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ゲーム依存症が親に復習しようとする話

作者: ぱるむ

俺は高校生だ。

しかも私立に行かせてもらってる。

だけどさ勉強よりゲームのが楽しいじゃん?

そんな欲に負けまくってるのが俺ね。

ある時ゲームをしてたら親に怒られちゃったよ。

ゲームし過ぎだって。

もちろんゲームは取られて未だに帰ってきてないし勉強しなくていいって呆れられたよ。

あぁ、あと父親は癇癪持ちでさ、椅子の音がうるさかったりするとキレられたし、母親は味方のように振舞って全部告げ口してた。

友達にもゲームしてる時にいきなり辞めるもんだから沢山謝ったよ。

俺は馬鹿だから戦うことにしたんだ、親と。

どうしたら勝てるか考えたんだ。

そしたらある結論に着いた。

親に今までにない後悔をさせてやろうと。

どう後悔させるか、それは学校に通い続けることだった。

高校を転校させるのは簡単じゃないことは知っていたから、留年しない程度に勉強をして無駄に大学に行ってやってある程度俺に金をかけさせてから自殺してやろうと本気で思ってた。

※大学の奨学金は奨学生が死ぬと返還しなくて良い

そこからゲームの無くなった俺の生きるモチベーションは親に後悔をさせてやる事だった。

ゲームしていた友達とはあまり話さなくなった。

俺のゲームでこその繋がりはほとんど無くなってしまった。

今まであんまりやってこなかった勉強はだんだんできるようになっていった。

親から褒められることもあったりした。

心の中で嘲笑ったよ、今後後悔するけどなwwwって。

いよいよ来た受験の日、この日だけはとても緊張したよ。

だって今までの努力が全て無駄になるかもしれないんだ。

そもそも無駄だけど

結果から言うと受かったよ。そんなにいい大学でもないし金かけさせてるの一心だったしな。

そして大学生になった。

親に愛想を振りまくのがここ数年で上手くなったのか仲の良さそうな家族になった。

大学も留年しない程度に頑張った。

そして卒業する年になった。

就活をして、あと数ヶ月で就職するとこまで行って、

"俺は自殺した"

扉に紐を引っ掛けて首を吊った。

親が後悔する姿は見れなかったけどきっと後悔してるだろう。

これから生きていく中できっと枷になってくれることだろう。

そこに希望持って俺は死んだ

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