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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第3章 紫
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第9話 紫崎 美咲、初体験

「よし、飛行も念動もあるわ。まずは、毛布を動かしてみようかしら」


ふわっと毛布が動き、美咲は自由となった。


「うまくいったわ!そうだ、SPバー見えるようにしておこうかしら。1SP消費?レベル上げないとあんまり頻発できないわね・・・」


「まぁいいわ。次はメインの飛行よ!飛行!」


美咲が浮かび上がる


「発動で1SP使うのね。あとは時間経過で消耗するかどうかだけど・・・それよりも、元黒に会いに行っちゃおうかしら。厨房にいるわよね?」


美咲は念動を使い私室のドアを開け、厨房へ向かう。


その途中食堂の扉が開き食事をしている七海が驚いているのが視界に入ったが、スルーして隣の厨房の扉を勢い良く開ける!


元黒は調理をしていて、こちらを振り向かない


「七海、お嬢様がまだ寝ていらっしゃる。扉は静かに開けろ。そして今は料理中だから厨房に入るな」


どうやら七海が明けたと勘違いしているらしい。そろりそろりと近づき、包丁を置いたタイミングを見計らい、「わっ」と声をかけ、体当たりを仕掛ける。


「うおっ!?お嬢様!?」


「えへへ。おはよう、元黒。スキルルーレット、回しちゃった♪9個もスキルが手に入ったのよ?」


「お、お嬢様・・・」


「なぁーに?動いてる私を見て感動しちゃったのかしら?」


「いえ、その・・・」


「なによ。はっきり言いなさい?わからないわよ?」


「では・・・胸が当たっています。」


「ふぇ!」


美咲は顔を赤らめ、距離をとる。


「全く・・・お嬢様、動けない時から思っていましたが、いたずらっ子ですね。そして動けるようになると、そそっかしい・・・怪我をしないか心配です」


「うぅ・・・こんなはずじゃなかったのにぃ・・・」


「全く・・・それと、飛行スキルは10分ほどで1SP消耗しますから、気を付けてくださいね?」


「えっ?そうなの?それじゃあ、扉開けたりすること考えると、1時間も飛べないじゃない・・・」


「レベルを上げれば増えますし、扉を開けるごとに使うのはもったいないので私か七海をお呼びください。」


「むぅ・・・そうするわ。なるべく早くレベルを上げて、日常生活くらいは送れるようにしないといけないわね・・・!」


「では、明日ダンジョンに行ってみましょうか。私が必ずお守りいたしますので、G級に行きましょう」


「そうするわ!」


翌日、美咲は元黒とともに最寄りのG級ダンジョンである鮮色駅付近のゴブリンダンジョンに挑んだ。


元黒はこのダンジョンに何度か行ったことがあるらしく、正しいルートを知っていた。


「最初の分かれ道ですが、どちらに行ってもつながります。ただ、左のルートは合流するのと逆の左に行くと中身があまりよくない宝箱があるだけの小部屋につながっていますので、右に行くのが無難ですね。合流後には分かれ道はありません。」


「ふぅん、そうなの。ねぇ、元黒。」


「何でしょうか、お嬢様」


「私、その宝箱見に行きたいわ」


「承りました」


元黒が先行し、宝箱のある小部屋の前に着いたが、警官が立っていた。


「すみません、この先は宝箱があるだけの小部屋だと記憶していたのですが・・・」


「あぁ、この先の宝箱部屋を利用した性犯罪が発生してな。ダンジョン入口に注意札が立つまでは立ち入り禁止になっているんだ。悪いな。」


「そんなことが起こったんですのね。宝箱を見てみたくて来たのですが・・・」


「ん?嬢ちゃん、宝箱見たことないのかい?」


「ええ。見たことありませんわ」


「んー・・・入れることはできんが、扉を開けるなとは言われてないからな。ここから見るだけでも構わないなら開けるが、どうする?」


「・・・いえ、他の宝箱を見ることにします。ここは曰くつきのようですし、縁起が良くない気がしますわ」


「あっはっは、違いない。んじゃ、気をつけろよ。まぁ、そっちの兄ちゃんはそれなりにやれる(強い)みたいだから余計なお世話かもしれんがな」


「それなり、ですか。なかなか言ってくれますね。割と戦闘能力には自信があるのですが」


「んん?まぁ、覚醒一歩手前だろう?あんた、たしか1年位前によみの嬢ちゃんが追いかけてた怪盗君だろ?」


「っ!知られていましたか。」


「そんな警戒すんなって。俺()当時すでに覚醒者だったからな。話が来ただけさ」


「なるほど。そういうことでしたか。失礼しました」


「いいさ。そっちの嬢ちゃんの護衛だろう?気を張って構わんよ」


「あの・・・覚醒者とは、なんですの?」


「ん?あぁ、レベル500を超えて、特殊スキルを得たやつのことさ」


「お強いのですね」


「おいおい、嬢ちゃんみたいなかわいい子に褒められると照れるぜ。」


「その、お名前をうかがってもよろしいですか?」


「ん?いいぞ。粕窪・韋駄天だ。韋駄天の覚醒者さ。」


「韋駄天・・・」


「あぁ、最速だ( ・´ー・`)」


「す、すごいのですのね。では、失礼します。お仕事頑張ってくださいまし!」


「おう!長々と話に付き合ってくれてありがとうな!」


その日、BOSSを何度か討伐し、翌日にはF級の鳥野ダンジョンにてホーンラビットの第2の壁に悩まされつつもレベルを上げ、美咲のレベルは50を超えた。




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