トスティエンスに到着!!! の前に……… その③!
「そ、それじゃあ、しゅしゅ出発しますね。」
「そんなに固くならなくても大丈夫さ。ダイ。」
「そうはいってもですね。亮さん。」
「大丈夫大丈夫。少なくとも敵じゃ無いみたいだしね。軍人みたいだから、親しくなっとくとなにかと有利かもよ。」
「…………………………」
「何で無言になるかな………」
「そりゃそうでしょ。いきなり「貴様は何者だ!!」って言われたんですから。」
「まあまあ、良いじゃない。軍人としての務めがあったんだから。」
「……………分かりました。」
「整備長はどう思う?」
「あいつか?」
「もちろん、あいつだ。」
「軍人な以上、手を出すわけにはいかないし、特に害も無いなら親しくなっておけば大丈夫なんじゃないか?」
「俺と同じだな。」
「ってことは、決定だな。
でもよ。後ろの奴等にどう説明するよ?」
「それがな~~。普通に言っちゃおうと思ってるんだが。どうだ?」
「問題はないと思うが、軍人って分かったらめんどくならないか?」
「その辺は大丈夫だろ。軍人っても、自衛隊みたいなやつだからな。そんなにゴタゴタは起きんだろ。」
「なら良いんだが……………」
「亮さん!!見えましたよ!!!」
「分かった。それじゃあ、
オーリー!!!見えたぞ~!!」
ダッダッダッダッダ………バン!!!
「もう追い付いたのか!?」
「そうだが?」
「ったく、バカみてぇに速いな。」
「それよりも、あれへの説明は頼んだからな。」
「任せとけ。
そうだな………あと500m位で停めてくれ。
降りて、話をつけてくる。」
「分かりました。500mですね。」
その頃、撤退中の防衛軍………
「副長!!!緊急です!!!」
「どうした!!奴等が追い付いてきたか!!」
「!!!そ、その通りであります!!!」
「チッ!!!!!
第1・2分隊は、市民と共に逃げて本部に状況を連絡!!
その他の分隊は足止めだ!!!」
「「「ハッ!!!!!」」」
「ふ、副長!!!」
「どうした!!敵接近の連絡は既に受けたぞ!!!」
「違います!
小隊長がお戻りになりました!!!
ただいまこちらに向かっております!!!」
「!!分かった!
全員、せいれ……………」
「待て!!!!!」
「「「しょ、小隊長!!!」」」
「うむ。奴等は味方だ!!!鉄道総局のアズボルト統監から、あの町への輸送を担っているとの事だ!!」
「ほ、本当ですか!!」
「ああ。本当だ。よって、攻撃は中止!!貴様らは、市民たちに説明し、護衛しつつ帰還せよ!!!」
「小隊長は!!!」
「私は奴等と鉄道総局へ説明に向かう。
本部への連絡は貴様らに任せるぞ!!!」
「「「ハッ!!!!!」」」




