第12話 朝の騒動
4月24日月曜日 朝
「う~ん・・・」
「すぅ・・・すぅ・・・」
「んん!?・・・あ、そっか、美咲ちゃんと一緒に寝たんだった。いやぁ・・・目を覚ましてすぐ目の前にこんなかわいい娘いたらびっくりするよ。心臓止まるかと思ったぁ・・・」
「んー・・・おはようございましゅ」
「あ、おはよう」
「・・・あら?私はなぜこのような格好で・・・あっ・・・もしかして昨日の夜はあの後、疲れて寝てしまったのかしら?」
「ぽいねぇ。」
「・・・このままは少し恥ずかしいですし、着替えましょう?」
「うん。そうしよっか。風邪ひいたら大変だもんね」
二人は着替え、洗面所で顔を洗い歯を磨き、食堂に移動することになった。
「おはようございます、お嬢様方。食事の準備はできております。」
「わーい」
「今日の朝食は何かしら?」
「本来はしっかり召し上がっていただく予定でしたが、スクランブルエッグとトーストだけですね」
「ん?どうして?何か問題でも?」
「その、もう7時30分を過ぎております」
「うぇ!?」
「あ、あら?おかしいわね。寝坊なんかしたことなかったのに・・・」
「ダンジョンに行ったので疲れていたのではないでしょうか?時間がありませんのでお早めに」
二人は食事を10分ほどで食べ終え、制服に着替える。
「もう!起こしてくれてもかまいませんのよ?」
元黒はそんなことができるわけがないだろう、という顔をした。
「・・・ノックをしても部屋の外から声をかけても起きませんでしたので。お嬢様だけであればともかく、お客様もいらしたので、寝顔を男の私が見るのはどうかと思いまして。」
「そ、そうですね。確かに、恥ずかしいです」
「七海先生は?彼女に部屋に入ってもらえば・・・」
「七海は割と強めにで叩いても目覚めませんでしたので・・・」
「・・・そう、なら仕方ないわね」
「着替え終わったよ!」
「歩いては8時に間に合うかは怪しいわね・・・飛びましょうか」
「私飛べないよ!それにスカートで飛んだら中身見えちゃう!」
「私につかまればいいのですわ。昨日持ってきた荷物の中にズボンの1本や2本はありますでしょう?あっちで脱げばいいのですわ。まだ1週間ほどしか行っていないのに遅刻などあり得ませんわ!」
「それもそうだね!急いで履いて来る!」
二人はズボンを履き、外に出る。
「しっかりつかまってくださいませ?」
「うん!」
藍田は紫崎の後ろから首に手を回し、足を腰に回す。おんぶのような形になった。
「では、行きますわよ!」
そう紫崎は言うと飛び立ち、勢いよく学校の方へ飛んで行った。
まぁ、元黒は気付いてるからね☆




