第16話 放課後 その3
無事ホーンラビットを攻撃できるようになり、順調に攻略を進めた4人は、4層の入り口にまでたどり着いた。
「さて、次は4層ですわね」
「そうだな。」
「確か、ゴブリンの集落だっけ?ゴブリンくらい楽勝でしょ。」
「油断は禁物ですよ。1つの集落でも20~30匹、音を立てすぎると複数の集落を刺激して100を超えることもあり得ますから。対多数攻撃は連発できるようなものではありませんからね。それに、森の中なので不意打ちを食らう可能性もありますから。」
「それは間違いないな。」
「うっ・・・確かに、1匹1匹なら楽だけど、まとめていっぱい出てきたら大変だね・・・」
「まぁ、多数と言ってもせいぜい100匹程度です。200や300と1度に戦うことになるのは、よほど大きな音を立てた場合のみですよ」
「うん、気を付けるよ」
「では、行きますわよ!」
4人は4層を進む。
「何箇所かの集落をつぶしたが、1か所ならなんということはないな」
「そうだねぇ。ゴブリンよりも、移動のほうが大変だよ・・・木で視界が遮られるし、根に引っかかって転びかけるし・・・」
「焼き払ってしまいたくなりますが、そうすると複数の集落を刺激してしまうのですわよね?」
「そうですね。1度階層自体を焼き払ってみるという試みが行われましたが、変遷まで木は復活せず、しかしゴブリンは復活し続けるので常にゴブリンが襲い掛かってくる悪夢のような状態になったそうです。」
「ずーっと戦闘しながら次の階層に行くのは大変そうだね・・・」
「実際その月が終わるまでの期間は閉鎖されていたそうですよ」
「では、火魔法は使わない方がいいのかしら?」
「いえ、木が少しでも残っていれば1晩で修復されるそうなので、気にする必要はないかと」
結局複数の集落と戦うこともなく5層の入り口にまでたどり着いた。
「確か次の階層からは集落に職業持ちが混ざるし、ホーンラビットも出るんだっけ?」
「そうですね。どちらかと戦っているときに不意打ちで乱入してくることがあるので注意が必要です。特にゴブリンと戦闘しているときは足元がおろそかになりがちですから、気付かないうちにすぐ近くにまで来ていて、グサリ、なんていうことも・・・」
「ひぇ・・・」
「まぁ今回は私がいますのでそのようなことはありませんが、今後一人で来るときやほかの人と来る時は気を付けてくださいね?」
「はい!」
「ホーンラビットの肉を狩りに一人で来ようかと思っていたが、1~3層だけにしておいた方がよさげだな」
「そろそろ行きますわよ~?」
「・・・まぁ、お嬢様は飛んでいるのでホーンラビットを気にする必要はありませんが・・・」
「あはは、それもそうだね」




