トスティエンスに到着!!!その②
「あの~。統監がお会いになられるそうなので、統監室まで案内いたします。」
「まさかあのじいさんが統監だったとはな………」
「それは不味いですよ。整備長。」
「大丈夫だって、岩根。聞こえてないってよ。」
「なら、良いんですが………」
「2人とも。そろそろ静かにしとけ。」
「分かったよ。亮さん。」
「了解です。」
コンコンコンコン
「ネーシャか?」
「はい。皆様をお連れしました。」
「ああ。分かった。入れてくれ。」
「はい。……………では、どうぞお入り下さい。」
……………………
ガチャ!
「「「失礼します。」」」
「ああ。よく来てくれた。まぁ、座ってくれ。」
「なるほど………
確かに、あの森から出てきたら逃げるだろうな。
これはこっちの連絡ミスだ。
謝罪しよう。
それと、君たちだが、明日から、出発ホームや路線の視察、ダイヤや運賃を決めてくれ。
そうだな……………20日後までに私の所に来てくれ。詳細の確認がしたいからな。
ああ、それと、何か聞きたいこととかは、何なりと聞きに来てくれ。ネーシャなら大体知ってるはずだ。もし、ネーシャが居なかったら私を呼ぶといい。」
「分かりました。それでは、20日後までに、伺わせていただきます。」
「ああ。頼むよ。それと、君が長かね?」
「はい。日鉄伏原線栗丘車両基地基地長の田中亮です。
今後ともよろしくお願いいたします。」
「ああ。こちらこそ、よろしく頼むよ。」
そして、2人はガッチリと握手を交わすのであった………
「それでは、俺は本部に戻ろう。」
「ええ。色々とありがとうございました。オーリーさん。」
「ああ。そっちも頑張れよ。それと、次からは逃げないように伝えておくから安心しろ。」
「ええ。是非お願いしますよ。」
「亮殿。それでは。」
「ええ。また会いましょう。それでは。」
「で、亮さんよ。明日からやるんだろ?」
「一応その予定だが、どうした?」
「金はあるっちゃあるがよ。この人数で泊まんのはキツくないか?」
「俺らは車中泊でしたからね。」
「確かに我々はそうでしたね。」
「そう言う訳で、宿なんかも全く知らない!ただし、市場は知ってるぞ!!」
「「「……………………」」」
「……………すまん……………」
「ま、まぁ、今更言っても仕方ないからな。総局で聞いてこよう。」
「宿ですか?」
「ええ。全く知らないものですから………」
「いえいえ、大丈夫ですよ!
そうですね………ここから徒歩5分程の「ヨーシフ亭」と、そこから直ぐ近くの「アードルフ亭」の2つがこの辺で高すぎず、それなりの宿ですね。」
「……………これは……………」
「「「何か聞いたことがある名前だ!!!」」」




