第5話 元黒 幕汰の一日 後編
頭を洗い終え、指示されたところを何度も洗わされた後、顔に行かないよう気を付けながら泡を流す。
次に、やわらかく破れにくいダンジョン産の絹を使ったタオルにボディーソープを付け、背中を丁寧に洗い始める。
「ねぇ」
「どうかなさいましたか」
「手でもいいのよ?」
「非効率的ですので」
「むぅ・・・もう顔色一つ変えないわね」
「執事ですから」
「1年で随分と様になったわよねぇ。最初はあんなに顔赤らめていたのに」
「・・・昔は昔です」
「キャッ、くすぐったいじゃない。いきなり前を洗い始めるのはやめてよね。」
「・・・その手には乗りませんよ?」
「むぅ・・・ちょっとくらい表情変えてくれたっていいじゃない。」
「・・・明日は、お嬢様の15歳の誕生日ですね。」
「そうねぇ。でも、ルーレットどうやって回しましょう?」
「回すという意思があればボタンを押す必要はないそうですよ」
「あら、そうなの?よかったわ。首から下は呪いで私の意志じゃ動かせないもの、どうやってルーレット回すか考えていたのよ?こう、舌を使って、とか」
「とても間抜けに見えますのでおやめください」
「・・・ねぇ、足を洗う時に私の正面に来ても全く顔色かえないのはさすがにどうかと思うわよ?」
「執事ですので」
その後、話題が尽きたのか黙った美咲を元黒は丁寧に細部まで洗い、お湯で泡を流し、丁寧に洗顔をした。
「失礼します」
そう言い元黒は美咲をお姫様抱っこのような形で抱え上げ、風呂に入れる。
「ねぇ、いつも思うのだけれど、私を数十分風呂に入れている間ずっと腕だけで支え続けるのってきつくないのかしら?」
「執事ですので」
「うーん・・・執事とは何ら関係がない気がするわ」
元黒は美咲を風呂から上げ、備え付けてある椅子に座らせ体を拭き、ブラとパンツを着せ、髪を乾かし、寝巻を着せ、「失礼します」と声をかけ、車いすに乗せ換える。
その後、寝る前の水分補給として無駄に美咲がこだわる葡萄ジュースをワイングラスに入れ飲ませ、歯磨きをし、美咲の自室に運ぶ。
美咲を抱き上げ、ベッドの真ん中に置き、毛布をかける。
「お休みなさいませ」
「おやすみ~」
23時過ぎ、2時間ほどですべての業務を終えた元黒は自らの夕食を取り、最寄りのA級ダンジョンである鮮色ダンジョンに向かう。
デストロイヤー所属の冒険者とすれ違いつつ、時折挨拶をされ返事をしながらも、止まることはなく駆け足で向かう。
そして到着し、入口の魔方陣からちょうどいい難易度の100層にまで飛び、
「俺だって男だ!必死に抑えてるのにからかうんじゃねぇよ小悪魔お嬢様が!」
と叫びながら100層のフロアボスを蹂躙する。
気持ちを発散し終えた元黒はボスのドロップ品を持ち、デストロイヤ―のクランハウスに行き常設依頼のクリア報酬を受け取り、紫崎家の屋敷に帰還する。
その後、1時頃に睡眠を開始した。
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Name)Kuromiya Reizi
Sex)♂
number)112987163818
Lv)436
Rank)10
Party)empty
Pro)S級50層
HP)1436
MP)1436
SP)1436
Atk)35
Vit)30
Tec)27
M・Atk)24
M・Vit)30
M・Tec)24
Agi)10
Stm)24
ECL)11
Luck)31
Skill)☆4闇魔法Lv9(M・Atk,M・Tec)
☆3剣術Lv8(Atk,Tec)
☆3身体強化Lv8(Atk,Stm)
☆3衝撃耐性Lv7(Vit,M・Vit)
☆2斬撃耐性Lv6(Vit,M・Vit)
☆2光耐性Lv5(Vit,M・Vit)
☆2魔力操作Lv5(M・Atk,M・Tec)
☆1触手展開Lv6(Tec,Stm)
鎖術Lv6(Atk,Tec)
弓術Lv3(Atk,Tec)
睡眠耐性Lv2(Vit,M・Vit)
【ランキング】
【マップ】
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