接続完了!!の前に… 2
「ん………」
「あっ。おはようございます。朝ですよ。」
「うん…
あっ、ああ、朝か…
おう、おはよう。昨日は寝たのか?」
「ええ、5時間程寝れました。
みなさんは?」
「僕はぐっすり寝れました。
整備長は?」
「俺も寝れたからな。岩根、ありがとな。」
「いえいえ、それよりも…
ジャジャーーーーン!!!
出来ましたよ!トランシーバー!半径300kmで、100回振れば10分は通話可能です。」
この人ホントに作っちゃったよ…
マジでスゲーな。
「おおっ!
スゴいじゃないか!早速準備して渡しに行こう。」
その頃の栗丘駅…
江口&佐藤「おはようございます。」
「ああ、おはよう。よく寝れたかい?」
2人「お陰さまでぐっすり!」
「ハッハッハ。なら良かった。
そういやサリちゃんは…」
「おはようございま~す!
ちょっと遅れました~」
3人「全然大丈夫!
みんな来たばっかだよ~」
「そうなんですか?
なら良かったです~
で、どうしますか?基地の3人。」
「まぁ、あの3人の事だからそろそろ来るだろ?」
3人「そうですね。あの3人ですしね、」
またまた車両基地へ…
「後、この電話用にあそこの木に電波中継装置を付けたいんですが…」
電波中継装置?なんじゃそりゃ?
「あの、その電波中継装置って何なんですか?」
「はい、簡単な話、基地局です。
木の上にアンテナをつけて栗丘の電話と繋げます。これで、トランシーバーを2個外で使っても栗丘駅の電話が使えるようになりますよ。」
それは便利だな。付けるのも悪くないな。
「それならいいんじゃないですか?
電気を使うのはキツいですが、必要に応じて使えば…」
「そうだな。付けるのに何分かかる?」
「30分もあれば取り付けが終ります。しかし、専用パイプに通して栗丘まで行くのはまだ、1時間程かかります。」
「そうか…分かった。俺らが先に栗丘に行って説明してくるか、設置しといてくれ。」
「了解。それじゃあ、そろそろいった方が良いのでは?もう、朝8時ですよ。」
ゲッ!!ヤバイな、急がないと~~!
「よし。そうだな。頼んだぞ!」
「どうしますか?輸送車出しますか?」
「いや、時間が無い。走るぞ!」
ヒィーー!800m全力ダッシュか~
高校生以来だぞ!?
でも、まぁそんなこと言ってる暇無いな!
「おはよう(ございます)!」
「2人共お疲れ~
岩根さんは?」
「ああ、岩根はアンテナ付けてるよ。何でもらトランシーバーを使わなくても栗丘駅の電話に繋げられるようにするってさ。
そこだけは電気を使うが、まぁいいだろ?」
「うん。分かった。なら、岩根さんの朝食も持っていってあげないとね。
はい、これ朝食。ちゃんと渡してね?」
2人「大丈夫だって。ちゃんと渡すさ(よ)!」
「ハッハッハ。頼んだよ~」
さて、じゃあ戻りますか…
「あれ?」
「ダイ。どうした?」
「何か袋が落ちてませんか?」
「本当だな。中身を確認して拾っておこう。」
2人「………」
「まさか金貨だとは…」
そう。まさかの中身は金貨だった。
それも見たことは無いし、日本の金貨じゃない
まぁ、必要になるかも知れんから貰っておこう。
「まず、基地に戻るか…」
「そうですね…」




