レッツ☆ダイナマイ 7/?
「レッツ☆久保田の顔面☆ダイナマイ!」
白鷺の鉄拳が、久保田の顔面を正面から捉えた。しかし――
「効かないねェ……」
久保田がニヤリと笑う。直後、鼻血を吹き出しつつ前後左右に物凄い勢いで回転しながら飛んでいき、壁際に並んでいるスチールラックに激突。そして呻き声を上げながら床に沈み、やがて動かなくなった。
「めちゃめちゃ効いてるじゃないですか」
なんの強がりだったんだ。というか、すごい飛びかたをした。どう殴ったらこうなるのだろう。
どういう力学が働いたのか、久保田の制服のポケットがすべて外側に飛び出している。身体の内側から爆発でもしたのだろうか?
飛び出したポケットのすぐ横に、鍵が落ちている。それを見た久浪が、「あ、部室の合鍵……」と呟いた。
「部室の合鍵? どうして久保田のポケットから……あ、そういうことですか」
と、メーベルはあることに気づいた。不思議そうにしている久浪に尋ねる。
「久浪先輩が合鍵を拾ったのって、そのスチールラックと壁のあいだですよね?」
「そうだよ。それがどうしたの?」
「そのラックって、最初から部室に備え付けられていましたか?」
「うん。作品を飾る棚が欲しかったから、ダイナマイ部がこの部室を使うことになったとき、ラックは処分しないでそのまま使わせてくださいって、先生に言ったの」
「なるほど。じゃあ、元々ブレイクマシン部がこの部室を使っていたことを考えると、合鍵って、元はブレイクマシン部が作ったものなんじゃないですか?」
久保田が悪態をつきながら上半身を起こし、メーベルを睨みつけた。
「ああ、そうだよ。俺たちが作ったんだよ。悪いか?」
「悪いでしょう、学校の鍵を勝手に複製するなんて。なんのためにそんなことをしたんです?」
「別に大した理由じゃねえよ。この学校、部室の鍵をいちいち職員室に取りに行かなきゃいけないだろ? これが地味に面倒でよ。合鍵作ったら楽なんじゃねえかって先輩が言いだしたんだ。で、俺の知り合いに合鍵を秘密で作ってくれるやつがいるから、そいつに頼んでこっそり複製したってわけ」
「その知り合いもだいぶ悪人じゃないですか……」
「でも、合鍵を作っても意味なんてなかったんだよ。毎回合鍵を使ってたら、職員室にある本物の鍵がずっと残ったままになるだろ。それじゃ教師に怪しまれちまう。『あれ? なんで鍵が職員室にずっとあるのに、あいつらは部室に出入りできているんだ? おかしいぞ』ってな。そのことに気づいてよ、結局作った合鍵は一度も使わないで終わったんだ」
「吐き気がするほどバカじゃないですか」
「バカって言うなぁ! バカって言ったほうがバカなんです~っ!」
べ~っ! と、久保田が舌を出す。全然可愛くない。高校二年生のソフトモヒカンの、しかも他人の大事な作品を平気で壊すゴツい風貌の男が、鼻血を出しながら“あっかんべー”をしても全然可愛くない。
「どうせブレイクマシン部の人たちは、使う意味のなくなった合鍵に関心なんてなかったんでしょう。その辺にほったらかしにしているうちに、ラックと壁の隙間に落ちてしまった。それから時間が経って、ブレイクマシン部からダイナマイ部の部室に変わったあと、掃除中の久浪先輩が合鍵を発見して拾ったって流れなんでしょうね」
そんなメーベルの考えに、久浪が納得したように何度も頷いた。
「あ~、だからあんなところに鍵が落ちてたんだ」
「まあ、私も、わけがわからない合鍵の出所がわかってホッとしましたよ」
メーベルは最初、久浪から『その辺で拾った合鍵を使って鍵を開けた』と聞かされたときは、ミステリ的に反則技すぎて腰が抜けそうになったが、それがなんの脈絡もなく突然湧いてきた鍵ではなかったとわかって、ほんの少し安心した。
