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エターナル【現世版】  作者: 月架
高校編
6/8

第六話

〜エルシーの実家にて〜


「ルーエ、どうかな?この服」

「ん?…おお!何それめっちゃ良いよエルシー!」


私は水族館に行く為に着替えてルーエに感想を聞いていた。


「ドロシー、メイクはおかしくないかな」

「大丈夫…保証する」


「ありがとう!ドロシーも可愛いね」


〜水族館〜


「エルシー、待ってたよ」


「遅くなってすみません!!」


ミスティが入口で待っていた。


「大丈夫だよ。皆で来たんだね」


「はい」


「エルシー、俺とドロシーちゃんは二人で回るから

ミスティ先輩と見てきなよ」


ルーエが気を利かせ私をミスティに近づけてきた。


「え?良いの?」


「良くない。ドロシーもエルシーと一緒に…」


「ドロシーちゃん。イルカショー見に行こう!

ほら早く!」


「あっ…」


ルーエがドロシーの手を引っ張って連れて行った。


「すみません。ミスティ先輩。お騒がせして」


「いや大丈夫だよ。僕もこうなるとは

思ってなかったし嬉しいな」


え?それってどういう…と思った私は

緊張の余り何も話せなくなった。


「じゃあ見て回ろうか」


「はい」



〜一方その頃ルーエ達は〜


「ルーエ!なんでドロシーをエルシーから

離したの!」


「ごめんねドロシーちゃん。今日はエルシーの

希望を叶えてあげたくて」


「希望?ミスティに何かするの?」


「とにかく二人の邪魔しちゃダメだから

俺達は俺達で楽しもうよ。ダメかな?」


「…分かった。エルシーがそうしたいなら

ドロシーも我慢する。ルーエ、イルカはどこ?」


「待ってね。今パンフレット見るから。おお!

丁度今の時間からだって!早く行こう!」


〜エルシー達〜


「エルシーは何の魚が好き?」


「私ですか?えっと、エイとかクマノミとか」


「意外と可愛いのが好きなんだね」


「はい。ミスティ先輩は?」


「僕はクラゲとか魚が群れになって泳いでるの

見ると凄くテンション上がるかな」


「そうなんですね。クラゲかあ」


水槽を見ながら私達は進んでいく。

魚達が自由に泳いでるのを見て楽しいと感じる

自分が居た。


「エルシー、僕が高校卒業して大学別になっても

一緒に居てくれるかな?」


ふとミスティが真剣な表情でそう告げてきた。

私は一瞬思考が止まった。


「それはどういう事ですか?」


「そのままの意味だよ。僕と付き合って欲しい」


少しの間沈黙が流れる。まさかミスティから

告白されると思ってなかった私は驚いてしまった。

しかし、すぐ答えなくてはと思い慌ててしまう。


「わ、私で良ければ!」


気がつけばそんな事をミスティに言っていた。

私は彼と距離を置くつもりだったのに

相応しくないと思ってたのに、いざ告白されると

嬉しさが勝ってしまう。


「わあ!おめでとうございます」

急に後ろから声が聞こえてきて私達はその方向を

見た。


赤松環と美景が偶然にもその場に居合わせていた。


「ごめんなさい。偶然先輩達を見かけたものだから

つい聞いてしまって」


環は申し訳無さそうに謝る。美景も同じく謝る。


「良かったですね。両想いだったんですね」


「ありがとう二人とも。エルシーこれからも宜しく

だからその…手を繋いでも良いかな?」


二人に礼を言ったミスティは再び私に向き直り

自分の左手を差し出してきた。


「は、はい!」


私は緊張しながらも自分の右手を出す。


〜一方その頃ルーエ達は〜


イルカショーを観終わりなんだかんだ二人で

水族館を楽しんだ二人。


「ねえルーエ、そろそろエルシーの所戻りたい」


「え?もう?まだそんなに回ってないじゃん。

そんなにエルシーが気になるの?」


「うん。ドロシーね、エルシーがミスティの事

好きなの知ってるから心配なの」


「え?そうなの!?それならそうとなんで

早く言ってくれなかったの!様子見に行こう!」


〜合流〜


ミスティと私が手を繋いで歩いていると

ルーエとドロシーが慌てた様子で走ってきた。


「ドロシー!?もう戻ってきたの?」


「だって心配なんだもん…ってあれ?

ミスティとエルシー手繋いでる」


「ああ、僕達付き合う事になった」


ドロシーはそれを聞くとわなわなと震えていたが

やがて「分かった」と言い笑顔になり


「エルシー良かったね」と言ってきた。


「俺も俺も!良かったと思ってるよ」


「ありがとうね皆」


「今度こそ皆で回ろうか。Wデートって感じで」


ミスティがそう提案し私達は再び水族館デートを

楽しんだ。


ルーエとドロシーはまだ付き合ってないが

最初の流れで二人はずっと手を繋いでいるらしく

ドロシーにしては珍しいと私は思った。


「ルーエとドロシーは美男美女だから映えるね」


そう私が言うと二人とも気まずそうな表情になり


「エルシーとミスティ先輩もなんだけどな」とか

「エルシーは鈍感なんだから」とかぶつぶつと

何か言っていた。


一通り回り終えてお土産コーナーに行ってる

ドロシーとルーエ達と一休みしている私とミスティ。


「今日は楽しかった」


そう私が言うとミスティは「それは良かった」と

言い手を強く握ってきた。私もそれを握り返した。


「見て見て!エルシー!イルカのストラップ!

ドロシーちゃんとお揃い!」


ルーエが元気にお土産コーナーから戻ってきた。


「ドロシーもエルシーとお揃いが良いから

人数分買ってきた、はい。ミスティのもある」


そう言い私とミスティにもイルカのストラップを

渡してくれた。


「4人の思い出だね。良いね。青春って感じで」


「うん。ありがとうドロシー!ルーエ!」


そんなこんなで水族館デートは幕を閉じた。


そろそろ夏休みも終わり。秋が始まる。

私は浮かれ過ぎないようにと深呼吸して皆で帰った。

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