第3話 元黒 幕汰の一日 中編
食堂に着くと
「お?美咲ちゃんおはよー。今日は早いね~」
「おはようございます。七海先生。すこし、夢見がよくなくて早く目が覚めてしまいました」
「そうなの?安眠グッズ用意しようか?」
「いえ、大丈夫です。」
「ご歓談の合間ですが、失礼します」
そう料理の準備ができた元黒は言い、美咲を持ち上げ、椅子に座らせる。
その後1口サイズに加工されている料理を運び、一つ一つ美咲の指示の元、口元に運ぶ。
40分ほどかけ食事が終わり、元黒は皿をさげ、屋敷の掃除に向かう。美咲はこの場で七海の授業を受けるのである。ふと、今主が学んでいる範囲は中学の義務教育範囲であるため、やらなくてはならないが、来年以降はどうするのだろうか、と元黒の脳裏によぎったが、それを考えるのは自身の行うべきことではないと考え直し、掃除に戻った。
10時頃、掃除を切り上げた元黒は昼食の支度を始める。美咲は11時まで学習をした後、昼食をとり、また学習を再開するのである。
朝食同様昼食を終え、皿を下げた後が元黒の食事の時間だ。この日の昼食は主の朝食に使ったパンの余りとレタスの端切れ、ハムの端を使ったサンドイッチである。
その後、庭の手入れをし終えた15時頃、ちりん、と元黒を呼ぶ鈴が鳴る。紅茶の時間だ。
元黒は紅茶をいれたティーポットとスコーンを乗せた台車を押し食堂に向かう。
「失礼します」
そう声をかけ、ソーサーとカップを置き、お茶を注ぐ。ついでに七海にもお茶を注ぎ、スコーンを一皿置く。
お茶を1口美咲に飲ませ、一口大に切ったスコーンを食べさせる。
アフタヌーンティーが終わり、ソーサ―とカップ、スコーンのあった皿を回収した元黒はそれらをキッチンに片付け、掃除を再開する。
18時頃、風呂に湯を張り、夕食の準備をする。
19時、インターネットを使い美咲に不要な音楽や動画を視聴させていた七海をにらみつつ、配膳をし、夕食を終わらせる。
その後、20時頃に風呂に入れる。
まずワンピースのボタンを外し、脱がせる。その後、ブラのホックを外し、ブラを脱がせる。
「失礼します」と声をかけ、パンツを脱がせ、持ち上げ、風呂場の鏡の前にあるシャワーを浴びせる用の椅子に座らせる。
「ねぇ元黒」
「どうかなさいましたか、お嬢様」
「明日で、あれから1年になるのね。」
「っ!そう、なりますね」
「ねぇ、あなたはまだ責任を感じているみたいだけれど、私はあなたを恨んではいないわよ?」
「・・・これ以上何もしないでいると、風邪をひいてしまいます。シャワーを開始しますよ」
「もう・・・」
顔にお湯がかからないよう丁寧に髪にお湯をかけ、風邪をひかないよう軽く体にお湯をかけた後、シャンプーを手に出し、髪を洗い始める。
「あー、もっと左。」
「パーマ屋ではありません」
「むぅ」




