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第27 王+神を伐つ刀

 16日目



 「あぁーもうっ!!

 次から次へとっ!!」


 赤猿を一刀両断、森を魔力全開で走りながら、敵と戦って...


『ユキちゃん何で逃げるのよ!

 向かっていきなさいっ!』


 今は、逃げている...。

 ...このクソ刀の、せいで...。


『...三十六計逃げるに如かずと言うでしょ...』


『成程ね!流石ユキちゃん』


 何から逃げているかと言うと...。


 それは...。



 ~~~ 1時間前 ~~~



 よし、これで東側も大体制覇したな。


 北の火山周辺と、火山寄りの森以外は、探険し終わった。

 北の火山に登るには、森を抜けないといけない。


 だが問題がある。


 その森は、北側に抜けれない。

 っと言うか抜けたくない。


 何故かと、いうと...。


 北に近付くだけで、大量の猿...。

 赤猿達のテリトリーになってました。

 まぁ薄々そう思ってましたけどね...。


 西側は、猿をかなり駆除してしまったので、かなりマークされている。

 常に警戒して猿が3匹以上固まって行動していてる。

 一度に5匹を相手取ったが、本当に死にかけた。


 集団戦闘を避け、余り探険していない南側、東側の調査を此処何日かはしていた。


 今日で、だいたいこの島全域のマップ60%まで埋める事が出来た。


 あとは、北部分のみ...。

 行きたくねぇ...。


 でも帰る為には必要な事...。


 乗り越えるしかないか...。


 《 分析》


 竹俣兼光たけのまたかねみつ

[第六級]4/500[大業物]

 雷をも切る名刀。

[別名]雷切、雷神殺し

[愛称]桜花乱舞


 テオドロスのレベルがあがったからか、少し鑑定内容が詳しくなった。

 ...あと一級...。

 先ほど倒した猿のお陰で、1段レベルアップできた。

 神器覚醒まで、あと少しだ。


 それまで安全マージンを保ちつつ北側の調査もしていきたい...。

 西側は、もう進む事が難しい...。


 掛け替えのないマイホーム...。

 守る為にも攻めるしかないか...。


 手薄の今から調べた方が、調査し易いかもしれない。


 第六感は、嫌な感じはしない...。


 いくか...。



 東側から周り込む様に、進んでいく。


 闇魔力と風魔力を使い、気配を消しているので、敵の背後を簡単に取れる...。

 色んな気配があるこの森では、いくら野生のモンスターでも探る事は難しいようだ。


 このアサシンスタイルで、猿は30匹は屠った。

 1度アイテムボックスを整理した程だ。

 現在ボックスは、感覚的に、初めの時の4倍ほど...。

 なかなか収納出来る様になってきた。


 30分程進んでいくと...。


 ...あれは...。


 石作りの人の手で造った様な建造物が見えた。

 ここからは、一般的な一軒家より、少し大きな作りに見える。


 この島に来て初めての帰る為の手がかりがあるかもしれない...。


 高揚感に溢れて...油断していた。


 魔力を解いてしまっていた。


 自分の失態に気付き魔力を纏い直す。

 が、遅かった。


 ...っ...バレた...。


 中から.........ヤツがでてきた。

 祟神...。


 迷いのない鋭いは瞳は、こっちを見ていた。


 不味い...。

 今のままでは、確実に殺される...。


 動くのも不味い...。

 息をする回数を減らす...が上がる心拍数と祟神のプレッシャーが、緊張を誘い息を上手く調節出来ない。


 近付いてくる...。


 ヤバイ...。


 ...。



 祟神は、少し逸れて、違う方向に進み出した...。


 良かったぁーー。


 何とかピンチを間逃れた...。

 本当にもう少し


 ガチャガチャガチャ


 っ咄嗟に刀を抑える。


 えっ?何コレ?

 えっ!?ヤバイ呪われてるの?


 まだ鞘を鳴らす様に刀は、動く...。

 必死にアピールする様に...。


 えっ!?前回の持ち主が悪いから?

 何で?なんで?


 急に呪われた刀が動き出す。

 前回の、持ち主が頭のイカれた愛称を付けたからかもしれない...。

 どうしよ


 「ギャーーーーーーーーーっ!!!」


 ...えっ?


 ...祟神がこっちを見ていた...。




 何でやねーんっ!!!


 っとっさに立ち上がり風魔力を全開にして、掛ける...。

 光魔力も混ぜてブーストを掛ける。


『ユキちゃん!ユキちゃん!ユキちゃん!ユキちゃん!ユキ『うるさい!』』


 この声...。

 この執拗さ...。

 このオレのピンチに対してのダメ絶対対応力...。



 姉だ...。


 姉の近藤桜花だ...。

 なんで(これ)(こいつ)が...。


『ユキちゃん来てくれたのね?

 お姉ちゃん苦労したのよ...。