とは言え、ブレイクマシン部がバカすぎる理由で合鍵を作っていただなんて、初見で推理できるわけもなかったけれど。
「あれ? でも、私が持っていたはずの合鍵が、なんでいま久保田のポケットから出てきたんだろう」と、久浪が疑問をこぼす。
「久浪先輩は昨日、鍵もかけずに部室から出ていったと言ったじゃないですか。そのときに合鍵を落としたか、置きっぱなしにしていったんでしょう。その後、入れ替わるように久保田がやってきて、部室の作品を壊した。そして帰り際に、合鍵を拾って部室を施錠し、逃走した。そんなところじゃないですか?」
「そう……なのかな? ごめん、私、昨日の記憶が曖昧で……」
「大丈夫です。それは久保田に訊けばわかります。――ですよね、久保田?」
話を振ると、もう失うものがないからか、久保田は妙に楽しげに言うのだった。
「そうだよ! おめえの予想で合ってるよ! ダイナマイ部の紙粘土を全部ぶっ壊したあと、昔作ったはずの合鍵が落ちてるのに気づいてよ、これはラッキーだってことで、それ使って鍵閉めて帰ったんだよ!」
「わざわざ鍵を閉めて帰ったのは、ダイナマイ部の人たちに疑いの目を向けさせるためですね? ダイナマイ部の部室を自由に開け閉めできる人なんて限られています。ブレイクマシン部が合鍵を作ったことは知られていないですからね。鍵が閉まっている中で事件が起これば、真っ先にダイナマイ部の部員が疑われます。実際、小松が久保田を連れてくるまでは、久浪先輩が疑われていました」
「その通りさ。だが、小松がおめえらの側についたのが俺の運の尽きだった。小松が敵に回った時点で、俺は終わってたんだよ……」
「なんなんですかその小松への信頼は」
「小松は……天候と一緒だ。人間さまにはコントロールできねえ。災害が起きねえよう、敵に回らねえよう、祈るしかねえんだよ」
久保田が死んだ目で笑う。彼にここまで言わせる小松っていったいなんなんだ。
見ると、カーキ色のタンクトップ姿の小松が、ニヤつきながらメーベルと久保田のやりとりを観察していた。こいつが一番怖い。
「んん!? いや、いつの間にタンクトップになってるんですか!? 制服は!?」
「暑いから脱いだんですよォ……メーベル女史ィ……」
「ええ……」
久保田の腕は思いのほかひょろひょろで、タンクトップが異様に似合っていない。いや、いいんだけど。別にどんな体格の人がタンクトップを着ようが、別にいいんだけども。
「――なるほど。じゃあきみは、僕たちの大切な作品を壊しただけじゃなく、里紗ちゃんに罪をかぶせようとしたんだね?」
と、白鷺が静かに言った。表面的な口調は穏やかだったが、場の温度に一気に下がったと錯覚しかけるほど、その声は冷たかった。
メーベルは不思議に思う。最初にこの事件の調査を開始したとき、白鷺は特に怒っているふうではなかった。しかしいまは違う。明らかに怒っている。彼の中で、なにが変わったのか。
白鷺が足を踏み出すと、久保田は慌てた様子で喚いた。
「おい待てって! 暴力反対! 俺たちブレイクマシン部は、生き物に手を出したことはねえ! 無機物しか壊さないっていうのが絶対の掟なんだよ! それなのに、おめえは俺に手を出した! 最低だ! なにがあっても暴力はダメだろ!」
「いまさらよくそんなマナーのいいことを言えるね。レッツ☆久保田の関節☆全部脱臼☆ダイナマイしてやろうか!」
「だめ、白鷺くん! これ以上はだめだよ!」
久浪が後ろから、白鷺を押さえつける。
その隙に、久保田はよろよろと立ち上がり、ズボンの中に右手を突っ込んだ。
唐突な奇行にメーベルが引いたのも束の間、久保田はズボンから手を引き抜き、なにかを床に叩きつける。
