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~第4次南部戦争 開戦~

このまま、しばらく戦いが続きます。

正歴1506年6月2日月の日 午後9時過ぎ

クーリー王国領スーズ 


「司令。時間です。」

「うむ。歩兵部隊及び騎兵部隊は陣地砲攻略。砲兵は支援射撃。戦車隊は前進し、敵陣地攻略。急げ!!」

「「「はっ!」」」

クーリー王国陸軍南部方面軍は進攻を始めた。同時には北部・中部方面軍も進攻。 

第4次南部戦争が始まった。


午後9時25分

ナカイヤ帝国軍の防衛線をクーリー王国軍が攻撃。

始めこそ有利だったナカイヤ軍も、クーリー軍の進撃を阻止出来ず、後退。勢いにのったクーリー軍はそのまま進攻するが、ナカイヤ帝国軍が誇る、ナ38型陣地砲の射撃により北部方面軍騎兵隊が壊滅。一方、中部・南部方面軍は多大な損失を出しながらも陣地砲を攻略。しかし、中部方面軍歩兵部隊はナカイヤ軍後方支援砲撃により全滅。それでも、予備兵力と砲撃で反撃。ナカイヤ軍を押し返し、ナカイヤ中部、中央街道の入口「セレン」を包囲。

南部方面軍も進攻を続け、ナカイヤ南部の前線基地、「バックス」を攻略。

しかし、ナカイヤ軍も全土から部隊を引き抜き、「北部軍」(歩兵1個師団、砲兵1個旅団)、「中部軍」(歩兵2個師団、砲兵2個師団)、「南部軍」(歩兵3個師団、砲兵1個師団とナ38型陣地砲2門)を編成。鉄道にて一斉に輸送された。

その頃、海上では、丸半日はかけて迂回したクーリー海軍はナカイヤ海軍哨戒部隊の哨戒網をくぐり抜け、海軍都市「マヤト」に接近。

ナカイヤ帝国が、マヤトの西、30km沖を航行するクーリー海軍艦隊を見つけたのは午後10時48分。急ぎ艦隊を出撃させたものの、先行した駆逐隊がクーリー海軍旗艦「ポートマース」(戦艦)以下8隻の砲撃を受け、壊滅。その後、どうにかマヤト軍港を脱出したナカイヤ海軍艦艇は旗艦「ハルコバレーノ」を先頭に、ナカイヤ第2の港湾都市「マヤンロ」に退却。

その頃、クーリー特陸スーズ工厰では、戦車の改良及び増産が命じられ、「S-75」10両が生産。20mm機銃を20口径37mm砲に変更した「S-75改」も3両生産された。また、同様に新兵器開発を行っていたナカイヤ軍も「ナ42式戦闘機」を開発。日本軍三式艦上戦闘機とほぼ同じ性能を持つ。(爆装無し。七.七mm機銃を十二.七mm機銃一基に変更)稼動性能も良く、生産と同時に「セレン」後方に配備された。

クーリー軍の進攻を食い止めるべく派遣された三軍も、それぞれの前線後方20km地点に到着。南部戦争が大きく動き始める中……




「岩根。今日はどうだ?」

「いつも通りですね。」

いつも通りの生活をしているのでした!

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