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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第1章 赤
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第4話 BOSS討伐と説教

BOSS部屋を見つけるまで、8匹のウィードを狩った静葉は、BOSSに挑むことにした。


「ここがこのダンジョンのBOSS部屋かな?

蘭ダンジョンだから蘭の花・・・どこかな・・・いた!火魔法Lv3、ファイアアロー!」


静葉は白い蘭の花を見つけ、ファイアアローを放った。


「ラーン!」


という断末魔とともに蘭の魔物は燃え尽き、紫色の魔石と謎の筒を落とした


「えぇ?絶対おかしいでしょあの鳴き声・・・まぁいいや。

これがI級ダンジョンBOSSの確定ドロップの内蔵魔力測定器かな?

測定器は有り余っているから売れないって書いてあったし、魔石だけ入口で売って帰ろ」


静葉はそう言い、転移魔方陣に乗り、ダンジョンを後にした。


I級魔石は1つあたり1、2円程度にしかならないため、

この日のダンジョンでの成果はたったの143円であった。


「あー、運動したからのど乾いたなぁ・・・あ、自販機がある。」


ピッ! 


ガシャン


プシュッ


「あー!のどが渇いてる時の炭酸飲料さいこー!」


・・・訂正、この日のダンジョンでの成果はたったの23円であった。



静葉はダンジョン攻略後、歩いて家に帰った。


ガチャ


「ただいま」


母親はまだ仕事中であるため、誰もいない


「もう13時過ぎてるのかぁ・・・おなかすいたなぁ・・・何かないかなぁ・・・」


静葉はキッチンにある戸棚を開け、カップ麺を見つけ出した。


「カップ麺みーっけ。今日の昼食はこれでいいや。」


3分後


ピピピピ!


「あ、カップ麺できた。」


ズゾゾゾ!


「んーおいしい。塩分が疲れた体に染み渡るぅ~」


「ごちそうさまでした、っと。」


「ふわぁ~・・・魔力使って疲れたし、満腹だし、眠くなってきちゃった・・・部屋で寝ようかな」



・・・数時間後



勢いよく玄関の扉が開き、静葉の母親が入ってくる。



「静葉!学校から、1度来たがすぐに帰ってしまったって連絡があったけど、いるの!?

いるなら返事しなさい!」


「ふぇ!?あ!ごめんなさい!」


「いるのね!?すぐに下りてきて何があったのか話しなさい!」


「は、はい!」


大きな音を立てながら静葉は慌てて階段を降り、母親に事情を説明した


「まったく、仕事中に学校から連絡が来て、心臓が止まるかと思ったわよ。

あまり心配させないでちょうだい」


「ご、ごめんなさい。」


「今後気を付けてくれればいいわ。ちゃんと勉強しないと良い高校に行けないわよ?」


「あ!あのね、お母さん、高校のことなんだけど、私、来年できる鳥野高校に行きたいの!」


「そうなの?それじゃあ、どんな人が受けるかわからないし、

なおさら勉強を頑張らなきゃいけないわよ?」


「ふっふーん。冒険者育成コースでは、ルーレットで星数が20超えてたら無条件合格なんだって!

だから、私はもう勉強しなくても受かるのよ!」


「そうなの?というか、20を超えていたのね。でも、高校なのだから、

中学範囲はできている前提の学習をすると思うわよ?周りと学力が違って困ったらどうするの?」


「う・・・それもそうよね・・・ちゃんと勉強しまーす。

ちぇー・・・勉強しなくていいかと思ってたのになぁ・・・」


「そんなうまい話はありません。明日からはちゃんと学校行くのよ?」


「はぁーい・・・」


「さ、夕飯の用意があるから話は終わりよ。」


「はーい。」


夕食ができるまでの間反省した静葉は友人に今日の授業内容を教えてもらえるよう頼みこみ、

学習内容を教えてもらうことに成功した。


その後、静葉と母親は鳥野高校に関する詳しい話をしながら夕食を食べ、

無事、鳥野高校に進学することを母親に認めてもらうことができた。


夕食後、入浴を済ませた静葉は、今日の学習内容を頭に入れつつも、近い将来へ思いを馳せていた。


「無事お母さんにOKもらえてよかったぁ・・・これで、あの人に会えるよね・・・?楽しみ。」


魔花【蘭】

魔花と呼ばれるモンスター群の内、蘭をモデルとして作られたモンスター

蘭スコープという内蔵魔力測定器を確定ドロップする


感想大歓迎です。

☆やいいねをよろしくお願いします。特に☆は1でもいいので何卒・・・

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