第2話 緑川の日記 「誕生日」
後になり、当時のことを考えると非常識的なことだと認識できるが、俺は日常だと信じて疑わなかったし、あのしんという男が来なければまだその生活は続き、今もなおその中にいたと考えれば、しんに対して感謝の念しかないのだが、しんが俺の父を倒し、俺を再び抱き上げたとき、
「生JCのにおい」
とボソッとつぶやいたことから不信感を抱いたし、その直後我が家に訪れた金髪の若い男に
「んの変態が!ついに手を出しやがったな!」
と顔をたたかれているのを見て、やはりあれは変態と呼ばれる生き物だったのだと確信し、幻滅もした。
だが、あの男が俺を助けてくれたことは事実であったし、あの発言までの間、かっこいいと思っていたことは間違いない。
それに、俺の初恋の相手は、あの人なのだろうとも思った。最初抱きかかえられたときはドキドキしたし、この人のことを知りたいと思った。
だが、変態であるということは知りたくなかった。初恋は儚いといってももう少し、どうにかならないものだろうか。
そんなことがあった2か月後の2017年4月5日、俺は15歳の誕生日を迎えていた。
15歳というのは、2年ほど前から特別な年になったので、俺は、起きるとすぐにルーレットを回すことにした。幸い、動体視力には自信があったため、最初のスキル数は8を得ることができた。10を狙って取れるのは化け物だろう。
その後、スキルの星数のルーレットも順調に回し、5が3個、4が2個、3が3個という結果になった。その後のステータスがこれである。
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Name)Midorikawa Sinra
Sex)♀
number)969382729838
Lv)1
Rank)1
Party)empty
Pro)なし
HP)11
MP)11
SP)11
Atk)23
Vit)27
Tec)13
M・Atk)7
M・Vit)27
M・Tec)7
Agi)11
Stm)11
ECL)8
Luck)52
Skill)☆5身体強化Lv10(Atk,Stm)
☆5飛行Lv10(Tec,Agi)
☆5精神無効(Vit,M・Vit)
☆4衝撃耐性Lv8(Vit,M・Vit)
☆4斬撃耐性Lv8(Vit,M・Vit)
☆3剣術Lv6(Atk,Tec)
☆3抜刀術Lv6(Atk,Tec)
☆3幻覚魔法Lv6(M・Atk,M・Tec)
【ランキング】
【マップ】
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見事にトラウマとその後のしんの姿がそのまま反映されたようだ。
儚く散った初恋が、この先の人生に影響を及ぼすというのも粋というやつなのだろう。




