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僕は興奮した。

突然だが、僕はパンチラとパンモロなら断然パンチラの方が大好きだ。

何故ならそこには見えそうで見えないという一種のもどかしさや焦りが焚き付けられ、自分の中であれよあれよと妄想を膨らませることができるからだ。例えば、目の前に清楚でメガネをかけたおっぱいのでかい女性秘書がいたとしよう(何で設定が女性秘書なんだ、とかいうツッコミはナシね)。その女性秘書は厳格な人で仕事の事でいつもミスをする社長の僕を虐め……いや、叱ってくるんだ(何でお前が社長なんだ、とかいうツッコミもナシの方向で)。いつも叱られている社長の僕は、だんだん気持ち良く……じゃなくて、イライラが募ってくる。でもある日、たまたま外回りでビルの建設現場を秘書と一緒に立ち会っていた。まさにその時、イタズラ風が吹いた。それは僅か数秒間の出来事なんだけど、女性秘書のスーツのスカートが捲れ上がったんだ。もちろん、女性秘書は慌ててスカートを抑えた。でも僕はその時、一瞬彼女を横目でチラッと見てしまった。スカートが捲れ上がる、完全に上まで上がったわけではないけれど、一瞬見えるストッキングとパンティーらしき物体。でも、はっきりと見えたわけでは無い、らしきものが見えただけだ。……そして女性秘書の反応を見ると、まるで何事も無かったようにそこで佇んでいる。……イイッ!実にイイッ!萌えるじゃあないか……モエタンだ。何だ?君は一体どんなパンティーを履いているんだ?ん?もしかして、人には見せられないような……とんでもないパンティーを履いているのかね?ん?どうなんだね?毛糸のパンティーかね?まさか、ノーパン?もしかして、その歳でオムツでもしているのかね?ん?おじさん実に気になるじゃないか……社長の僕はそんな助平な妄想を膨らませながら女性秘書を見つめた。……彼女を見続けて30分後、さすがに女性秘書は何やら少し頬を染め、モジモジし始める。普段のあのキッツイ性格とのギャップが何とも萌えた。そして、彼女は社長の僕に向かって一声『……あ、あの。社長は……その、パンモロがお好きなのですか?(///)』そんな事を社長の僕に尋ねてきた。社長の僕は『いいや、僕はパンチラが好きなんだ』正直に笑顔でそう答えた。すると、彼女は『……そ、そうですか……あ、あの社長、これ……』と言い、僕に何かのメモを渡してきた。そこには『今夜、ここでお待ちしております』という一文が記されており、その下には何やらラブホの名前と住所、電話番号が書き記されていた。社長の僕は『……シャワー、浴びておくんだよ』と一言言い残し、その場を後にした………………あれ?違う?違うっ!何か違うぞっ!僕が言いたかった事はこんなAVの序章みたいな話じゃないっ!……つまり、その、要約すると今まで僕はパンチラこそが至高のパンツ好きの楽しみ方だと信じて疑わなかったんだっ!……でも、僕は間違っていた。間違っていたんだ……まさか、こんなにパンモロが興奮するなんて……いや、今の僕はパンモロどころか……






視界がパンティーで覆われ、真っ暗。それに何か柔らかくてほんのり暖かくてどこか優しい感触が僕の顔に感じた。






「あぅうううう〜〜〜〜〜……………」

僕の真上から何やら女の子の声がした。……そう、皆さんのご想像の通り僕は今、女の子にマウントされている。ただ、マウントされているだけでなく、何と僕の顔の上にほんのり暖かなパンティーが乗っかっているのだ……あぁ、何て幸せ……じゃなぁあああああああああーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!く、苦しいっ!苦しいよっオニイチャーーーーーン!本当はそんなハッピーな事考えられる余裕はなくて苦しいんですぅううううーーーーー!!!!!僕の顔に誰か分からないけど女の子のお尻が乗っかっているせいで僕の口も女の子のお尻で塞がれ、見事に息ができないと言う有様っ!!!ぐっぐぐぅ……僕はあまりの息苦しさにモゾモゾと口を動かした。

「……あっ、あぁうぅううう〜〜〜〜〜………」

は、早く僕に気付いてそこをどいてぇえええええええええーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!僕は必死に口をさらに動かした。

