第11話 裏切りの代償
その寸前、パズズを闇が包む。
{おいおい、パズズ、私を裏切ろうっていうのかい?そんなことが、赦されるとでも?}
「あぁ!?この声は・・・?」「ろ、ロキ様・・・!?」
{まったく、このようなことが起こる可能性を考えて術を用意しておいて正解だったようだね}
「あぐっ!?」
その声を聞き、神名が闇に腕を突っ込む
「おい、大丈夫か!いてぇ!」
「あぁァ・・・ワたし、ハ、ろキ様のちゅウじツなルシもべ、パずズ、なリ・・・アるじ、サまの、てキヲ、はイじょ、すル!滅ボせ、神器・血を求める剣!」
{ははは、そう、それでいいんだ!殺せ!}
そのロキの声に従うように、パズズは禍々しい剣を持ち、神名に切りかかる。
神名は、その剣を盾で受け止めつつ、ロキの声に対して疑問を投げかける。
「糞が!黄泉さんが相手してるはずじゃねぇのかよ!?」
{うげ、本体は黄泉と戦っているのか・・・。では、早めにこいつを仕留めさせてパズズに援護させねばならないな・・・}
「あぁ?本体だぁ?てーことは、この声は、残留意思ってやつか。てめぇ、スキルじゃなく魔術だな!?」
その神名の発言を遮るかのように、パズズが切りかかる。
「あアァ!」
「くっ!力が上がってやがる!?」
{ははは!当然じゃないか!この私が傀儡術で支配しているのだから!}
それを聞き、神名はハッと何かに気付いたような表情になる。
「傀儡術・・・覚醒者になりたての頃にあいつが言ってた、死体を動かしたり支配下においたやつのリミッターを外して戦わせる非人道的術式か・・・!くそっ、このまま防いでるだけじゃパズズが持たねぇ・・・!」
そう言い、神名は懐から何か札のようなものを取り出す。
「畜生、あいつの力を借りることになるとはな!束縛札・光闇流捕縛術・四肢封印!」
神名が投げた札が空中で4枚に分裂し、限界を超えて動き続けるパズズの両手両足を空中に固定する。
「あァ・・・こロし、テ。これイじょウ、つミを、かさネたく、ナい」
「!パズズ、意識が戻ったのか!?」
「だんダん、うすク、なる。かんゼんに、なクなルまえ二・・・はヤ、く・・・」
「そんなこと、できるわけがないだろう!嬢ちゃんはまだ若い!未来があるんだ!絶対に救って見せる!」
「かんゼんに、イしキを、うしナって、かラ、シぬ、ヨりも、イしきガあルうチに、あなタのテで、わたシ、としテ、こロして
{ふむ、どうやらその術式の影響で意識が表に出たようだが・・・どこかで見たような・・・まぁいい。私の傀儡術は死ぬまで解くことは不可能だからな!}




