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トスティエンスに到着!!!勝負当日編②

大部屋の皆が起きてからしばらく後………

……午前6時……

「そろそろ起こすか。」

「だな。ただ、やるのは整備長だからな?」

「いや、お前もやれよ!」

「何で俺がやんなきゃいけないんだよ?

言い出しっぺはお前だろ?」

「いや、だから………」

「まあまあ。もう皆で起こせば良いじゃないですか。


……………どうせ2人は粛清されるんだから………」

「「何か最後に不吉な……」」

「気のせいです。」

「「………………………」」

「それじゃあ、起きないうちにさっさと行きましょう。」

このダイの一言により、場面は新たな展開を迎える!!!



筈もなく。

やはりこの2人が暴走を開始した。

「ここが2人の部屋ですね?整備長?」

「ああ。ここの筈だ。なぁ、亮?」

「おう。ここだったと思うぞ。」

「へぇ~………」

「「何か気の抜ける返事だな?」」

「そりゃだって………



カギかかってるんですけど……」

「……………あっ。」

そう!誰もカギがかかってる事に気づいていなかったのだ!!!もっとも、ダイはうっすら気づいていたようだが………

「それじゃあ、みんな戻りますか。」

「「俺らは残るぞ!!!」」

「また2人ですか?次は変な事をしないでくださいよ?ホントに殺されますよ?」

「「おう!!!死なない程度に頑張るさ!!!」」

「「「………………………………」」」

「「お前らまでそんな目で見ないでくれ…」」

そんなこんなで、ダイたちが部屋に戻った後、毎度お馴染みの2人はあの2人部屋の前にいた。

「で、亮さんはどうすんだ?」

「そう言うお前こそ、何か無いのか?」

「なんとなくノリに近い勢いで言っちまったからな~~

特に無いぞ。」

「なら、どうするよ?ノコノコと戻るか?」

「それはしたくないんだがな~

でも、それしか無いような気もするが………」

「確かにな………

なら、ちょっと外に行ってみないか?」

「気晴らしか?」

「そう言うことだ。」

「良いじゃないか。なら、早速行こうか。」

こうして、何故か散歩に出かける2人。

「ふ~~ん。散歩か。まぁ、気を付けてな同士諸君。」

「「はぁ……」」

そして。スター………スターレストに見守られ出発。

「「……………………」」

2人とも無言のまま歩くこと約10分。トスティエンス発展の基礎になっているトスティエンス中央駅に到着。時間も6時を過ぎているため、多くの列車が構内に停まっていた。

もちろん、列車は全て蒸気機関車だが………

そして、それらを見た2人は、また無言のままヨーシフ亭へと戻っていった………

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