トスティエンスに到着!!!お宿編!④
「そーいやさ。」
「どうした?亮?」
「ここってさ、風呂あんのかなって思って。」
「風呂か~~どうなんだろな?聞いてみるか。」
「おっ!整備長。助かるよ~~」
「ホントなら、お前が聞きに行くべきなんだが………
あっ!すみませ~~~ん!!!」
「は~~い!!!………あっ!………
………何か御用ですか?」
『別の人だな。で、何が『あっ!』なんだ?』「いや、ちょっと伺いたい事がありましてね。」
「はい。何でございますか?」
「このお宿に、風呂はありますか?」
「風呂ですか?」
「はい。風呂です。」
「もちろん御座いますよ。
大浴場が1つ、サウナが1つしかありませんが………
あっ!どちらも貸し切りができますよ!!」
「貸し切りですか!いくらです?」
「本来なら、大浴場、サウナともに1時間200Gなのですが……………
北の帝国領付近と東の国以外の方は、風呂やサウナに入る習慣が無いんですよ。そのせいで、ただ、お湯が流れてる桶みたいな状態なんですよ………」
『なら、作るなよ………』
「そう言う訳で、無料で構いません。時間も夜10時までなら自由に使って頂いて結構です。詳しい使い方はお部屋のマニュアルに載っておりますので………」
「あっ、分かりました。ありがとうございます。」
「いえ。それでは、ごゆっくり。」
「で、一応風呂もあるし、貸し切りにも出来るらしい。」
「まず、文化的に違うんなら風呂とか作るなよ………」
整備長大沼とまったく同じことをいっている亮。もちろん、全員に大部屋に集合しているため他の皆も同じように思っていた。
「で、10時まで使い放題なんだが………どうする?」
この大沼の問いに真っ先に答えたのは……
「はいっ!!!!みんなで一気に入っちゃいましょうよ~~」
サリちゃんだった……………
「全員で!?一応、大浴場は2つあるんだが………」
「整備長も固いこと言わないでくださいよ~良いじゃないですか~~たまには全員で入りましょうよ~~」
「「「……………………」」」
「う~~
なら!!!」
「「「なら!!」」」
「…………2つに分けますか………」
「「「いや、普通そうするだろ!!」」」
「はぁ…………なら、男女別でいいな?」
「整備長。それ以外に何があるんですか?」
「岩根。知ってる人は知っている。だ。」
「?????」
「まあまあ。落ち着け2人とも。
それじゃあ、早速入ろうじゃないか。な?」
「亮。」
「何だ?」
「……お前が一番落ち着けよ!!」
そこには、既に準備を済ませ、部屋の鍵を握りしめている亮が居た。
「いや、まぁ………な?」
「「「「………………」」」」




