あるときある場所で②
その言葉を聞き、私の動きは止まる。それほどまでに、大事な内容だから。
「・・・レイブンを?」
「あぁそうさ。話を聞く気にはなったかい?」
当然。私は、納得していないのだから。
「えぇ。少しはね。でも、彼を復活させるには私達12人が揃い、力を注がなければなければならないじゃない。それは知っているのでしょう?はぁ・・・封印するときには私が何もしなくてもできたのに、解除には全員の力が必要だなんて・・・」
そいつ、いや、同胞は私の背後から離れ、私の正面にやってくる。
「あぁ。そして、序列1位はこの世界に居らず、彼女が封印の解除に同意することはない、そう思っているんだろう?」
わかっているのなら、どういうつもりだろうか?
「えぇ。彼女は決して彼の意思に反して、彼を復活させることはないでしょうね。それとも、何?貴方が代わりに入れば復活させれるとでも?」
「いや、私が入っても復活はできない。が。」
「が?」
「彼女の力の一端でもあれば、その力を増幅し、封印を誤認させることくらいは可能だ。」
つまり、それは・・・
「彼を、復活させることが可能である、と?」
「あぁ。その通りさ。」
「・・・わかった。何をすればいいの?」
「まず、残りの、封印の要となっている奴らの守護を任されている守護者にも話をつけに行く。」
「反対されたら?」
「私が封じる。力を吸い出す機構を用意するから、意志は関係ない。」
「ふぅ~ん・・・」
「そういうわけだから、他の守護地にいく。」
「ん。わかった。協力するわ。まずはどこに行く?」
「そうだな・・・あ、言い忘れていた。」
「うん?なに?」
「序列3位の片割れには君が封印されていることになっている。」
「・・・どうして?」
「1,2,3は強さが別格、厄介だった。で、彼の能力のメタファーになっているのは君の力だ。片方だけであれば、君が完封できるだろう?そのための伏せ札さ。で、真っ向から戦うのは得策じゃないから、片割れを騙して異界に追放した。本人は、この世界の維持のために必要なことだと思っているがな。もう片方は封印済みだ。二人そろえば厄介だが、1人であれば勝てない相手ではなかったよ。」
「ふむ、なるほど。つまり片割れからは私は隠れた方がいいってことかしら?」
「いや、あちらからこちらが見えることはないから、君から連絡しなければ問題ないさ。封印されていると思っている相手に連絡してくることはないだろうしね。」
「了解。だれが封印されているかは序列2位にしか伝えられてなかったわよね。封印されていないのが誰なのかは知っておきたいんだけれど?」
「序列2位、序列7位の2人。それに君と私を含めた4人が今のこの世界に存在している守護者さ。」
「うん?貴方も守護者だったの?」
「あぁ。守護地は封印の補助5つと核であるここを含めた6か所だからね。序列4位のところに序列2位が、序列5位のところに序列3位の片割れ、序列6位のところに序列3位の片割れ、序列12位のところに序列7位、序列8位と序列9位と序列11位のところに序列13位、ってね。」
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