で、結局取り付けはどうなった?
「はい。じゃあお願いします。」
「うん。分かった。今度から頼むね!
それじゃあ~~
ブチッ…」
はぁ~~。何とか伝えたけど…
………………って!取り付けどうなったの!?
あのまま、夕食取りに~とか。今度からご飯作る!!とか。何だかんだあって放っときぱなしじゃん!
ヤバイヤバイ!見に行かないと~~
「バン!!
岩根さん!!」
「え?え、ええ。
どうしました?」
「と、取り付けはどうなったんですか!!??」
「え?あ~。取り付けですね。
終わりましたよ。それでちょうど呼びにいこうとしてたとこなんですよ~」
「そうなんですか!
なら、ちょうどよかったです。夕食を食べませんか?って呼びに来たとこなんですよ~。ただ……」
「ただ?」
「…………………ん食なんです。」
「何食?
スミマセン。もう一度お願いします。」
「保存食なんですよ!!
だれも料理が出来なかったらしく保存食ですって!!」
「えっ!え~~~~!!
ほほほ保存食ぅ!?
ちなみにどんなのなんですか?」
「え~っとですね…
……如何にも中世な感じで干し肉とかだそうです…」
「…い、如何にも中世!な感じですね…
今後もこうなるんですか?」
「いえ。今後はサリちゃんが作るそうです。
保存食を見て怒っちゃいまして…サリちゃんが……で、今度から自分が作るって言い始めたもんですから……
おそらく保存食はこれで最後になるんじゃないですか?普通の時はサリちゃんが作るし…」
きっとね……
「そうですね。そうなってくれるとありがたいのですが……」
「まぁ、その話はまた今度と言うことで…
さっさと食べに行きましょう!」
20分後……
「ホントのホントに保存食でしたね…
堅パンと干し肉とか……」
そう…おもいっきり保存食ww
堅パン、干し肉とか…いつの時代だよ!!
SLあんのにソコは古いの!?
缶詰も無いとか…
生きていけん!!
くっそー。こうなったら…
石油と同じく調べて…そして~
作ってやる!
缶詰があれば保存食でも美味しく!美味しい食べ物はやる気も出る!
なんとしてもやってやるぞ~~
そのためにも!
缶詰の中身を決めなきゃな~
「あっ。整備長~~!
今度~、トスティエンスに行ったら~!
缶詰作りしても良いですか~?」
「缶詰!?まぁ、ダメとは言わんが…
トロッコに全部取り付けてからなら良いぞ。取り付けるまではダメだな。」
…トロッコ…忘れてた~~!
「そ、ソウデスヨネ~
トロッコ取り付けてからデスヨネ~~」
くっそー。取り付け終わったら…何がなんでも缶詰を作ってやる~~!
缶詰さえあれば、この世界も変わると思うのに~~!