次の瞬間、猛烈な勢いで煙が上がり始めた。それは一瞬で部室内に充満し、メーベルの視界を奪う。
朱音が悔しそうに叫んだ。
「くそッ! あいつ……股間に煙幕を仕込んでやがった!」
「煙幕を持ってる高校生なんています!?」
「現に目の前にいるだろ!」
「いや、まあ、いますけど……」
しかしまずい、このままでは久保田に逃げられてしまう。
「しづく、いけますか!? 久保田を追ってください!」
「え、なに……? うわっ、なんか煙がすごい……!」
「いま気づいたんですか!? なにボーっとしてるんです!」
「ごめん……合鍵がどうのこうのっていう、本当に退屈でどうでもいい会話をしてたから……暇すぎて目閉じてた……」
「こらーッ!」
しづくがロボとしての力をフルに発揮すれば、煙で視界を奪われていても、久保田を捕捉することができるのではないかとメーベルは期待したのだが……当のしづくに緊張感がない。初動が遅れたのは致命的だ。
少し離れたところから、久保田の勝ち誇った声がする。
「ブレイクマシン部が破壊するのは物だけじゃねえ。“ピンチという名の壁”を破壊するのも、大得意なのさ!」
「やかましいですよ!」
「もう捕まってもなんでもいいと思っていたが、このままじゃ白鷺になにをされるかわかんねえ! 俺は逃げるぜ! じゃあな!」
「待ちなさい!」
追いかけたいが、視界が完全に封じられていて思うように動けない。そうこうしているうちに煙が薄れていき、久保田の姿は消えていた。
「追いましょう!」
メーベルは、朱音としづくを連れて部室を出ようとする。ところが、小松が出口を塞ぐように立ちはだかった。
「おおっと、皆さん。焦る必要はありやせんよ。あっしにおまかせあれ♡」
「おい、プリティになってる場合かよ!」「そうだそうだ、ミスタープリティ……!」と、朱音としづくが抗議するが、小松は道を譲ろうとしない。
「小松、なにしてるんですか! どいてください!」
「焦る必要はないって言ったでしょう? メーベル女史ィ、朱音さん、しづっちょん。あっしはね、全部知ってるんですよォ、情報屋ですからェ」
「知ってるって、なにをですか」
「久保田の現住所に決まってるじゃあないですかァ。もちろん、母方と父方それぞれの実家に、親戚の家もすべて把握してやす。ほかにも知ってやすよ? 久保田のお気に入りの飲食店、一人になりたいときに行く秘密の場所、よく行くカラオケ店、登下校中にお腹を壊したとき、毎度駆け込むコンビニのトイレだってねェ。久保田がもし、あっしらから逃げようとしたときに、どんなルートを使ってどこに逃亡しようとするかも、おおかた予想がついてやす。だから、あっしに任せとけばいいんですよォ。真綿で首を締めるよう、周囲からじわりじわりと圧力をかけ、必ずや久保田を捕らえてご覧に入れやしょう」
小松が、まるで好きな人とデートをする約束でもしたかのような、週末に甘い楽しみができたかのような、そんな笑みを浮かべた。
メーベルはいよいよ、この小松という男が怖くなってきた。情報屋を自称しているとは言え、いくらなんでも知りすぎだ。他人の個人情報を、どこから、どうやって仕入れてくるのか。
小松は、久保田を引き連れてきたときと同じように、運動部らしき屈強な男子生徒二人を従え、ダイナマイ部の部室から出ていく。
「待ってください! なんであなたがそこまでするんですか?」
「なんの話ですかェ?」
「あなた、情報屋なんでしょう? なのに、なんで頼んでもいないのに、ここまで私たちに協力するんですか? あなたはダイナマイ部でもない、謎部でもない、私たちがお金を払ったわけでもない、それなのに、どうして協力してくれるんです?」
