花畑に行き、モモちゃんを見つけた方は電話をしてください。
と書かれていた。
右側にはモモちゃんの写真が貼ってあり、下には電話番号が書かれていた。
写真を見るには、真っ白な毛の中に少し茶色が混ざっていて、綺麗な青色の目に小さな体をしていた。
“ピピピピピピピッ”
ミッションが発生しました。
【猫花畑に行って、モモちゃんを見つけて飼い主のもとに連れ戻せ。】
ミケの頭の中から聞こえた。
(分かりました。)
ミケが言ってないのに勝手に従ってしまった。
(え?今のなんだったんだろう…。)
ミケは不思議に思い、顔をしかめた。
(でも、ミケはモモちゃんを助けようとしてたからいっか。)
ミケはそう思い、ポスターをおばさんのいる方に手で押して、猫花畑に向かった。
ミケは道に結構詳しい。
だから猫花畑までのルートは分かる。
(よし、ここは真っ直ぐ。
ここが右。
そしてここは左。
あっここ左だ!
よしここ右!)
頭の中で道案内している。
ミケは、ふと思った。
(あれ?そう言えば風の案内は、終わったのかな…?)
ミケはキョロキョロと辺りを見回した。
「にゃ、にゃーぉ。」
すると、ふと右側にある草むらからかすかに声が聞こえてくる。
でもはっきりと声が聞こえない。
「あっ!もしかしてあの子がモモちゃんかな?」
草むらの声の聞こえる方に向かっていく。
草むらの中にはポスターの子にそっくりな猫が立っていた。
「はぁー、まったくモモったらなんで迷子になったのー…
飼い主さん心配してたからなー…。
僕が見つけ出さないとね!
あれ?モモ探してたら僕も迷子になってた!
えー!?どうしよーぅ」
草むらの中の猫の困った声が聞こえた。
(もしかしてあの子がモモちゃん?)
ミケはそう思い、声をかけながら草むらに飛び込んだ。
「モモちゃーん!」
「えっ、なに!?」
草むらの中の猫は慌てて木の後ろに隠れた。
「モモちゃん?」
そう言い、木の後ろを覗いた。
「え?僕モモじゃないよ?」
草むらの中の猫が不思議そうにそう言った。
「え?じゃあ誰?」
ミケは首を傾げながら言った。
「僕はマロ。」
木の後ろに隠れていた猫が、そう言いながら出てきた。
「マロ…くん?」
ミケは不思議そうにそう言った。
「そう!あ、そういえば君、さっき『モモちゃん』って言ってたよね?
もしかして、モモのこと知ってるの?」
マロは、ミケの言うことを気にせず、恐る恐る尋ねた。
「そう!モモちゃんの迷子のポスターを見てミケも探してるんだよ!」
ミケがそう言うと、マロは嬉しそうな顔をした。
「そうなの!? 実は、モモは僕と双子の兄弟なんだ!
だから探していたんだ!でも僕も迷子になっちゃったんだよね〜」
マロは、遠いい目をしてそう言った。
「そうなの?じゃあ一緒に探しに行こうよ!」
ミケはマロの事も心配になって、誘ってみた。
「うん!」
マロは弾んだ声で、そう答えた。
マロは、名前を聞いていない事にふと気づいた。
「ところで名前は?」
マロはミケの方をじっと見ながらそう言った。
「…ミケ!」
照れ臭そうに言った。
「じゃあミケ!行こ!」
マロはそう言って、元気よく走り出した!
「うん!」
こうしてミケとマロは一緒にモモを探しに行く事になった。
「まってー!マロくん。また迷子になるよー!」
ミケはそう言いながら、マロを追いかけた。
…
猫花畑まであとちょっとだ。
その間、歩きながら話していた。
「ねぇねぇマロくんは何歳なの?」
ミケは、優しげに聞いた。
「僕はねぇ、六ヶ月!」
マロは自慢げに答えた。
「そうなんだ!ミケは2歳!」
ミケはマロにニコッとしながらそう言った。
「え!?じゃあミケじゃなくて、“ミケ姉って呼ぶね!」
マロは、そう言いながらも少し驚いた。
「うんっ!」
ミケは元気よく返事をした。
(ミケ姉って呼ばれた事なかったから嬉しいなぁ!)
ミケはそう思いながら、思わず笑顔になっていた。
話をしながら歩いていると、いつのまにか猫花畑についていた。
「あ!マロくん、猫花畑についたよー!」
ミケは明るい声でそう言った。
「本当だ!行こ!」
マロも元気よく走り出した。
ミケとマロは、小走りで猫花畑に入っていき、楽しそうにモモを探し始めたが
“現実は違った。”
………
「誰か…助けて…。
マロ…飼い主さん…
殺処分は…今日の……0時だよ………」
ミケとマロは知り合いではないです。
続きは週末と考えています。
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