第18話 放課後 その5
「いえ、どこのS級ダンジョンがあるところより多いですわよ。自称引退した覚醒者が3名住んでいる上に日本最大クランが存在していて、万が一を考えて国から覚醒者警官が派遣される、ということが去年起こったのですから」
「万が一を考えて派遣された覚醒者警官2人とデストロイヤーのクランマスターと院長と看護婦長が飲み友達な時点であまり意味はありませんがね」
「あ、そうなんだ・・・」
「ん?俺が父から聞いた話では、覚醒者警官を持て余してどうにかできるやつがいるこの区に厄介払いされたという話だったが・・・」
「私としてはそちらの方が納得できますね。私や中学の学長が宴会の後始末に苦労させられましたから。わざわざ区の外からも覚醒者を呼んでの大宴会でしたからね・・・」
「あぁ、3か月ほど前に『数日休みをいただきたく・・・』と言ってきたのはそれだったのね」
「えぇ。覚醒者の酔っ払いという厄介極まりない存在をあしらう数日は地獄でしたよ」
「放っておけばよかったんじゃないの?」
「うっかりで建物を消し飛ばす可能性がある方々ですから・・・」
「あぁ・・・」
「さて、BOSS部屋ですわよ!」
会話をしながらも戦闘をし、進み続けていた4人はBOSS部屋にたどり着いた。
「ここのBOSSは基本、E級のホフゴブリンが3匹いるだけですわ!イレギュラーだとD級のオークだったかしら?」
「そうですね、オークであれば私が見ていますので1人1匹狩りましょうか」
「はーい」「わかった」「わかりましたわ」
4人はBOSS部屋に入る。
「ぶもぉ!」
「オークですか。仕方ありませんね。魔力操作:闇魔法Lv5 ダークソード 複製圧縮=ダーク・チェインソード、剣術Lv3、鎖術Lv3すなわち光闇流剣鎖術Lv3、ジャッジメント・チェイン・カットver闇のみ」
元黒の放ったよくわからない技がオークを木っ端みじんに消し飛ばす。
「わ、すご・・・」
「これは、どういう技なんだ・・・?」
「さて、転移陣で1度戻り、5層に転移しまたBOSSに挑戦しましょうか」
「その前に、今の技を教えてくれませんか!?」
「俺もよくわからなかったので解説が欲しい」
「そうですわね。」
「あぁ、これはですね、例の宴会の時に一発芸を求められた鮮色中学の学長が自棄になって使った現役時代に生み出した中二病剣技を教わったのですよ。本人曰く、見栄えだけは良い無駄の多い技、とのことでしたが、純粋にかっこいいので使わせていただいています。本来は光と闇交互になっていてさらにかっこいいんですよ。」
「はぇぇ・・・」
「いや、習得法ではなくどういう原理でああなったのかが知りたいのだが・・・」
今回出てきたモンスター
ホフゴブリン
ゴブリンの上位種。ステータスが少し高く少し賢いゴブリン
E級
オーク
豚面の化け物。ホフゴブリンよりステータスが高いが賢さはゴブリンと同程度で生理的嫌悪はゴブリン族の倍以上。
D級