「どうしてってェ?」
そんなもの、考えるまでもないと言いたげに、小松は微笑んだ。
「情報屋にとって、一番大事なものは、お金なんかじゃあありやせん。そしてお金よりもずっと大事なものを、あっしはすでに、貴女からいただいているんですよォ? ご存じなかったですかァ?」
「え、私、なにもあげてないですけど……?」
まったく心当たりがない。まさか、知らないうちに財布の中身や個人情報を抜かれていたりするのだろうか? 不安になるメーベルに対して、小松はウインクをしてみせた。
「いいえ、いただきました。それはメーベル女史、貴女からの『信頼』です。トゥクン……♡」
「いやトゥクンじゃないですよ! 気持ち悪い! 全然トキめかないですし! 信頼というかむしろ怪しんでますからね、あなたのことは!」
「照れちゃってからに♡」
なぜか先ほどから、小松の語尾がやたら甘い。メーベルの背筋は悪い意味でゾクゾクしっぱなしだ。
朱音としづくから、「プリティになるなーっ!」「そうだそうだ、ミスタープリティ……!」「なんで私だけ『朱音さん』って、普通に“さん付け”なんだーっ! もっと面白いあだ名にしろーっ!」「私はなんで『しづっちょん』なんだーっ……! 初めて聞いたぞーっ……! ありがとーっ……!」と、適当に喋っているだけとしか思えない野次が飛ぶ。
「元気なお三方だァ、ヒュ~ッ! ……さぁて、あっしはもう行きやす。またどこかでお会いしやしょう! アァアアア~ディオス! ハァーッハッハッハッヘッヘッホッヒッホッホッヒッヘッホッハッホッ!!!!」
小松は狂ったように笑いながら、全速力のダッシュで去っていく。
メーベルは思う。ポッと出具合で言えば、小松だって久保田とどっこいどっこいなのに、どうしてあんなに『私は重要キャラです』みたいな顔をしていられるのだろう。
まさか小松、また定期的に登場する気なのだろうか?
だとしたら、もう二度と、再登場しないでほしい。
久保田と小松がいなくなったあとのダイナマイ部の部室は、やけに静かに感じられた。
それも当然だろう。二つの嵐が同時に上陸して、同時に大暴れして、同時に去っていったようなものなのだから。
「大変! 白鷺くん、手から血が出てる! ……これ、使って!」
久浪は自身のカバンから絆創膏を取り出し、白鷺に差し出す。
「ありがとう」
「さっき久保田を殴ったときに切ったんじゃない?」
「そうかもしれないね」
「だめだよ。白鷺くんの手は、作品を作るための手なんだから、もっと大事にして。人を叩いたり殴ったりするためのものじゃない。そんなことで怪我をするなんて、もったいないし、悲しいよ」
「……里紗ちゃんは、僕のことが嫌いなんじゃなかったの?」
「なんでそんな意地悪なこと言うの?」
久浪が悲しそうな顔をする。
「いまさらこんなことを言っても信じられないかもしれないけれど、私、白鷺くんの作品は好きだよ。ダイナマイターとしてずっと尊敬してきたし、いまだって尊敬してる」
今度は白鷺が、悲しそうに目を伏せた。
「ごめん、里紗ちゃん。本当のことを言うと、今回の事件、僕は最初からきみを疑っていたんだ」
「……そっか」
「作品が破壊された跡から、僕はたくさんの負の感情を読み取った。その中でも特に『嫉妬』の感情を強く感じた。ここ一年くらい、里紗ちゃんが僕に対してそういう感情を抱いていたのは知ってたから……だから、里紗ちゃんがやったんじゃないかって思ったんだ。でも、僕の口からは言えなかった。それで、謎部のみなさんに頼んだんだ」
しづくが首を傾げながら、小声で言った。
「なんで白鷺先輩は言えないの……?」
その疑問には朱音が答えた。
