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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第7章 橙
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第6話 緊急事態

わかる、そう駆逐が断言しようとした。その瞬間、空間がゆがみ、巫女服の少女と蒼い髪の男性が現れる。


「駆逐さん!大変!未来が読めなくなった!」


「え?それは・・・大変な事態としかいいようがないじゃないか!原因は!?」


「昨夜、駆逐さんに妖怪について話した後、今夜から丸一日開催する宴会の際に誰が飲みつぶれてしまうのか確認し、事前に放り込む用の家直通の空間を開けるために見てもらっていたのですが、夜12時に倒れてしまいまして。つい先ほど、目覚めたときの第一声が、不意に、真っ暗になった!と。なにかが起こるきっかけが生じた可能性があります。」


「むむ?どういうことだ?」


どうやらこの少女が未来が分かる、と言っていた根拠らしい。というか、私が能力を得た後ということは、もしかして、私が引き連れているのだろうか?私が原因であの化け物が現れる?


「なぁ、橙木アゲハちゃん。君には聞きたいことがあったんだが、そんな暇がなくなってしまったようだ。」


「待ってください!その原因は、私が言っていた化け物かもしれません!」


「ほう?なるほど、あり得ない話ではない。だが、そもそも、君はなぜそのようなことを知っているんだい?その化け物とやらを召喚しようとしている者達の一味で、裏切った、という風に考えるのが自然なのだが、どうしても腑に落ちない。君は、何者だい?1夜にして現れた覚醒者にして、名を保持する者よ。」


一気に言われて、よくわからない。でも、私が何者なのか、答えればいいのかな?というか、名前と私が覚醒者の条件を満たすスキルを得ていることを知られているということは、鑑定されたのかな?


「駆逐さん!その娘、混乱しちゃってるよ!まだ子供なんだから!」


「あ、あぁ、俺としたことが焦ってしまったな。申し訳ない。それと、君の情報については、鑑定させてもらった。」


やっぱり鑑定だった。でも・・・


「鑑定したならスキルを見ればわかるのでは?」


「うん?もしかして、知っている理由はミソロジースキルにあるのかな?ミソロジースキルがどんなスキルを内包しているのかは、鑑定ではわからなくてね。」


そういうことなのか。


「では、お話しします。私は、何度も何度も何度も何度も、この2日間を繰り返し、あの化け物に殺され続けているのです。」


「うん?繰り返す?もしかして、時間遡行?でも、時間遡行の本人に自覚があるはずはないんだが・・・」


そう、本来であれば、このようなことが起こるはずはない。


「時間遡行ともう一つのスキル、記憶力強化から進化する完全記憶の影響で、本来遡行すれば忘れるはずの記憶を保っているのです。」

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