起きたら俺は水分子。 その2
2個目。
「そもそもここは、どこなのか。」
これは、どこか違うところにきたら、まず考えるべきである。
だがしかーし!
「異世界だ。」
まず宙に浮いてる時点で異世界だね。うん。…ほっぺつねったら、ちゃんと痛いし。
そう言い切れるのが俺なのだ!
とまあ、若干パニクリ思考になっている俺だった。
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さてと、まずは…
「起きろー」
俺を起こすことにした。
そして目が覚めて2人は、「「おはよう」」と挨拶をしてきた。
「おはよう。君たちは誰?どうして浮いているの?」
そう尋ねた俺は驚いた。
彼女らの名前は…
「雫だよ?」 「雫だよ。」
「「三人ともね。」」
んなばなな。(これは誤字ではありません)
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…なるほど。
予想はできていたが、やはりそうか。
2人から聞いた話によると、
『私たちは雫のぶんしんたい。』『私はあなた、あなたはわたし。』
『この世界?日本?どこそこ?』『けーたいって…なに?』
…お分かりいただけただろうか。
このちっちゃな可愛らしい幼女は俺。俺があいつら。らしい。どうやら、力が強すぎるからだとか。
そして異世界‥だと思われる。これらのことからわかるように、俺はチート持ちだった。
……なんなんだよ、液体支配って。変化でもなくてか。ならどうやって水分子を?
〜そこは気にしない。〜
…はい、ご都合主義ー。
まだ出せそう。