 でも数年でユキちゃん成分が足らなくなってね...。

 長かったわ...本当に長かった...。

 会いたい気持ちだけでダンジョン攻略してたのよ...。

 来る日も来る日も...。

 何度ユキちゃんにの夢を見た事か...。

 これ夢...?夢じゃないわよね?

 あれ...でも私なんか乱暴に捕まれてない?』


 図体が、デカイせいなのか?

 祟神は、追い付いてこない...。


 だが猿が何匹か木を伝って向かってきている...。

 追い付かれるな...。


 俺を追い抜かした、猿が前を遮ってくる。


 邪魔だ...


 神伐流-抜刀術-風


 走行しながら居合抜きで一刀両断する。


『えっ?今の《 風》?踏み込みが甘いわね...。

 もっと魔力を瞬発的に高めないと効果薄くなるわよ...って今お姉ちゃんで切らなかった?

 何て事をユキちゃんは、するの!?

 女の人を乱暴に扱ったらダメでしょ?

 優しくしなさいって、いつも言ってるでしょ?』


『姉さん!!

 それより力を貸してよ!

 今は姉さんは、この刀《 竹俣兼光》と何故か同化してるんだよっ!

 本当に不味いからちょっと黙ってて!!』


『えっ?何それ?たけのまた?

 何のマタなの??

 そんな事聞いてないわよ!!』


 ヤバイこの天然どうにかしてくれ...。


 左右に道を少し変則的に変えながら、逃げる...。


 右左2体...。


 神伐流-抜刀術-風...連撃-返


 一体を居合、燕返しの要領でもう一体...。


 また走り出し、前の猿を切る。



 「あぁーもうっ!!

 次から次へとっ!!」


『ユキちゃん何で逃げるのよ!

 向かっていきなさいっ!』


『...三十六計逃げるに如かずと言うでしょ...』


『成程ね!流石ユキちゃん』


 ...という訳で...。


 さっきの戦いで、祟神に追い付かれそうだ...。

 もう少しで砂浜に出る...。

 そこで一太刀入れて...離脱するか...。


 ...取って置き...使うか...。


 最後のスパートをかけて...


 もうすぐ...出る...。


 砂浜に辿り着き、対面する。



 ...オォォォ


 低い声...。

 猿ではなく、ほぼゴリラだな...。


 全身で2m強...赤黒い毛並は、邪悪な雰囲気を醸し出している。

 魔力量は圧倒的にアイツの方が上だな...。


 赤と黒の魔力は、強者の覇気を再現している様にも見えた。


 あの長い手足と爪が問題だな。


 一太刀...間合いを詰める一瞬が大事だ。


『ユキちゃん、アイツを倒すのね...。

 頑張ってね!ユキちゃんなら楽勝よね!』


『姉さんも協力して下さい。

 姉さんのせいで、こうなったんですから...。』


『えーだってユキちゃんに、久しぶりに会えて感動しちゃったんだもん...。

 うち震える様に興奮するが、当たり前よ』


 ...なんでやねん。

 震えすぎだ、カタカタなっとるわい!


『...姉さんならどうする?』


 百戦錬磨...地球で鬼神と言われていた、(ひと)だからな...。

 何かのヒントに...。


『えぇ?正面から真っ向勝負よ!』


 ならなかった...。


『ユキちゃんちゃんの魔力は、白色魔力なのね?

 凄いじゃない!!

 でも《 (カラフル)》なのに余り色を使いこなしてないのね...。

 姉さんが教えてあげるわね』


 ...カラフル?


『それにユキちゃんは、男の子だからどうしても魔力量に差がでちゃうわね。

 お姉ちゃんの魔力をそのまま使ってね。』


『そのままって...おぉ』


 魔力が体を包む...。

 力が溢れてくる。


『今私が外魔力を吸収して、内魔力に変換しているわ。

 無限とは、いかないけど、多少違いがあるだけで使えると思うわ』


 一撃をいれて、撤退


『さぁユキちゃん倒すわよ!!』


 姉さんはスパルタでした。



 ~~~~~~~~~~~~



 《 テオドロス》Lv.9

 《 point》48→0


 力 :235(↑5):F

 耐久:220(↑20):F

 魔力:153(↑48):G

 器用:330(↑10):E

 俊敏:308(↑3):E

 運 :35(↑1):E


 総合評価:E


 《 魔法習得》???


[火魔力]Lv.3(↑1)

[水魔力]Lv.3(↑1)

[土魔力]Lv.3

[風魔力]Lv.3(↑1)

[光魔力]Lv.3

[闇魔力]Lv.3(↑1)



 神刀 桜花

[第六級][最上大業物]

 神をも切る名刀。

[別名]雷切、雷神殺し、鬼神殺し、ユキの守護神(ブラコン)

ご愛読頂いて誠に有難うございます。

ブックマークありがとうございます。

評価も有難うございます。

嬉しすぎますっ!!

感想も頂ければ幸いです。

宜しくお願いします。

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