第10話 青・緑・黄と合成魔法初披露
「おいおいこれやべぇよな!緑川さん!」
「あぁ、さすがに低級とはいえ、この数は厳しいぞ!なんてことをしてくれたんだ黄原!」
「すみません!でも、スキル使ってみたくなったんっす!」
「だからと言って、あのような大きな音が鳴るスキルを使う馬鹿がどこにいる!それに、MPを使い果たして倒れるなど・・・青山!どうにかできるか!?」
「さすがの我にも不可能だ!50匹くらいまでならどうにかならなくもないが、軽く10倍はいるではないか!」
「え?一人150匹くらい狩ればいいんじゃないっすか?いけますよ!」
「あほか!1対1を100回繰り返すのと、この数と1度に戦うのでは難易度が違う!俺も青山も広範囲スキルは持っていないんだ!」
「う・・・じゃぁ、逃げるか誰かに助けてもらうしかないんじゃないっすか!?」
「っち、そうだ、他の人もいるんだ、この数をトレインしたのでは、この級を狩場にしている人に迷惑が掛かってしまうな。やるしかないか。青山!二人で黄原がマジックポーションを飲む時間を稼ぐぞ!」
「っふ、仕方ない、この我が切り伏せてくれよう!」
「大変そうですね。手伝いましょうか?広範囲魔法、持っていますし。」
「!?だれだ!どこから声をかけている!」
「あ、上です上。赤羽と申します。で、お手伝い、いります?」
「同年代の少女に頼るというのは情けないが、それしかあるまい。頼む!」
「わかりました。では、行きますよ。魔力操作:風魔法Lv8ウィンドストーム+火魔法Lv3ファイアアロー 範囲増大!=フレイム・アロー・ストーム! 」
魔力操作の効果により2つの魔法が合成され、魔力を多く使ったことにより通常より範囲が大きくなった魔法が発動される。
ゴブリンたちの中心に炎の竜巻ができ、そこからファイアアローが飛び出す。
静葉の魔力は残り10ほどになり、呼吸が荒くなるが、ゴブリンは残り50ほどまで数を減らした。
「この数なら余裕だ!助かった!青山、やるぞ!」
「おう!」
青山と緑川と呼ばれていた少年らがゴブリンに切りかかり、無事殲滅に成功した。
「助かった。ありがとう、赤羽さん。」
「いえ、ダンジョン内では助け合いですので。」
「赤羽ちゃんっていうんすか?よろしくっす!僕の名前は黄原 涼っす!よろしくっす!」
「馬鹿野郎、お礼が先だろうが。誰のせいでこうなったと思ってやがる!あ、ありがとうございました。わ、俺の名前は、青山 厳動です。」
「あー・・・名乗るのを忘れていた。俺の名は緑川 森羅。本当に助かった。黄原と青山の引率に来たのだが、判断が甘かったようだ」
「流れ的に私も自己紹介をしたほうがいい感じかしら。私の名は赤羽 静葉です。ご無事で何より。」
「静葉ちゃんはひとりっすか?パーティー組んでないなら、僕らと組まないっすか?」
「い、いえ。私は、スキルの都合上、一人のほうが万が一の時逃げやすいので。」
「そうっすか・・・残念っす。じゃ、じゃ、メアド交換しません?」
「黄原!赤羽さんに迷惑がかかるだろう!」
「え~?でもそんなこと言ってる青山君も、メアドほしいんじゃないっすかぁ?気になってるんでしょう?」
「な、なにを言っているんだ!」
「え~?だって、いつもとしゃべり方違いますし~『我は!』とか言ってたのにぃ」
「そ、そんなことはない!」
「二人ともうるさいぞ。すみません、赤羽さん。」
「いえ、仲がいいんですね。」
「そういってもらえて何よりだ。黄原のような不純な動機ではないが、メアド交換してもらえないか?ダンジョン外で今回の礼がしたい。」
「んー、では、緑川さんだけであれば」
「助かる。」
「え~ずるいっすよ!」
「うるせぇ黄原!お前は反省しやがれ!」
「ぶーぶー青山だって悔しがってたくせにぃー」
「そ、そんなわけないだろう!」
「そうですよ黄原さん。私なんかのメアドに価値なんかあるわけないじゃないですか。青山さんが迷惑してますよ?」
「あ、いや、そういうことではなく・・・」
「え~?赤羽ちゃん、マジでそう言ってますぅ?かわいーのにぃ。」
「か、かわいい!?そんなわけないじゃないですか。私みたいな地味子が・・・」
「え?地味?そんな真っ赤な髪と瞳してて地味はないっすよ」
「え?赤?えぇ!?ほんとだ!赤くなってる!なんで!?」
「あぁ、地毛ではないのなら、魔法獲得の影響ではないか?獲得直後と、魔法を使った後しばらくは色が変わると聞いたぞ。」
「あ、そうなんですね。ありがとうございます。」
「調べればわかる程度の知識だからな。」
「そ、そろそろ行きましょう緑川さん?俺ら、ボロボロですし。」
「む、それもそうだな。帰るか。行くぞ黄原」
「赤羽ちゃーん!またねぇ!」
「あ、はい。」
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