「ひゃんっ!あっ、あっ、あぅうううう〜〜〜〜〜………」

僕の上に乗っかっている女の子の声が何だか卑猥な声に変化する……えっ?な、何かこの子……感じてらっしゃるっ!!!何で?えっ?どうして?意味分かんないっ!!!えっ?もしかして、この子……敏感なのっ!?敏感ちゃんなのっ!?エロティックな人なのっ!?でも、そんなことよりも早く僕の上からどいて欲しいっ!!!さらに、僕は苦しさに口をモゴモゴ動かした。

「ひゃぁああああーーーーーん!!!!!ダメぇ!そこはダメなのぉーーーーー!!!!!」

えぇ!?何がダメなのっ!?早くどいてよっ!?どこがダメなのっ!?もっ、もしかしてこの子、こういうのが好きな人なのっ!?ドSっ!?鞭持ってバシバシしばくのが好きな人なのっ!?オニイチャンらめぇーーーーーとかそういう悲鳴を聞くのが好きな人なのっ!?うわぁーーーーー!!!!!シャレになんないよっ、ちょっとぉおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!僕はさらに手足をバタバタさせて、『ギブ!ギブ!』の合図をした。こんな姿を誰かに見られたらすごく恥ずかしいと思う(汗)

「……ふ、ふぇえええ……?だ、誰か……いらっしゃるのですか〜〜〜〜〜……………?」

えっ、えぇ!?今、気付いたのっ!?気付くのとてつもなく遅ぉおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!何ですぐ気付かないの!?この子っ!?どんだけ鈍感なんだよっ!!!!!

「ふがっ……ふがっ、ふがっふがふがぁ〜〜〜〜!!!!!(早くっ……そこを、どいてぇえええええええええーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!)」

「ひゃぁあん!!!!!だめ、だめぇ!!!!!だめぇーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

えぇ!?だから、何がだめなのぉ!?早くどいてって言ってるじゃん!!!!!僕がもうだめになりそうだよっ!!!!!人間的にもだめかもしんないけどっ!!!!!……あ、ぁあ……ぐぅ……も、もぉ………だめ、です………………バタッ………………間宮春明(享年17歳)、チーン。合掌。






「……貴方達、何をやってるの?(汗)」






「ゲホッ……ゲホッ、ケホッ………た、助かったぁ〜〜〜」

ようやく彼女のお尻の圧迫から解放された僕はその場で尻餅をついた。女の子のお尻で死にそうになったとか初めての経験だよ……

「ご、ごめんなさいぃいいい〜〜〜〜〜」

僕の上に乗っかていた女の子は涙目で高速で頭を下げたり上げたりして僕に謝っていた。……えっと、そこまで本気で謝られるとちょっと悪い気が……(汗)

「春明って兄さんに振り回されたり、踏み潰されたり……不幸体質なのね。ほんと、かわいそうな子……」

僕と今目の前でしきりに謝っている女の子を発見して助けてくれた明美ちゃんは僕を哀愁に満ちた目で見つめている……あ、あれ?何だかすごく泣きたくなってきたぞ?僕……泣いちゃってもいいかな?いいともー(泣)

「ご、ごめんなさいぃいいい〜〜〜〜〜あぁああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜本当にごめんなさいぃいいいいいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」

「あ、あの……もう謝らなくてもいいからさ……僕もちゃんと前向いていなかったんだし、お互い様だよ?ね?だからもう、顔上げて?ね?」

「ほ、本当ですか〜〜〜〜〜うぅ、ありがとうございまふぅうううう〜〜〜〜〜」

子犬のような瞳で僕を見つめ、ポケットティッシュでチ−ンと鼻をかむ彼女……なんだかなぁ、一家に一匹飼いたい感じの女の子だなぁ……

「あ、あのさ……?僕、間宮春明っていうんだ。今日、ここに転校してきたんだ。よろしく。良かったら、君の名前も教えてくれるかな……?」

僕がそう言うと目の前で鼻をかんでいた女の子は即座に僕に向き直り、シャキッと正座した……何か、いいなぁ………こういう人、一生懸命な感じでかわいいなぁ……

「は、はいっ!あ、の!そのっ!私、私……私……あぁあああ〜〜〜〜〜………」

何故か、自己紹介の途中で頬を真っ赤に染め目を回す女の子………恥しがりやさんなのかな?僕と同じようなタイプだと思える。

「お、落ち着いて……ほら、深呼吸して」

「は、はいっ……!す〜〜〜は〜〜〜す〜〜〜は〜〜〜」

必死で深呼吸する目の前の女の子……何か健気な感じでいいね、こういうの。

「うん……じゃあ、話せるかな?」

「は、はい………えっと、わ、私……この学園に通っています高宮由紀といいますですっ……!こ、これからもよろしくお願いしますですっ……!間蟲さんっ……!」

「僕、間蟲じゃなくて間宮なんだけど……」

そして、僕は高宮さんの手をとって立たせてあげるとまた彼女は丁寧なお辞儀をしてそのまま一階の廊下の方へ駆けて行った。可愛い子だったなぁ……また、どこかで会えるだろうか?

