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テイマー姉妹のもふもふ配信 ~もふもふをもふもふする最愛の妹がとってもかわいいので配信で自慢してみます~  作者: 龍翠


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鹿のマスコット


 昨日はホームでれんちゃんが遊ぶのを眺めながら、ちょっと動物さんの情報とドラゴンの情報を集めてみた。

 守護竜は北の離れ島に一匹、東の山に一匹、西の平原に一匹いるらしい。NPCかも、なんてことも考えたけど、どうやらボスモンスター扱いみたいだ。

 そのうちの一体、北の離れ島のドラゴンがかわいいドラゴンだね。もふもふふわふわの小さなドラゴン。ただしとても素早く、攻撃が当てづらい。その上、高威力の魔法をばんばん使ってくるらしい。

 最強クラスのボスじゃないかなこれ。ドラゴンそのものが高難易度のエンドコンテンツの扱いみたいだけど。

 ちなみにモンスターとしての名前はフェアリードラゴン。妖精の竜、だね。まだ行き方は不明になってる。


 他二匹も情報だけはあって、最初から行けるというドラゴンもちゃんとあった。西の平原のドラゴン、グラスドラゴン。緑色のドラゴンらしいドラゴンで、体当たりや尻尾でのなぎ払いが攻撃方法。あとは、草原の草を利用した魔法を使えるのだとか。足を拘束、なんてこともされるらしい。

 もう一匹は東の山のドラゴン、デザートドラゴン。グラスドラゴンと同じような攻撃方法だけど、草じゃなくて砂を使うみたいだね。

 れんちゃんはドラゴンも大好きだから、とりあえずグラスドラゴンというのに会ってみるのもいいかも。

 まあ、後回しだ後回し。今日はちょっとだけイベントがある。


「スマホをいじりながら、にやにやしないでもらえる? 話しかけづらいわよ」

「お、来たね。まあそう言わないでよ。新しいモンスと出会った時のれんちゃんを想像したらさ……。うえへへへ……」

「…………」


 あ、やめて。そんな冷たい目で見ないで。傷ついちゃう。

 さて。私がいるのは、病院の側にある喫茶店だ。ココアを飲みながら友人の菫が来るのを待っていた。そして菫の側にはもう一人、れんちゃんと友達になってくれた響ちゃんだ。

 響ちゃんの手には大きな紙袋。夏休みでちょっと旅行に行ったらしくて、お土産を買ってきてくれたらしい。ありがたいことだね。


「あの……。ごんにちは、未来さん」

「こんにちは。響ちゃんも元気そうだね。れんちゃんもばっちり元気だよ。朝に響ちゃんが来てくれるよって言ったら、すごく楽しみにしてた」

「そうなの? えへへ……嬉しい」


 なんだこの子かわいいぞ。天使かな?


「未来」

「なに?」

「あげないわよ」

「残念」


 この子も妹にしちゃいたいね! いや待って菫、冗談だからそんな本気で睨まないで。


「お昼ご飯はどうする? 今の時間だとれんちゃんもこれからだと思うけど」

「どうせなら適当に買って、れんちゃんと食べましょうか」

「そうしてくれると嬉しいかな」


 れんちゃんも話し相手がいた方がきっと喜ぶだろうから。

 喫茶店を出て、コンビニに寄る。適当にコンビニ弁当でも買おう。私は、ハンバーグ弁当でも。菫はナポリタンで、響ちゃんはチーズドリアだ。

 あとはれんちゃん用にお菓子を少し。

 それじゃあ、病院に出発だ。




 いつものように最初の控え室で荷物を置いて、電気を消して。そうしてれんちゃんの病室に入る。

 予想通りれんちゃんはお昼ご飯の真っ最中。ハンバーグを美味しそうに頬張っていた。おそらいだね、れんちゃん。ちなみに偶然だ。偶然だってば。


「れんちゃん、来たよ」


 私がそう言うと、れんちゃんは勢いよく振り向いてきた。


「わー! いらっしゃいませー!」


 両手を上げて喜ぶれんちゃんはとてもかわいいです。


「こんにちは、れんちゃん。元気そうね」

「こ、こんにちは……」


 菫と響ちゃんが続けて入る。れんちゃんはやっぱり響ちゃんに特に反応していた。


「響ちゃん!」

「うん……。久しぶり、だね。れんちゃん」

「うん!」


 響ちゃんが近づくと、れんちゃんはわはーと嬉しそうに両手を上げた。かわいい。


「あのね。ちょっと、旅行に行ってきたんだ」

「旅行? そうなんだ! わたしもね、ゲームでおねえちゃんといろいろいってる!」


 響ちゃんは苦笑いだ。反応に困るよね。これ、つまりはリアルでは移動できないからって言ってるようなものだから。

 それでも響ちゃんは気を取り直して、持っていた紙袋をれんちゃんに渡した。


「これ、おみやげ!」

「んぅ?」


 れんちゃんが受け取って中を見てみる。わ、と顔を輝かせて中身を取り出した。

 あれは……。ぬいぐるみ、だね。かわいい鹿のマスコットだ。眉毛がまあるいかわいい形をした鹿で、とてもかわいい。


「わあ……! かわいい!」


 れんちゃんも気に入ったみたいで、早速抱きしめてもふもふしてる。もふもふ。


「おみやげは、チョコレート。ちょっとおもしろいチョコがあったの」

「へえ……。わ、鹿のフン、だって! なにこれ!」


 ああ……。てことは、旅行先は奈良かな。あるよね、鹿のフンチョコ。名前はあれだけど、奈良らしいお菓子だと思う。


「響ちゃん、ありがとう!」


 れんちゃんは嬉しそうに言うと、響ちゃんは照れくさそうに微笑んだ。

 とりあえず、あれだ。


「天使と天使が合わさって最強に見える。いや最強だ。写真を撮りまくるぜ」

「反応が遅いわね。もう撮ってるわよ」

「なん……だと……!?」


 出遅れた、だと……!? だが写真は量かつ質だ! 撮りまくるよ!


「響ちゃん、あれ何やってるのかな」

「れんちゃん、見ない方がいいと思う」


 そんな妹組の反応がちょっと心に痛かったです。


壁|w・)しか○ろくんはとてもかわいい。


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― 新着の感想 ―
[一言] ( ゜д゜)コレが神話に出てくる 無垢の天使たちか、、、 危なかった心停止で済んだよ
[一言] 反応が遅いッ!!(‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
[良い点] ヤバぃ姉が二人(笑) なんてこだ、もう手遅れなんだぞ! [気になる点] どっかでブレーキ役見つけて来ないと れんちゃんたちが将来〉姉貴うぜぇ!って反抗期が早く来てしまいそう。 流石にそん…
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