起きたら俺は水分子。 その1
また懲りずに新作。一週間に一本以上確定で出したいな…短いです。
「ふぁあ。」
俺は今…浮いている。
「「むにゃむにゃ」」
2人の小さな俺と共に。
「リーリー、リ、リーリー」
周りに浮かぶ精霊と共に。
そして周りに降る雨と共に。
そして…街の喧騒と共に。
これは俺の一人旅…と異世界の冒険録である。
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俺は今…浮いている…は⁉︎
俺は今、浮いている。
俺は、水分子だ。
なにも、自分の服に『水素』と書いてあり、横の直感でわかる小さな『俺』の服に酸素と書いて合ったからではない。
……まあ、書いてあるんだけどね。
話を戻そう。俺は、直感でわかる。俺たちは、水素分子だ。
気持ち良いのだ。浮いていると。雨粒ってこんな感じなのか。
と思っていると、
じ、自分の家に、帰れないぞ!
そんな問いが浮かんできた。
そしたら…
自動帰還機能ついてるから、だいじょうぶ。
という声が!
これは…あれか。御都合主義か。
なんなんだこれは…というかそもそもここはどこだ?という当たり前の疑問をしたのは、自覚してから三十分もたった後だった。
モデルは僕が見た夢!これからも出しそうやなあ。