SIES改良隊w
「で、SIESの改良が決まったので…
SIES改良隊の設立を宣言します!!」
「「「はぁ!?」」」
「え~~と。それは…
SIESを改良する奴らの総称ってことでいいのか?」
「はい!そんな感じです。
なんとな~~く〇〇隊って付けたいな~
と、思ったんで…」
……理由があれだけど、分かりやすいしいいんじゃ……
「へ~。分かりやすいしいいんじゃないですか?」
「さっすが岩根!話が分かる~~」
「まあまあ、これは置いといて。
改良始めましょうよ…終わりませんよ?」
「ですね。じゃあまずは……」
「クラッチ!クラッチ!クラッチがいいです!」
…そこまでクラッチにこだわるの!?
「え、ええ。じゃあ最初はクラッチからでいいですか?」
「「あ、ああ。いいと思うよ。うん…」」
「どうしたんですか~~?元気無いですね~」
「…何でクラッチでそこまで元気が出んのかな~って思ってよ…」
「同感です。」
「ですよね~~」
「うっ…ま、まぁいいでしょう!
ちゃちゃっとやりましょうよ~
じゃあ~~。
私がライト、ダイ君が速度計、岩根さんがクラッチで整備長がブレーキをお願いします。」
「屋根はどうすんだ?」
「屋根は最後で問題無いと思うんで後回しにします。」
「じゃあ、いきますよ~~」
「「「改良するぞ!オーーー!!」」」
「と、言ったもののどうすっかな~?」
俺は速度計の担当だがこれがなかなか難しい。 速度計の針を動かす「力」が無いのだ。
…いや、回転数から出して、その回転で針を動かせばいいんじゃ…
「それしか無いよな~」
空転すると速度計もグルグル回るっていう問題や、車輪が磨り減ると速度が変化するが多少だしいいだろう。
「ってかなくてもいいよな。速度計。
どうせ30前後しか出ないんだし…
ま、趣味に近いようなやつだし。いいだろう。」
「♪~~♪♪~~♪♪~♪♪♪♪♪♪~~♪」
好きな歌を鼻歌で歌いつつ、速度計を取り付けていく俺。
2時間後…
「これで、動けば…」
ふ~~。やっとここまで来たぞ~。
これで動けば完成だな!!
「カチカチカチカチカチ………」
「ヒューーーーーー」
「おっしゃぁーーーーーー!!!
動いたーーーーーーーーーー!!!」
よし…
完成だな。
結果的にこの速度計は0~50kmまで測れ、夜でも見やすいように蛍光塗料を塗っておいた。 こっちにも似たようなやつがあればいいんだがな…
まぁ、そんなのは置いといて…
「どうするかな…
………みんなに会いに行くか。
そろそろ、終わりに近づいてるだろうしな。」
これで全員終わってて俺が一番遅い。とかなってたら笑えるなw
さ~~て。
トロッコ完成までもうすぐだな!!




