表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/10

宿泊研修 司の過去

私は驚きを隠せなかった。

偶然私は黒川を見かけ、黒川が目の前で倒れていた。

そして、黒川の持っていた写真を見ると

幼い時の黒川と思われる男の子と黒川とそっくりな男の子そして桐山先生が写っていた


私は大きなミスを犯してしまった

それは、大事な写真をどこかに落としてしまった。

そして、その写真は偶然にも司が拾ってしまったらしい

二宮に呼ばれた時にはすでに遅かった。

司はどうやら幼い時の事故の記憶、隼の記憶を思い出してしまいショック状態になったようだ。

最悪の事態になってしまった。


私は桐山先生と黒川の搬送された病院に向かった。

医師によると幼い時の失った記憶がよみがえり強いショック状態になったみたく、命に別状はないみたいでひとまず安心した。

そして、私は一つ覚悟を決め、黒川の幼い時のことを知っているであろう桐山先生に聞こうとした。

「桐山先生、聞きたいことがあります。」

「私写真みてしまったんですけど、先生は黒川の小さい時を知っていますよね、私に黒川の幼い時のことを教えてくれませんか」


私は考えた。二宮が司の昔ことを知ってしまえば、今までのようには接してしまえなくしまうのではないかと。

そして、司にとってあまりにも悲しい過去だったということを

しかし、司が記憶を取り戻すことはうすうす感じていた。

この先、司が記憶を取り戻したとき司の支えとなるのは私ではなく、きっと二宮だろう

だから、ここは二宮を信じ、二宮に司を託すことを決めた。


「この写真を見たと思うけど、この男の子は黒川君であることは間違いないわ

 そして黒川君の本当の名前は桐山司私の実の弟よ。隣に移っているのは彼の双子の兄の桐山隼

 司と隼は二人で一人のようないつも一緒にいた。そして、二人はわたしにとって大切な弟だった

 けど、ある日、事故で司たちの乗っていた車が崖に落ちて奇跡的に抜け出した司だけが生き残ったの

 事故で両親と隼を失ったのはショックだったのは私もそうだけど

 それよりもショックを受けていたのは司だった

 大切な存在を失った司は私に

『姉ちゃん、俺何もできなかった。ただ、見てるだけだった。それが悔しくて』

 っと事故の直後私に言ってきたのを今でも覚えているわ

 司は今とは違って人懐っこくて明るくて元気な子だったわ

 けど、事故の後から司は元気を失い、司は隼が死んだショックから立ち直ることもできなかった

 いつしか、私を見ると家族、隼を思い出すようになって強いショック状態になってしまったの

 医師の勧めにより記憶をなくす治療を行うことに決めた。

 当時の私は司を支えてあげることはできないと思った。

 だから、私は司から離れることを決めた。

 そして、10年後こうやって司のいる学校に赴任が決まった時本当にうれしかった

 この、写真は私の大切な宝物なの。

 まさか司がこの写真を見て記憶を取り戻すとは思わなかったんだけどね

 司はもしかしたら、また、隼のいないこの世界で生きていかないことを受け入れることができなくなっ て強いショック状態に見舞われるかもしれない。

 けど、私はもう司の記憶を消したくない

 だから、隼の代わりに二宮さんあなたに司を支えてほしいの」

 と桐山は二宮の手を握り涙ながらに訴えかけた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