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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第1章 赤
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第2話 帰宅後

「静葉!ご飯よ!聞こえてないの!?」


1階から母親が呼ぶ声がする。


ハッと目が覚めた。翼をなでているうちに、眠ってしまっていたようだ。

初めてのダンジョンであのようなことが起こったから、

気付かないうちにつかれてしまっていたのかもしれない。


「ごめん、今行く!」


扉を開け、急いで階段を駆け下りる。


「きゃっ!」


あまりに急ぎすぎて、足を踏み外してしまった。階段を落ちていく


やばい!怪我をする!と危険を認識した瞬間、静葉の体は浮かび上がった。


「はぇ?あ、飛行スキル・・・よかったぁ・・・」


「静葉!大丈夫!?」


悲鳴が聞こえた母親が様子を見に来たようだ。


「あら、大丈夫そうね。飛行スキルが当たったのね。よかったわ。」


「ごめんお母さん。心配かけちゃって。」


「あら、いいのよ。無事でよかったわ。さ、夕飯が冷める前に食べましょ。

今日の夕飯はあなたの好きな唐揚げよ」


「やった!」


静葉と母親は階段から移動し、テーブルに向かい合わせで座り、夕食を食べ始めた。


サクッという音とともに肉汁があふれてくる。


「おいしい!いつもよりおいしい気がする!」


「あら、わかる?今日はいつもの普通の鶏肉とは違ってダンジョンのドロップ品なのよ♪」


「え!?ドロップ品のお肉は高いじゃん!大丈夫なの?」


「私が潜ったダンジョンで自力で得たものだから大丈夫よ。運がよかったわ。」


「お母さんも今日ダンジョンに潜ったの?」


「えぇ、今日は仕事休みだったから、ちょっと運動代わりに

近所のD級ダンジョンに行ってきたのよ。」


「D級・・・」


「そういえば、今日からダンジョンに行けるんじゃなかったかしら?」


「あ、うん、行ってきたよ」


「え!?もう行ってきたの?怪我はない?

レベルが10を超えるまでは危ないからI級にしか行っちゃだめよ?」


「う、うん。もちろん」




夕食後、静葉は自室に戻り、スマホを使って付近のI級ダンジョンを探すことにした。


「うーん・・・ここの蘭ダンジョンは学校から逆向きだし、こっちは・・・」


「あ、うちの近くの公園にあるんだ!明日はこの百合ダンジョンに行こうかな?」


明日の放課後の予定が決まり、次にすべきとことを考えたと、静葉の脳裏に、


恩人との別れ際の会話が想起された。


「そういえば、あの人が言ってた、特別な高校ってどこにできるんだろう。」


「鮮色区 2018年 新しい高校 検索っと。」


「えーと、鳥野高校?これかな?特別って何が特別なんだろう」




2018年設立鳥野高校!

 

完全寮制!


敷地内にダンジョンが多数存在!


冒険者育成コースが存在!


冒険者育成コースは、授業でダンジョンに潜るため、寮費がかかりません!






「え?敷地内にダンジョンが複数あるんだ。I級、F級、E級、D級、C級、B級があるんだ。すごい。」


「って、敷地がめっちゃ広い!鳥野山丸ごと?だから鳥野高校なのか。」


「ここ、いいかも。あんまりお金かからないみたいだから、お母さんも少しは楽になるよね。

それに、あの人に・・・」


「来年設立だし、偏差値わからないけど、まじめに勉強しよ。」


「あれ?下のほうに何か書いてある?」


「えーっと、何々・・・

ダンジョン攻略者育成コースはルーレットで得たスキルの☆の合計が20以上の場合は

無条件合格です?」


「えーっと、私は、5+5+4+3+2+2+1+1だから・・・23!やった!

でも、なんで無条件合格なんだろう?

事前にダンジョンに潜ってレベルを上げておけってことかな?」


「なら、明日からダンジョン攻略がんばろ!」

感想大歓迎です。

☆やいいねをよろしくお願いします。特に☆は1でもいいので何卒・・・

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