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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第7章 橙
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第10話 学長のイメージ

意味不明な状況を理解しようとしている間に、駆逐さんが黄泉さんに現在わかっていることと仮説について説明した。そして、黄泉さんが口を開く。


「それ、こーあん案件じゃね?」


「ま、だよね。」


こーあんとは誰だろう?この件を解決できるのだろうか?黄泉さんと駆逐さんの意見が一致するということは、信頼できる人物なのだろうか?


「こーあん呼ぶか・・・」


「お待ちください。」


「うん?どうしたの深海さん」


「こーあんに話すのは、明日の、逃れることのできない状況の方がよいかと」


「なんで?」


「こーあんなら対処できるかもしれませんが、時間的余裕があれば逃げそうなので。」


えっ?それは信用していいの?


「確かに、あり得そうだ。じゃ、何時話す?」


「たしか明日は午前9時から午後6時まで宴会から逃げ、もとい弟子の修行で忙しいらしいです。いつ現れるかにもよりますが。」


あ、言うのを忘れていた。


「今までの世界線では、午後7時から午後9時のどこかです。」


「ふむ。6時に終わったとしても、問題はなさそうですね。」


問題なさそうでよかった。伝え忘れで死ぬのは嫌だ。


「19時から21時、ちょうど延喜法で言うところの戌の刻だね。」


「シュブニグラスで犬っていうと、”ティンダロスの猟犬”が浮かびますが・・・もうシュブ=ニグラス確定じゃないですか?わざわざその時間に召喚したのでしょう・・・そして、これ、ディルではない何者かが真犯人の可能性ありますよ・・・確か日本人ではないはずです・・・」


「・・・ロキ、いや、灰原じゃね?」


真犯人に心当たりがあるのだろうか?


「・・・ディルを従えていましたし、西に逃げて行ったんでしたね。戌の刻という考えを知っていても不思議ではありませんし。このような無駄なダジャレのようなことをやるかやらないかで言えば、やるでしょうね」


「やっぱりこーあん案件じゃないか・・・ん?待てよ?いま灰原が日本にいないのに起こるのか?」


「もしかすると、事前に明日のその時間に召喚されるような仕掛けがあるのかもしれませんね」


「でもそうなると、最初は未来が見えてたのがおかしくね?」


そうだ、もう一つの仮説を言い忘れてていた。


「その・・・」


「うん?」「どうかしましたか?」


「私を追ってきている可能性って、ありませんかね・・・?」


「いやいや、まさか」「流石に世界を超えては・・・来るかもしれませんが、執着される心当たりがあるのですか?」


「ありませんが、私が能力を得て記憶を取り戻した後から未来が見えなくなった、というのであれば、あり得ないと一蹴して良い仮説ではないのでは、と。」

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