第19話 決戦編閑話・完と学長の扱い
元黒に呼ばれた藍田が粕窪に背負われた学長の下に来る。
「学長、大丈夫ですか?呼んでると聞きましたが・・・」
「あぁ、大丈夫さ。それと、呼んだのは、君だけ魔術に関連する方法がないし、弟子入りしない?って話だよ。」
「私だけ・・・そういえば、そうですね。森羅ちゃんは基礎はもう習得しているそうですし、美咲ちゃんには元黒さんがいますし・・・では、お願いします。」
「んじゃ、ちょうどゴールデンウィークだし、5月3日から始めようか」
「はい!」
「こーあん、話終わった?」
「ん?終わったよ。」
「んじゃさ、これから戦場に行こうと思うんだけど。」
「え、なんで?」
「俺が行けば巫女姫の術でうちのパーティが参戦できるからね。もう決着ついてるかもだけど、行く価値あるんじゃね?って」
「それもそうだね。私自力移動無理だし連れてってくれると助かる」
「よっし!んじゃ、いくぞ!」
その速度に学長が目を回している間に戦場に着いたが、ロキが飛び去るのが見えた。
「こーあん!ロキが飛んでく!」
「しゃーない!ここで私を落として行って!粕窪さんのパーティで戦えば勝てる!」
「おう!任せとけ!んじゃ、幸運を祈るぜ!」
「誰か一人くらいは受け止めてくれるだろうさ!」
「あっ・・・」
飛び去るロキを見た金狐ががっかりした表情をするが、しんが慰める。
「まぁまぁお嬢ちゃん、天狗より早い妖怪はいないんだ、仕方ないさ。だから神名さんも責めないでやってくれよ?あとその娘もハーレム要員かい?」
「勘弁してくれよしんさん。それに、やらなかったならともかく、やってできないことを責めるわけがないだろう?」
「ならいいか。」
「ふむ、無事使って窮地を脱したみたいだね」
「逃げられた・・・」
「まぁまぁ黄泉ちゃん、何時かまた機会が巡ってくるし!諦めずに頑張るしかないし!」
「その通り。それに、部下を一掃したし手の内も割れた。収穫。」
「それも、そうですね。」
そんな会話をしていると、上空に影が差し、何かが降ってくる。
「うおぉぉぉ!誰か受け止めてぇぇ!」
「ん?この声は・・・」
「相変わらずやなぁ」
「仕方ないし。私が・・・」
「だめ。私を腐れ根っことかいったお仕置きにちょうどいい。それに自分で着地できるはず。」
「ま、大丈夫っしょ」
「まぁ、しぶといし大丈夫」
「んー、まぁ、俺より付き合いの長い人らが大丈夫っていうなら大丈夫かな?」
「ほ、本当に大丈夫なんですか?切実な悲鳴に聞こえるのですが・・・」
「む・・・あ奴はあの時の・・・ひき肉になってしまえばいいものを」




