スターウォーズ( STAR WARS ep Ⅳ ) その1
これから、みなさまを素晴らしい映画音楽の世界へと、ご招待いたします。
ご紹介する音楽は、すべて名曲ばかり。
知らなかったら恥ずかしい、なんてことはありません。
ただ、もったいない。
もったいなさすぎる。
と、言うことで、第1回は「スターウォーズ(STAR WARS)」です。
ええっ、なんで、こんな有名作品を選ぶの? 紹介する必要なんて、ないんじゃない?
と、思われるでしょう。
そう。その通り。誰もが知ってる(と思う)曲です。
それには3つの理由があります。
まず、1つめ。
「サウンドトラック」、通称サントラ、について分かりやすくなるから。
映画音楽ってのは、初期は、上映中、その脇で楽団が生演奏を行うものでした。オペラみたいなもんですね。
それが録音になると、映画フィルムの横に音声データをプリントして、一緒に再生するっていう手法が生まれました。それを「サウンドトラック」と呼びます。まだ、デジタル方式になる前の時代です。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の、映画館シーンを思い出されるといいかも。
その後、音声テープを、映像フィルムと別にして、同期させて再生したり、デジタルデータ化したりして進歩しましたが、サウンドトラックという用語は残りました。
で、「スターウォーズ」は公開が1977年。
まだ、アナログもアナログ。デジタルとか、CGとか、ない時代の映画です。
ここで、みなさまに、1977年版の「スターウォーズ」の冒頭を見て聴いて欲しい。デジタルリマスターする前のオリジナルの方です。
ビデオでもいいですけど、ユーチューブでも見れると思います。「スターウォーズ 1977 オープニング」とか入れて検索すると出てきます。
(削除されていなければ)
再生すると、20世紀FOXのアニメーションの後、
「A long time ago in a galaxy far,far away....」
と、テキストが映し出され、あの黒地に黄文字の、「STAR WARS」のタイトルと同時に、
プワアアン♪ パパパパーン
と、お馴染みのテーマ曲が始まりますね。
今度は、デジタルリマスター版の方を聞いて欲しい。
こっちは、20世紀FOXのアニメーションの後、ルーカスフィルムのロゴが映ってからテーマ曲が始まります。
確認しましたか?
で、もう一度、1977版オリジナルのオープニングを聴くと、
違和感を感じるでしょう?
もともと気づいていた人も多いと思いますけど、比べると、一目瞭然。いえ、一聴瞭然。
1977版オリジナルは、
プワアアン♪ パパパパーン
から、失速し、音程が狂い、「なんじゃこりゃぁ!!!」ですよね。
途中から持ち直すからいいものの、
宇宙船だったら、墜落していきそう。ミミズだったら、干からびて死んじゃいそう。
そう、これは、サウンドトラックが歪んじゃったからなんですね。
アナログテープは、デジタルと違って、どんどん劣化します。温度や湿度、光にも強くありません。たくさん再生するほど傷んじゃうんですね。
と、言うのがこれでよく分かります。
あ、分かりましたか?
もし分かったら、「感想欄」に、そう書き込んでください。もし分からなかったら、どうしたらいいか、お気軽に訊いてください。
次に、2つめ。
この「スターウォーズ(STAR WARS)」のサントラは、わたしのファーストアルバムなんです。
ベストじゃないです。ファーストです。
ファースト・キスと一緒。想い入れがあります。子供のころ、初めて買ったのがこのCDでした。
もう、擦り切れるほど、耳にタコができるほど、聴きましたから。
そして、3つめ。
「スターウォーズ(STAR WARS)」は人気があって、嫌いな人、知らない人は少ないだろうから。
そんな理由からです。
と、言うことで、始まり始まり。
わたしは、昔、レイア姫が好きでした……。
いきなり、アホな、カミングアウトをして、すみません。
子供ゴコロに、「すごく、きれいな人だなぁ」なんて思ってたんですね。
いま思うと、黒歴史です。
レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーを別の映画で見たときには、「うわー、なんていうオバちゃん!」と感じたものでした。
(わたしが大人になってからですけど)
なんか、失礼なこと言ってますねー。誤解しないでね。今でも、キャリーのこと、好きです。
もともと、レイア姫の役には、ジョディ・フォスターが候補に挙がっていました。「羊たちの沈黙」などで有名ですね。
ジョディは、当時、13歳。超絶、美少女です。
でも前年、1976年に彼女は「タクシードライバー」でアカデミー助演女優賞にノミネートされて、有名になってしまった。
ジョージ・ルーカスは、他の映画のイメージがついた俳優、女優を使いたくなかったみたいで、キャリー・フィッシャーを起用しました。ルーク・スカイウォーカーに、マーク・ハミルを起用したのも同じ。ハン・ソロ役のハリソン・フォードも、ほぼ新人。
ジョディ・フォスターと、キャリー・フィッシャーの関係は、うーん、
黒木瞳と、天地真理に似てるかな。
いつまでもキレイな人と……、,V;E2#&10R3#’./.Q…………
ごめんなさい。悪口じゃないです。ええ。でもちょっと脱線しました。
何が言いたいのか、と言うと、
なんで、子供の時に、レイア姫を「すごく、キレイな人だなぁ」と思ってしまったのか?
たしかに、キャリーの胸は大きい。撮影中はガムテープで胸をぐるぐる巻きにして、小さく見せていました。
エピソード4のラストシーン。デス・スターを破壊した後、ハン・ソロとルーク・スカイウォーカーが表彰される場面では、その胸の谷間を確認できます。またエピソード6「ジェダイの帰還」のジャバザハットに捕まったシーンでは、よりはっきりと、ビキニ姿を拝めますね。
もう、オジサン大喜び。
撮影の打ち上げでは、賭けに勝った人が、キャリーの胸に巻いたガムテープを剥がせたと聞きます。
でも、今思うと、胸なんて見ていなかったし、キレイって言っても、正直、「すごく」とは思わない……。
なぜか?
それは、たぶん、音楽の力、作曲家ジョン・ウィリアムスの力、じゃないかと思います。
なんでかって?
そこが分かると、日常生活でも応用が利くかもしれません。
「見た目が9割」なんて本が出ていますけど、
もしかして、自分にコンプレックスがある人も、意中の人に自分をキレイに思わせることができるかも?
うわ、脱線ばかりで2千文字超えてる……。
まだ本題に入っていないのに……。
つづきは次回!