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ジンとギルシェ

「それにしてもジン、お前、いつのまにこの女性達と知り合いになったんだ?」


レーシングカートショップの店長が、ハイエースワゴンを運転しながら助手席に座る俺に言ってきた。


「えっ?まあ、まあ色々とありまして‥‥‥」


少し照れ?ながらジンが言うと、店長はニヤリと口元が笑い


「ほ〜お、色々ねぇ〜」


「あっ!店長!なんか変な想像してませんか!」


ジンは手を左右に振り完全否定するが、店長はニヤリとして、「ほお〜」とか「へえ〜」と言いながら、ジンをからかっていた。

因みに、今、車には、店長、ジン、ミュウ、舞、ギルシェとメイリが乗っていた。ギルシェとメイリはミンバとミリィとリンクした状態。そして、ケルベロスも。ケルベロスは今のままではと、見た目チワワの様な犬になり、舞の膝の上に居る。

魔法で、この世界の人の姿になっていた、ギルシェとメイリだが、身長だけは変えることができなく、ギルシェは大柄な女性の姿。最初、店長と会った時は、かなり驚いていた。


そして、サーキット場に居た、僕ら以外のあそこに居た人達の記憶は、ブルードラゴンから振り下ろされた、光る粒子の様な物を浴びて、記憶を改ざんした。

店長には、ジンが事の事情を説明したかった為に記憶の改ざんはしなかったが。


「じゃあなんだ?あそこに居た人達は、今回は、強烈な竜巻みたいなのにやられた、と言う記憶にすり替えられたのか?」


「ええ、そうです。今回は、ジンが貴方にだけは、真実を知っていてもらいたいと言いましたので、貴方の記憶は改ざんされていません」


車の後部座席に乗るギルシェが、外の景色を見ながら言う。

メイリは、この世界の景色が珍しく、暫く車窓から外の景色を見ていた。


「けど‥‥‥なんでこの2人(リンクした2人を入れると4人)がついてくるんだ?」


ジンは、助手席からのサイドミラーに映る、ギルシェを見ながら思っていた。



◇◇◇



魔物、魔人をすべて、バックゲートで送り返したジン達。

光の粒子の様な物を撒き散らしながら、迷彩魔法で姿が見えないブルードラゴンは、ジン達の近くに降り立った。

降り立ったブルードラゴンの機体から、長身で、茶色のストレートのロングを後ろで束ねた女性が降りて来た。


「ギルシェチーフ!」


傷がまだ癒えないクラリスは、座っていた体制からすぐにたちあがろうとする。


「クラリス、無理はするな。メイリ、クラリスを頼む」


ギルシェはメイリに向くと、メイリは、わかりましたと言う。そしてギルシェはジンの前に来ると、まるで睨む様にジンを見る。


「お前はこの世界の者か?」


「うん?」


ジンは何を言っているかわからなく、ギルシェを見る。しかし、ギルシェは龍族の女性で長身、しかも手足が太く、全身が筋肉だ。それにあの目、まるで猫の目の様な鋭い黄色の目。ギルシェのその威圧感は半端なく、ジンは少し後ずさりをする。


「この世界?‥‥ああ、そうだけど‥‥貴女はあの人達の隊長さんです‥か?」


「そうだ。私はブルードラゴンのチーフのギルシェ=バンカー」


「ブルードラゴン?‥‥あの機械の様な青い龍のことですか?‥」


ジンは目の前にいる、全長80メートルの巨大な青い鎧をまとった様な機械の龍を見ながら言った。


「ああ、あれがブルードラゴン‥‥しかし、お前は何故、リンクを‥‥いや、それより女神候補生との契約、そして、あの魔法力‥‥‥お前は何者なのだ?」


ギルシェはまた一歩ジンに近寄る。ジンはその行動に少し体が反応したのか、後ずさりをする。


「俺は‥‥‥大樹寺だいじゅうじ じん


ジンの名を聞いたギルシェは体の動きを一瞬止めると、眉毛をピクッと動かすし、驚いた表情をし、


「だ、大樹寺だと!」


「!‥?」


ギルシェの驚いた声にビクつくジン。そんなジンはギルシェを見るが、それ以降ギルシェはジンに話すことはなかった‥‥‥



◇◇◇



あれからあのギルシェて人、話さなくなったけど‥‥‥いったいどうして?

ジンは助手席のドアミラーに映るギルシェを見ながら、そう思っていた。

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