「そりゃ難しいだろ。あの二人は幼馴染で、ずっと一緒に頑張ってきた関係なんだろ? そんな相手によ、『きみは僕に嫉妬してるよね? だから作品を壊したんじゃないか?』なんて訊けるか?」
朱音が急にまともなことを言いだしたので、メーベルは少し戸惑った。
だが、その通りだ。身近な存在だからこそ、言えないこともある。それゆえに白鷺は、第三者である謎部を頼ったのだ。
(しかし、最初から久浪先輩を疑っていた……ですか)
そう言われてみると、腑に落ちるものがある。
白鷺はほかの部員は帰しているのに、久浪だけは『副部長だから立ち会ってもらう』という理由でこの部室に引き留めていた。いまになって思えば、不自然な理由付けだ。ほかの部員を帰す意味がなさすぎる。白鷺はいずれ久浪と話し合うことになることを予期して、彼女だけを部室に残したのだ。
「でも実際の犯人は久保田だった」
と、白鷺は自嘲めいた口調で言った。
「作品の残骸に残されていた『嫉妬』の感情は、里紗ちゃんのものではなく、久保田のものだった。酷いよね。僕には里紗ちゃんと久保田の区別がついていなかったってことなんだから」
「ううん、違う。逆だよ。白鷺くんですら区別がつかなくなるくらい、私の感情は、久保田と同じくらいドロドロしてるってことなんだよ。さっき私、白鷺くんの作品が好きだって言ったでしょ? でもね、やっぱりそれと同じくらい憎んでるし、早く挫折しろ、成功するなって思ってる自分もいるの。私って、そんなやつなんだよ」
久浪は力なく息を吐いた。
「部活、今日で辞めるね。もうここにはいられないから」
「どうして? 今回、里紗ちゃんはなにもしてないじゃないか!」
「今回はたまたま、私じゃなかったってだけだよ。久保田が壊してなかったら、遅かれ早かれ、私が壊してたと思う。ここにいたら、私はおかしくなっちゃう。好きだったものが、どんどん嫌いになっていく。私は……もう、NOT☆ダイナマイなんだよ」
「違う! DON'T☆NOT☆ダイナマイだ!」
「ううん。DON'T☆NOT☆NOT☆ダイナマイなんだよ」
「里紗ちゃん……」
白鷺は肩を落とし、しばらく呆然としていた。
やがて彼は久浪から離れ、メーベルたちのもとへやってきた。その表情は、どこか覚悟を決めているようだった。
「謎部のみなさん、今回はありがとうございました」
「いえ、九割九分、小松の功績だと思いますけどね」
今回の事件は、小松の力で解決した。メーベルはその一点に関してのみ、小松を認めている。メーベル自身はなにもしていないに等しい。
「それは謙遜ですよ。小松は……天候と一緒です。それを味方につける手腕もまた、評価されるべきだと思います」
「先輩たちの、その小松を天候にたとえるくだり、なんなんですか?」
いや、実際、小松は嵐のようではあったけれども。
「みなさんのおかげで、密室の謎が解けました。しかしまだひとつだけ、解けていないものがあります」
「え、なんですか? そんなものがあるんですか?」
思いがけない白鷺の言葉に、メーベルは不意打ちを食らったような感覚がした。
まだ解けていないもの……そんなものがあるのか?
白鷺は、一切混じり気のない、正真正銘の、真剣な面持ちで言った。
「まだ解けていないもの――それは、里紗ちゃんの嫉妬という名の呪いです。どうか、謎部のみなさんの力で、彼女の呪いを解いてくれませんか?」
朱音としづくが、これは一本取られたぞ、みたいな顔で、「おぉ~」と言いながら手を叩いた。
メーベルは思った。
(いや、そんな上手いこと……言ってなくないですか……?)
ちなみに小松の『裏情報部』ですが、学校からまったく許可を取っておらず、勝手に一人で『裏情報部』を名乗って活動してます。




