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魔物が犠牲者⁈ 。

いったいどう言う事だ?

ジンは魔物に対して、憤りを感じていた。


『あいつらが来なければ、俺たちは平和に‥‥‥。来なければ?、いったい魔物はどうして来たんだ?魔物自らきたのか?それとも誰かに‥‥‥』


そうジンは思っていた時、メイリは空を見上げ叫ぶ


「ジンはお願い力を!空を見て!」


「空を?」


ジンは空を見上げると、魔物が落ちて来るのが肉眼でもハッキリと分かる距離。


「魔物が落ちて来る!」


「ジン!お願い!力を!」


メイリの言葉にジンは決心する。そしてメイリの手を握ると


「これでいいのか!」


「ええ!ミリィお願い!」


『わかったわメイリ!』


するとメイリの体が光出す。ジンはメイリを見ると、


「俺とミュウと同じ‥‥」


そう思いながらメイリを見ていると、メイリの目の薄赤い色が、濃い赤に変わり出す。そして、メイリとミリィは精神を入れ替えた。


『ミリィ、急いで!』


「ええ!‥‥我が主アースよ!魔物を送り返したまえ!バックゲート!!!」


メイリの体を使い、右手を高々と空にあげるミリィ。落ちて来た魔物とメイリ達の距離、およそ100メートルか、魔物の前に白い魔法陣、バックゲートが開くと、魔物は光の粒になり、瞬く間にバックゲートに吸い込まれる様に消えた。

ミリィはジンの魔法力を改めて感じ取ると驚いた。


「なによこの男の魔法力は!桁違いだわ!」


『ええ、私もそう感じるわ。けど‥‥なんなんだろう?ジンの魔法力はなんだか暖かい感じがするわ』


ミリィの驚く言葉に、メイリはそうミリィに言葉を返した。


ジンは間近でバックゲートが開き、そして光の粒になり、一瞬で消えた魔物を見て、空を仰ぎながら立ちすくんでいた。


「これが‥バックゲート‥‥」


『ジン?』


ジンの声にミュウはジンの名を呼ぶ。


「なあ‥‥ミュウ。お前は知っているのか?」


『何を?』


「魔物が犠牲者て事を‥‥」


『犠牲者‥‥ええ。ただ私も詳しくは知らないわ』


「構わないよ。お前の知っている範囲でいいよ」


『ジン‥‥魔物は犠牲者‥‥それはこの世に生がある全ての生き物の欲によ』


「欲‥‥」


『ええ‥‥魔物がいつどの様に生まれるかはわからないわ。けど‥‥魔物を生む源は、生きとし生けるものの欲と聞いた事があるわ』


「欲‥‥全ての生きとし生けるものの‥‥」


ジンは自分の頭上で、白く輝くバックゲートを見ながら思っていた。

何故あの時、魔物をにくんだんだろうと。

何故あの時、魔物を倒したいと。

何故あの時、魔物を‥‥‥


「だから魔物は倒せないのか‥」


ジンはバックゲートを見ながら思っていた。

そこえ空からバサバサとゆっくり降下して来たケルベロスが、ジン達の前に降りた。


『お前達、やったな』


「ケルベロスさん。ありがとうございます。貴方のお陰で魔物を返せました」


ミリィと精神を戻したメイリが、ケルベロスに礼を言う。ケルベロスはうんと頷く。

そしてそこに舞が息を切らせながら走って来た。


「ハアッ!ハアッ!ケルベロス!お兄ちゃーん!」


「舞‥‥あっ!」


走って来た舞は安心したのか、笑顔でジンに飛びつき抱きついた。


「お兄ちゃん!‥‥無事でよかった。ケルベロス、ありがとう」


ジンの胸に顔を埋め、ジンが無事なのがわかると、舞はケルベロスに顔を向けると、礼を言った。


『礼を言うのはこちらだ。マイは二度も我の怪我を治した。そして魔法力も』


「魔法力?」


『‥‥とにかく、マイ感謝する』


「ケルベロス‥‥うん!」


ケルベロスが舞にお辞儀をすると、舞はケルベロスに笑顔を見せる。そして舞は、ジンを見る。ジンは既に消えたバックゲートのあった空を見上げていた。


「‥‥お兄ちゃん?」


「‥‥うん?‥‥舞‥」


ジンは舞の名を言うと、舞の頭を優しく撫でた。そして‥‥思い出していた。あれは空耳だったのかと。バックゲートに魔物が消える一瞬、聞こえたあの言葉を‥‥


『ありがとう‥‥‥』


ジンは空を見上げながら思い出していた。


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