そのころの栗丘……その2!水路を通してみよ~
~栗丘駅~
「で、水路を通すと言ったもんだがどうする?サリちゃん以外で器用な奴なんて岩根、整備長、ダイの3人しか居なくないか?」
「「「………………」」」
「なら………
やるしかないでしょ!!!
作りましょう!私たちで!」
「そうですよ!我々でも作れると言うことを見せつけてやりましょう!」
「………仕方ないな…
やるか!!」
「「「オーーー!!!」」」
「と言うわけで基地に来てみたものの……」
「まったく分かりませんね……」
「ぐちゃぐちゃだね~……」
「大井?大井はどこ行った?」
「あれ?さっきまで居たんですが……」
「まったく~どこ行った…って!あれ大井じゃない!?」
「大井~~!どうした~~!」
「みなさ~ん!ちょっと来てくださ~~い!」
「どうしたんだ?大井。」
「なにかあったんですか?」
「急に居なくなったから心配したじゃない!」
「急に居なくなったのはすみません。
それよりも、この竹を切って水路にしたほうが良くないですか?
資源も無限じゃ無いですし……」
「それもそうだね…
流石に私たちだけでも竹を切るぐらいは出来る……よね?」
「そこは肯定しようよ……
まぁ、大井の言ってることも正しいからね。
亮さん。どうします?」
「このまま待つのもアレだしな………
よし!作るか!」
「じゃあ早速作りましょう!うまくいけば今日中にできますよ!」
「いや、それはキツいだろ?あの森の中に毒のある植物があったりしたら……」
「でも、それ言ったら終わりじゃ無いですか?調べる手段も無いですし…」
「………どうするか………」
「一端中止……ですかね?」
「なら、聞いてみればいいんじゃないですか?」
「どこに聞くんだ?大井。」
「いや、岩根さんとか整備長とか…街に行ってる人に……」
「「「それだ!!!」」」
「大井!よく言った!そうか…その方法があったな…なら急いで戻るぞ!直ぐに連絡しないと!!」
「あっ、もしもし。整備長。そっちに水道管はあるのか?
あるのか!異世界スゴいな……
ああ、それでな。そっちの水道管の材質を聞いてきて欲しいんだ。
えっ?何故かって?うん。まぁ……頼むよ!分かったら連絡してくれ!それじゃあ頑張れよ!!」
「大丈夫…ですか?何か最後の方強引な気がしましたが……」
「大丈夫大丈夫。きっとあの3人ならやってくれるさ!」
「じゃあ、我々は連絡が来るまで待機ですね。」
「まぁ、そうなるな。」
「………って!もう6時半!?
ヤバイっ!ご飯作んないと~~!」
「「「時間が立つのって……速いな…」」」




