表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

爆走していたあの頃

作者: 桐原まどか



これは私が四歳かそこらの時の話です。

実は本人も記憶が曖昧な部分があるのですが、それを了承した上で読んで頂ければ…。


四歳かそこらの私は、祖母の家に遊びに行くと決まって、三輪車で近所をうろちょろしてました。

いまじゃ考えられない危険な行為ですね。でも、当時は誰に咎められる事もなく、自由にしていました。

そうして、当時のマイブームが三輪車を飛ばしながら(?)漫画『美味しんぼ』を読む事でした。

親類に古本屋を営む人がいて、傷つけたり、痛めなきゃ、好きに読んでいいよ、と言われていたのです。

色んな漫画を読んだなぁ…。

さて、とある週末、祖母の家に行った私は三輪車に跨り、『美味しんぼ』片手に、いつもの道を走り始めました。

そんな時に彼らに出会ったのです。

彼らは今でいうパリピ?っぽい感じのカップルで、テンション高めで、私の姿を見て、「三輪車で『美味しんぼ』って!!キミ、最高だねぇ!!」(この言葉ははっきり記憶に残っています)とひとしきり笑ったあと、自販機のジュースをプレゼントしてくれたのです。繰り返しますが危険な行為です。真似しちゃいけません。知らない人から物を貰っちゃいけません。

でも、当時の私の気持ちを思い返すと『楽しかったなぁ』なんですよ。

そうして、思うのです。

あの二人はどうなったのかなぁ?と。いまでも仲良く(結婚して)やってるのかなぁ?と。


爆走していたあの頃、の思い出です。

思い返せば、危険だらけですが、楽しかったなぁ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 三輪車で『美味しんぼ』って!!キミ、最高だねぇ!!」 カップルの感想に激しく同意します。 「小児爆走族」ですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