第27話 魔法学園の入学式
《ラグナ魔法学園 入学式》
「ライト~! アリアちゃん~! エアリスちゃん~! ラグナ魔法学園に入学おめでとう~! やったわね~! 魔法制服バッチリ似合ったわ~! ねえ? 貴方」
「あぁ、凄く似合ってる……似合ってるぞ。ライト。アリア。エアリスよ……虚弱だったお前達がここまで育ってくれて、俺は嬉しいぞお!」
「ライトお兄様、アリアお姉様。エアリスお姉様素敵です~!」
「「「ご入学おめでとうございます! ライト様。アリア、エアリス~!」」」
今日はラグナ魔法学園の入学式当日。そして、僕達の家族のクラウディア公爵家や関係者の皆が、クラウディア領地からわざわざに王都までやって来て入学式に出席してくれたんだ。
「ありがとう。皆~!」
「ありがとうございます。イリア様。バラン様。エリー様」
「あ、ありがとうございます。お義母様。お義父様。義妹のエリーさ……うぐぅ?!」
ラグナ魔法学園の制服を着る僕達を見て、クラウディア家の皆が大喜びしてくれてるよ。
それだけら僕達がラグナ魔法学園に入学できた事が誇らしくて嬉しいんだろうね。
……そして、エアリスちゃんはアリアにお尻をひっぱたかれているね。
こんな状況でもコミュニケーションを欠かさないなんて、2人は本当に仲が良いんだね。
(……エアリスちゃん。何を皆さんが居るどさくさに家族宣言してるんですか? 抜け駆けは許しませんよ!)
(抜け駆けなんてしてませんよ。それに、ライト様は私に対しての責任を取ってくれると言っていましたもの。これはもう相思相愛。アリアさんの負けで……うぐぅ?!)
(お黙り下さい。ノーパンさん……ライト様の前で制服のスカートを捲りますよ?)
(ちょ、ちょっと! それは止めて下さい。アリアさん。止めなさい~!)
「ハハハ……2人は本当にどこに行ってもキャットファイトするんだね。恥ずかしいから止めてね。悪目立ちするしさ」
「ヌオオオ!! ここに居たのか? 俺様の親友。ライトバレンティン! 探したぞ! 今日こそは、俺様にヨワールちゃんを紹介しろぉお!」
「オーホホホ! クラウディア君。数日振りですわね! アリアさん達もお元気そうでなによりですわ~! オーホホホ!!」
「ライト君~! 探したよ~! こっちで一緒にお喋りしようよ。リンクもライト君とは、お友達になりたいんだって。とくにアリアさんと」
「ユリウス様! それは違います!」
「「「ライト君。アリア~! エアリス~!」」」
「うおおぉ!! ライト・クラウディア!! テメエのせいで! 俺は父上から絶縁され。全てを失ったんだぞ! 責任取りやがれえぇ!」
……キャラが濃いめんどくさいメンツが僕の方に集まって来てるよ。このままだとカオスになる未来しかない。
「唐突にオディちゃんを召還!」
ボワワ~ン!
「カァ?! ライト様。なんで私を呼んだんですカァ?」
メイド服姿のオディちゃんが異空眼の世界から現れたよ。そして、そのまま。
「エロ野郎君。君のどタイプの黒髪美少女メイドちゃんが現れたよ。ナンパした方が良いんじゃないかな?」
「うおおぉ!! マジじゃねえか! そこの黒髪美少女メイド!! 俺の新パーティーに入りやがれ! 頼む!」
「カァ~?! ライト様! この為に私を呼んだんですカァ?! この鬼畜ご主人様~! カァ!!」
「待ってくれ! 俺のドストライクな黒髪美少女メイド!!」
うんうん。これで爆弾処理1つ完了っと次はと。
「自称僕の親友候補のダーク君~! 僕へと近付いて来るあの娘が、君が求めていたヨワールちゃんだよ。それとその隣にいる執事みたいなリンク君がヨワールちゃんを狙っているんだってさ」
「なんだと? ならば排除してやるゼえぇ! 覚悟しろよ! リンクなんとかぁあ!」
「……何なんですの? あの金髪三枚目みたいな方は? なんで、私達の方に向かって来ますの? ユリウスちゃん!」
「わ。分からないよ……リンク! あの金髪の男の子に何かしたの?」
「い、いえ、何も……お、おい貴様! 俺達に何の様だ? 俺はあのアリア嬢に用事があってだな///」
「黙れ! お邪魔虫がぁあ! 俺様のヨワールちゃんに近寄るなあぁ! おらあぁ!!」
「キャアアア!!」「ギャアアアアア!!」
うんうん。これでヨワールちゃんとダーク君との運命の出会いをアシストしてあげられたね。良かった良かった……
「た、助けてくれてありがとう。ライト君」
「うん。僕はユリウスの親友だからね。助けて当然さ」
ユリウス君は助けてあげたよ。彼、か弱いからね。
「アリア、エアリス、制服を似合ってるわね」
「素敵よ~! 素敵~!」
「……うん。凄く似合ってる」
「あ、ありがとうございます。皆さん」
「これからの学園生活楽しみましょうね」
元エロ野郎君のパーティーの女の子達とアリア、エアリスちゃん達が仲睦まじく会話を楽しんでるね。絵になる絵になる。
「入学式でドタバタすると思ったけど。トラブル回避できて良かったね。平和が一番。LOVE&Peaceが大切だよね。ユリウス君」
「う、うん! 良く分からないけど。その通りだと思うよ。ライト君!」
はぁ、親友のユリウスの無邪気な笑顔には癒されるね……それとせっかく魔法学園に入学したんだし。目標の友達100ちゃんと作って見せなくちゃ! やる気出てきたぞぉ!!
「それと…今日は入学式なら、普通の入学試験をパスした子達もチャックしたおかないとね。千里眼千里眼っと……」
『千里眼』
「ほほう! あの金髪メイドエロフ。なかなかのたわわをお持ちの様だな。後で声をかけてみるか」
あれは野良付与師のイトラ・クエンス。エアリスちゃんのたわわを凝視してるね。後でギルティーしておこうっと。
「……先程から騒がしいな。全く」
極東剣客。ハルカ・スメラギ。
「ハハハハ!! 多種多様な種族がおるな。善きかな善きかな」
龍種族。ニルヴィ・L・ワグヴァーナ。
「全く! 王も勝手だ。本試験には出ずに補欠試験で合格しろだと……恥ずかしい」
次代の剣聖候補。アルテミス・ファイリーナス
「これはこれはとんでもない光景だね。僕達世代の有望株が一同にこんなに介するなんてさ。全くどんな運命力が発動させたのさ。世界さん……」
「?……ライト? どうなさいましたか?」
「ん?……いや、警戒する子達が多いと思ってね。この《ゼロ・スフィア》って世界はさ……だから楽しめているんだけどね」
アリアに質問されて、不適に笑っちゃったよ。これからのラグナ魔法学園の生活。思ったよりも楽しめそうで、ホッとしたね……眼の争奪戦も始めるし。
本当にこの世界は退屈しないね。全くさ……




