~第4次南部戦争 反撃 ③~
クーリー王国海軍 ナカイヤ方面艦隊
旗艦 ノーリゴルア級戦艦3番艦 グランリッツ
「こちら、見張り!後方2万4千m付近に敵艦隊!!
数、戦艦6、重巡8、軽巡10、駆逐13!!
………………水雷戦隊及び巡洋戦隊が艦隊から分離し、接近します!!!」
「提督。このままでは、鈍重な戦艦部隊は逃げ切れません。」
「ここから本国までは?」
「約、30kmです。」
「本国に支援艦隊の投入を要請。」
「了解致しました。
では、水雷、巡洋戦隊は如何なさいますか?」
「本国からの支援艦隊と共に、敵艦隊の撃破へ向かわせろ。
ただし、今は速度を上げて艦隊から離脱。本国領海へ向かうように伝えろ。」
「はっ。」
ナカイヤ帝国海軍南部艦隊(臨)所属 第8水雷戦隊
旗艦 カレン級軽巡洋艦1番艦 カレン
「旗艦より通信。
スイライセンタイオヨビ、ジュンヨウセンタイハ、カンタイヨリリダツ、センコウシ、テキカンタイヲコウゲキセヨ。
以上です。」
「……戦隊全艦に伝えろ。
ワレニツヅケ!!!」
「了解!!」
その頃…………
旗艦 ダイアート
「敵は水雷、巡洋戦隊が離脱する模様。」
「構いません!!撃ち方用意!!目標、敵戦艦6番艦!!」
「撃ち方よぉーい!!目標、敵6番艦!」
「………………目標、敵6番艦。撃ち方用意完了!」
「撃てっ!!!」
「撃て~~!!!」
ドォーーンと言う轟音と共に、ナカイヤ帝国海軍、最新鋭戦艦35.6cm連装砲1門が火を吹いた。
「着弾まで29秒!!」
「「「……………………………………………………」」」
「だんちゃ~~~く。今!!
近弾です!!」
「再調整!!完了次第再射撃!!」
「了解!!」
「上4度、左2度だ!!」
「……再調整完了!!」
「撃てっ!!」
最初の射撃から57秒後、再度の射撃はまたも近弾。
しかし、2番艦「トリニタス」 3番艦「タリノシーズ」は命中弾を出し、35.6cm連装砲2基4門による斉射に移行した。
「旗艦が2・3番艦に遅れをとるな!!!装填と調整急げ!!!」
「前部砲長。急かしすぎよ。」
「ですが、このままのんびりとするわけにはいきません!!」
「……分かったわ。でも、あまりプレッシャーをかけないであげてね。」
「はっ!」
「射撃用意完了!!」
「撃てっ!!
着弾まで55秒!」
「これは、当たるわね。」
「そう?私にはそうは思えない。」
「まぁ、見てなさい。」
「だんちゃ~~く。今!!
命中です!!敵戦艦後部主砲付近炎上中!!」
「…………………………」
「これが私の本気よ。」
「……………………砲手たちの実R「私よ!!」はぁ…………」
「敵戦艦1番艦。後部主砲発砲!!」
「炎上中じゃなかったの!?」
「分かりません!!」
「敵の砲撃。近弾です!!」
「こっちが当たる前に沈めてしまいなさい!!」
「「「はっ!!」」」
ダイ「そう言えば、今日で100話目の投稿ですね。」
亮「確かにそうだな。
忘れかけてたが。」
ダイ「何かいいましたか?」
亮「いや、何でもない。
それじゃあ、いくか。
せーの!」
皆「「「無事に100話突破しました!!これからも、どうかよろしくお願いいたします!!!」」」
サリ「次回、101話。私と岩n」
岩根「それでは、さようなら~~~」




