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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第7章 橙
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第3話 化け物の召喚者

理解不能なステータスを見た私は、このよくわからないスキルについて、この世界での記憶を手繰り、理解しようとする。すると、記憶が間違っているのではないか、と考える点が存在した。


「・・・おかしくない?こうなると名前が変わるという記憶なのに、変わってない?どういうこと?間違っているのはどっち?それとも、私が異質?って、このスキルがプラスに働くことはあってもマイナスに働くことなんてないようだし、他のことと記憶をすり合わせよう・・・」


確か、あの化け物を呼び出したのは、ディルと名乗る赤目の狂信者だった。あの化け物はクトゥルフ神話の存在である、というのが3回ほど前の回で分かった。今まで毎回記憶を探って調べていたけれど、何もわからなかったディルについて、今回の記憶で何かわかることは・・・


「あれ?前の日曜の緊急ニュースで討伐されたダンジョン犯罪者、見た目も名前も一致してるのだけれど・・・え?解決してるってこと?・・・もしかしてこの世界線に来た時点で勝利なの?召喚させないことが正解だものね・・・今までどうやっても止めることができなかったけれど・・・実感がわかないわね。明後日まで生き残れたら、喜びましょう・・・」


で、あれば、私がすべきことはただ1つ。記憶と異なる、クランデストロイヤーについて調べてみることだけだ。


「えーっと、クランマスターは駆逐っていう人で、設立は・・・え?ランスコープより前なのね・・・最近の活躍は・・・ディルが幹部として所属していたダンジョン解放連盟とやらを壊滅?あの化け物級を複数討伐したってことかな・・・なら、もし別な要因で復活しても大丈夫なのかな・・・?」


どうしても不安がぬぐい切れない私は今日、クランデストロイヤーのクランハウスに訪れてみようと思う。覚醒者はとても多いというわけではないようだし、無下にはされないでしょう。もし駄目だったら・・・駄目だった時考えればよし!


「さて・・・他の回ではいてもたってもいられなくて眠気なんて感じなかったけれど、ここまで違うと、どうにかなりそうで・・・緊張感がなくなって眠い・・・わ・・・」


橙木が眠りにつく。


すると、窓がひとりでに空き、黒い忍び装束の人間が入ってくる。


「この少女が今回の目的か。睡眠ガスを注入してもなお、しぶとかったな・・・だが、眠ったのであれば、問題はあるまい。いつも通り、運ぶか」


そして忍び装束の人間は橙木アゲハを担ぎ上げ、闇夜に消えていった。

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