第五話 『ある日の休日』
「能力を使えし者たち」の第五話です。
よければ読んでいってくださいね・・・・。
「・・・・うぅ、なんだこの感じは、やっぱ俺死んだのか・・・」
死んだと思いつぶやいた時いつもとは違う感覚がレンの体をつきぬける・・・
「うわっ!?」
「レン!?大丈夫!?」
なんとカノンがレンに心配そうに立ち寄るのだがすぐに早口に言った・・・
「レン覚えてないの?もう3日間も寝ててたんだよ~」
「あ~そうなのか?なんだかあんまり記憶が無くて、覚えてるのが・・・」
レンがなにか言おうとした時、慌ててカノンが・・・
「あっ、言わないで安静にしててね。まだ完治してないんだよ、でもあの男から私を守ってくれたのは嬉しかったかも・・・」
「ん?なんか言った?どうかしたか?」
「うんん、なんでもないよ・・・なんでも」
「そうか、まぁ俺はもう少し寝るから。おやすみ」
「うん・・・おやすみね」
▼△▼△▼△
(うっ・・・なんだこの痛みは、まるで体が切り裂かれるみたいだ・・・助けてくれ、助けてくれ、助けてくれ・・・)
解放された力を解き放て・・・おもうがままに
「うわっ!・・・感情解放?」
レンは無意識につぶやきその意味さえわからずにいた
「えっ、なにいってんだよ?おい!?今のはまさか能力か?いやおかしな夢でも見てたんだ・・・きっとそうだ。」
ピピピッ・・・携帯の着信が鳴った。相手はあのサイトの管理人からだ
「もしもし?レン君?もしかして自分の能力がわかった!?」
「はい?能力だって?そんなものどこに?」
「さっき自分で言ったじゃないか~覚えてない?えぇ~と・・・あっ!感情解放ってやつだよ~」
「・・・ん!まさかさっきの言葉か!?」
「そうそう、でもその能力はやっかいでね~どうやったらうまく使えるかわからないんだ~」
「え!?じゃあこの能力ってまさかの不良品か!?・・・てかなんで俺がその能力を言った事知ってんですか?」
「う~ん、その事は・・・じゃあね~」
「おい!ちょっ・・・」
ビッ・・・そのまま電話は切れるとともにカノンが帰ってきた
「ただいまぁ~・・・レン?まさか治ったの?よかった~」
「ん?うん、まあなまだ痛むけど体を動かすくらいはできるかな」
「よかったね!今日はハンバーグなんだ~嫌いだった?」
「いや、大丈夫だよ」
俺は自然にそう答えた。そして
「もし俺の能力がわかったらどう思う?」
「う~んいいことだと思うけど能力は無理に使おうとすると記憶が無くなったりするからどうかな・・・えっ!?まさか能力がわかったとか!?」
「い、いやそんな事はないよ俺なんか使えるわけないよ、怖そうだしね・・・」
「ふ~ん。ハンバーグおいしい??」
「ん?おいしいよ少なくとも俺が作ったやつよりね」
「それって、褒めてんのぉ~?それともおいしくないから少し遠周りして言ってるだけぇ~?」
「いや、本当においしいよ!」
「あ、ありがとぉ~今度も作っていい??」
「うん。その時は俺も手伝うよ」
なんとなく1日が終わっていく気がした、でも今日でなんか・・・う~ん言葉にできないようななにかを感じたような・・・
レンヲコロス・・・コロス・・・ヒヒヒ。
「行け!明日の朝がそいつの終息の刻だ・・・」
今回は休日をテーマに書いてみました~
最後の言葉はいったい!?
読んでいただいた方ありがとうございました!