第3話 恥と初体験?
ジリリリリリ!
大きな音を立てて目覚まし時計が鳴る
「わっ!もう朝か」
「階段、飛んだほうが早いかな」
トンッ
「キャッ!落ちてきたらびっくりするじゃない!ちゃんと階段使いなさい!」
「あ、ごめんなさい・・・」
「まぁいいわ。朝食出来たわよ。早く顔洗ってきなさい。」
「はーい」
朝食後
「わ、もうこんな時間!学校行かなきゃ!」
「気を付けて行ってらっしゃい」
「大丈夫!飛んでいくから!」
静葉は玄関の扉をあけ、学校の方角へ飛んで行った。
・・・制服のスカートをはいて
「誰よりも早く着いちゃった!教室で小説読んでようかな。」
扉が勢いよく開き、アゲハが
「静葉!昨日はごめん!」
といった。
「いいわよ。あなたはおだてられるとすぐ調子に乗って周りが見えなくなることは
わかっていたから。
でも、今後一緒に行くときは、勝手に行くダンジョンを決めることと先に行くのは禁止よ?」
「うん!わかった!」
アゲハは馬鹿ではあるが、悪意があってやっているわけではない。
そして、今回に限っては、素晴らしい出会いがあったため、水に流すことにした。
アゲハは走って自分の教室に戻っていった。
続々とクラスメイト達が入ってくる
何か、ひそひそと静葉を指さしながら話している
ガラッ
斎藤たちが入ってきた。静葉に近づいて来る。
「なぁなぁお前って案外大胆なのな。」
「はぁ?何言ってるの?」
「え?だってよ、スカートで飛んでたから、中身丸見えだったらしいぜw痴女じゃんw」
「ふぇ、あ、あぁ!」
静葉は顔を真っ赤にしながら、スカートを抑えながら窓から教室を飛び出した。
「ど、どうしよう・・・何も考えずに飛び出しちゃった
・・・あれ?ここって、昨日見た蘭ダンジョンの近くじゃない?
この後学校には戻るに戻れないし・・・行こうかな。」
ダンジョンの入り口の冒険者ギルドの人に証明書を提示し、
突入時の処理をしてもらい、蘭ダンジョンに入ることとなった。
ちなみに、I級ダンジョンは、すべて植物系のみであり、攻撃されることはない。
BOSSが花であるため、花の名前が冠されているダンジョンが多い。
「1層だけだし、BOSS以外は雑草が逃げるだけでしょ?魔法で焼き払っちゃえばいいかな?」
入るとすぐ、草むらがまとめて走り出した。
「わっ!びっくりした!多くない?まぁ、多ければ多いほど、経験値いっぱいもらえるしいっか。」
魔法は、スキル所持者がどのスキルのどのレベルのなんという魔法かを、
発動するという意図を込めて宣言することで発動する。
「確か、言えばいいんだよね?魔法使うの初めてだからドキドキするなぁ・・・
火魔法Lv2!ファイアーボール!」
ファイアーボールが当たり、ボッ!という音とともに雑草のモンスター、ウィードが燃える
「ミギャー!」
「え?鳴くの?」
植物が鳴くという事実に静葉が驚いているうちに、ウィードたちは燃え尽き、
ドロップアイテムとして紫色の魔石を落とした。
「ちぇー、魔石だけかぁ。」
静葉は少し残念そうな顔をしながら次のウィードを探しに行った
数時間がたち、魔石の数が50を超えたので、静葉はステータスを見てみることにした。
「いっぱい狩ったけど結局薬草は1個も落ちなかった・・・もうレベル10になったかな?
ステータス!」
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Name)Akabane Sizuha
Sex)♀
number)829847612848
Lv)9
Rank)1
Party)empty
Pro)G級3層
HP)19
MP)19
SP)19
Atk)G-
Vit)G-
Tec)H+
M・Atk)F+
M・Vit)E-
M・Tec)F+
Agi)G
Stm)H+
ECL)8
Luck)68
Skill) ☆5魔力操作(M・Atk,M・Tec)
☆5飛行(Tec,Agi)
☆4風魔法Lv8(M・Atk,M・Tec)
☆3身体強化Lv6(Atk,Vit)
☆2火魔法Lv4(M・Atk,M・Tec)
☆2剣術Lv4(Atk,Tec)
☆1抜刀術Lv2(Atk,Tec)
☆1翼展開Lv2(Tec,Agi)
【ランキング】
【マップ】
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「あと1・・・BOSS部屋探す途中で見かけたのを狩るのと、BOSSの経験値で10になるかな?」
ウィード
根っこをもちいて逃げ回るだけの雑草
何匹かでまとまっているため、1度の攻撃で複数体を討伐することが可能
火を使わず討伐すると低確率で薬草をドロップする
I級
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