「………」

……さっきら後ろから誰かの死線もとい視線を感じる。……なんだろう、何だかものすごく汗かいてきちゃったよ僕。

「……すごく鼻の下、のびていたね春明」

「ビクッ……ひぃ!は、ハイ……何か、あの……すみませんでした……」

なっ、何で明美ちゃんちょっと怒ってんの!?






綺麗な黒髪のロング、それにクリッとした目、綺麗だったな……高宮さん。

あのオドオドした様子……そして、彼女の周りだけほのぼの〜とした空間……あぁ、いいよなぁ。僕にはあんな人が一番気が合うんだよなぁ……

「……何を考えているの?」

明美ちゃんが僕の顔を覗きこんだ。ちょっ、近っ!

「い、いや……何でも……考えていないです、ハイ」

僕が躊躇した様子でそう答えると明美ちゃんは『……ふ〜ん』と言いながら髪を弄っていた。

「……そういえば、ねぇ春明。あそこで何していたの?ここって、管理棟よ?私はちょっと部活の大会で欠席届けを提出しないといけないからたまたまここに来て春明会ったんだけどね」

「僕は学園長室に行こうとここへ来たんだ。へぇ……明美ちゃん、もうすぐ大会なんだね……大変なんだ」

「そうでもないよ、自分の好きで打ち込めるスポーツっていいよ。試合は楽しいし♪」

明美ちゃんは笑顔でそう言った。好きで打ち込めるスポーツ、か……僕も何か好きで打ち込めるものがあったらなぁ……二次元しかないし(汗)

「それより、学園長室?お母さんに用があるの?じゃあ、案内してあげよっか?」

「……え、えぇ?いいの?授業遅れない?大丈夫?」

探しながら学園長室に行こうと思っていた僕にとってはその提案はありがたいことなんだけど……でも、もう8時15分だし、確かこの学園の本鈴の鐘が鳴るのは8時半だったような……

「いいのいいの、どうせ学園長室ってすぐそこだし」

「えっ、でも学園長室ってこの管理等の7階だよ?結構遠いんじゃ……」

「え?何言ってるの?そこのエレベーター使えばすぐだよ?」

「………あ」

……えっ?何?ふっつうに目の前にエレベーターあるじゃん?階段なんか使おうとした僕って……

「学園長室はそこエレベーターで七階まで上がって出てすぐ目の前にあるから、行きましょ」

「……え、それなら僕一人でも行け……」

「〜♪」

明美ちゃんは鼻歌を歌いながらそのままエレベーターの方へ駆けて行った。






「ほら、そこが学園長室よ」

七階に到着すると本当にすぐ目の前に『学園長室』と書かれたプレートがあるドアがあった。

「……でも、ごめんね。明美ちゃん……僕のためにここまで着いて来てくれて………」

「あ、いいよいいよ。どうせ私、お母さんにこのお弁当届けなきゃいけなかったし」

明美ちゃんは僕に可愛らしいお弁当の入った包みを見せてきた。

「へぇ、すごいね。明美ちゃん、自分でお弁当作るんだ」

「……これ、ゲンさんが作ったお弁当なの。……私、お料理全然駄目だし……」

…あっ、え?うわぁあああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

しまったっ!地雷踏んじゃったよっ!な、何とかしないと………

「へ、へぇ…………そ、そうなんだ。でも……」

「……いいよ、気を使わなくても。どうせ私は駄目人間なんだぁ……」

あ、あぁあああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

何か別の話題を振る前に落ち込ませちゃったっ!!!く、くぅ〜〜〜これだからリアルの人間関係は難しいんだなぁ……この微妙な空気は耐えられないっ!!!僕は学園長室のドアをコンコンとノックした。

「す、すみませーん!今日からこの学園に通う間宮春明ですけどぉー」






『はーい、どうぞ入ってもいいですよ〜』

「……よしっ!明美ちゃん!行くよ!」

「…………うん」

僕は意を決してドアを開き、学園長室へ足を踏み入れた。






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