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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第7章 橙
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第5話 目覚めと化け物について

ふと目が覚めると、カーテンから光が差し込んでいる。

時間は限られているのに、寝すぎてしまった?そう思い、時計を見ようとする。


・・・ん?時計がない?というか、ベッドも違う?・・・部屋自体が違う?


「知らない天井だ」


そう思わずつぶやく


「あはははは!まぁ、知らない部屋というのはあっているけれど、余りにも不用心過ぎないかな?知らない部屋にいるのにのんきだねぇ」


「!?だれ!?」


「ん?あぁ、私はクランデストロイヤーのクランマスター、駆逐だよ。忍びにさらわれ妖怪に追われていた君を確保したのだが、家が分からなかったものでね。クランハウスに寝かせておいたのさ」


そう言い、駆逐は窓を開ける。


驚いたし、信じていいのか不確かであるが、窓から鳥野山と、その下にある屋敷達が見える。角度的に、ここほど高い物件はこの区にデストロイヤーのクランハウスだけだ。デストロイヤーの関係者ということは間違いないだろう。そして、クランの中でクランマスターを騙るなどという阿呆なことをする人はいないだろう。いるとすれば、本人の許可を得ての行動か?で、あれば、あの化け物について話すべきだろうか?


「うん?どうしたんだい?そんなに見つめて。たらしのヴィドさんじゃあるまいし、俺の顔を見ても楽しいことはないだろう?何か言いたいことでもあるのかな?」


「あ・・・えっと・・・その・・・」


言うべき、だろう。


「うん?なんだい?」


「その・・・明日、化け物がこの区に現れるって言ったら、信じてくれますか?」


「うん?化け物?」


「はい。」


「それは、どういう?姿だい?」


「触手のようなモノがいっぱい生えていて、大きな口があって、短い足が生えてる肉塊みたいな存在です」


「うーん・・・ローパー系のモンスターが溢れるっていうことかな?それとも、そういう妖怪か何かが復活するのか・・・まぁ、安心したまえ。今この区には、並大抵の存在であれば容易く、下手すれば神すらも下し得る戦力が集まっている。その化け物がどのような存在なのかはわからないが、どうとでも」


甘く見られては、困る。その慢心のせいでまたやり直しになってしまっては、次この世界線に来るのがいつになるのかわからない。今回でどうにか終わらせたいというのに・・・


「その存在が、えーすさんであろうと敗北する存在だとしても、ですか?」


「うん?それはどういうことだい?うちの”不敗”が敗北する?そんな存在が、私たちの知ることなく存在していて、この地に現れる、と?」


他の世界では”最強”と呼ばれていたえーすさんが、この世界線では”不敗”と呼ばれているのだろうか?


「そういうことになりますね」


「あり得ない。断言しよう。我らには未来が分かる存在がいるんだ。そのような出来事が起こるのであれば、事前に」

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